『実は僕、統合失調症なんです!』時給200円弱の障がい者の僕がお金か健康かの選択を考えていきます。
こんにちは、あまたつです。
『実は僕、統合失調症なんです!』シリーズやっていきます。時給が200円弱と聞いたらどんなブラック企業だよ!と思う方もいると思います。しかし一般企業で働けない障がい者のためにB型作業所という福祉施設があります。
今回は統合失調症を背負いながら働く葛藤など僕の体験を書いていきます。こういう風に働いてるんだなと知ってもらえると嬉しいです。
僕は閉鎖病棟に三ヶ月入院し、退院後エネルギーが貯まってから地元のB型作業所(就労継続支援B型)で働くようになりました。B型作業所は就労訓練の意味が強いです。
A型作業所(就労継続支援A型)もありますが違いはA型作業所が最低賃金以上はもらえてB型作業所は最低賃金以下100円や200円だったりします。工賃が高いB型作業所もあります。
給料は作業能力によっても変わる場合があります。またA型作業所は週5日働かなければ行けませんがB型作業所は勤務日数は自由です。
B型作業所やA型作業所は各施設ごとにルールや作業が異なります。障害を抱えて働きたい人は送迎の車が出る施設もあるので調べてみるのも大切です。
黙々と作業することが多く、調子が悪くなると喋りたくなくなる体質なので少し体調不良でも作業を続けることができます。
職員さんも丁寧に作業の指導もしてくれますし、叱られるときも言葉の中に優しさがあるので責められた気分にならずに続けられます。また職員さんとも人間関係良好なので精神的に楽です。
B型作業所によってはノルマが厳しいところがあるみたいですが、僕が通っている作業所は職員さんが時間に追われる作業はやらないように営業してくれるので焦らず作業出来ます。
同僚も静かな人が多く、雑談することもありますが心の距離感がちょうど良くストレスフリーです。
ここで働いていている限りは統合失調症が再発しないだろうと思ってます。
ここまでは良いところだらけですが、不満があるとしたら給料が時給200円弱ということです。まだやれる作業が限られているからということもあります。
友人から「どんな仕事しているの?」「1ヶ月の給料いくらぐらい?」と聞かれると苦しくなります。健常者の友人と仕事の話をすると劣等感を感じる場面もあります。
実家暮らしで障害年金を貰っているので最低限生活はできますが、自立出来るようになりたいなと思うようになりました。
母の支えで生活できているけど、将来的には自立しなければなりません。
一度B型作業所から以前パートで働いていたドラッグストアのパートに移行しようかと思ったたことがありました。しかし過去の人間関係のトラウマが出てきてフラッシュバックが起き統合失調症が再発してしまいました。結局、面接当日に面接を断ることにしました。
その時に「パートは支援員さんがいるわけでもないし、障がい者に理解のある同僚がA型作業所のほうが多く、そっちのほうが向いているかも」と思いました。
三ヶ月以上B型作業所を休職することになりました。働いていてなかったこともあり、「早く働きたいな!」と思うようになりました。
働くことが心の支えになっていることに気付けました。
復職して職員さんや同僚と雑談できたり働ける喜びを感じました。
しばらくはここで働こうと思っていました。しかしコロナが広がり始め「早く自立しなきゃ」と焦るようになりました。
二人暮ししている母が喘息持ちで、不安感が強くなると「母がコロナに感染して死んだらどうしよう」という思考が出てきました。自立を焦ったのはコロナのせいと気づいたのは最近でした。
最低賃金もらえるA型作業所に行きたいなと思うようになりました。たまたま地元に野菜やフルーツを販売しているA型作業所があるので行ってみました。A型作業所の施設長らしき人と話をしてみると人柄もよく魅力的に想えました。
ただ気になることは健康面です。A型作業所に定着した知人は何回も入退院を繰り返しやっと定着しました。また行ったA型作業所ではB型作業所から来た人は勤務してないと言われました。
僕はもう入院して独房のような保護室には入りたくないと思ってます。また二度目入院すると入退院を繰り返しやすいとも聞きました。
また母からは「入院したら仕事終わってから洗濯届けないといけないし、薬のせいか人が変わって怖くなったから極力入院しないで」とよく言われます。
A型作業所は週5通わないといけないので体力面での不安もありますし、業務をこなせるか不安です。
お金をとるか健康をとるかは難しいです。長期入院した知人からは「焦って仕事しないほうがいいよ」とも言われました。
施設長とは少しずつやれる業務を増やしながら日数を増やす話をしました。
できる業務を増やしながら自信をつけ、A型作業所に見学や体験できるまで準備だけはしておこうと思います。
お金と健康のバランスは統合失調症持ちの人だけでなく精神障がい者にとっては難しい選択になります。十人十色で正解はそれぞれです。心の幸せを得るにはお金も健康も大切です。何が自分にとって幸せか考えるのは大切です。
健常者の方もお金と健康で悩む場面があるかもしれません。うつ病などになったら体を大切に考えながら生きるかと思います。自分なりの正解を見つけて欲しいです。
『実は僕、統合失調症なんです!』は書籍化を目標に書いています。まだまだ統合失調症は偏見があり、僕含め知人に統合失調症を告白しづらいのが現状です。気楽に「実は僕(私)、統合失調症なんです!」と言える社会づくりを目指しています。
僕の記事を読んでもらい「私の病気はこんな感じなんだよね」と紹介したくなるような記事を書いていきます。
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