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6月男!!!
オータニさーんが大リーグで大活躍している。
例年6月に、特に調子が良いので「6月男」ということらしい。
カリフォルニアの青い空の下、爽快にその能力を発揮しているようだ。

6月は、雨の時期。日本では、「梅雨」のジメジメしたイメージ。

私は、5月に台湾一周をしようと考えていた。5月の台湾は雨の時季と知り、6月に延期し航空券を探していたのだが、なぜか、タイ・バンコクに来てしまっていた。

タイ・バンコクの6月は、「雨季」である。
しかし、雨季と言われているほど、雨が降っていない。
6月上旬バンコクに着いたときは、雲が多かったが、雨はなく、蒸し暑さを異常に感じた。
その後、夜や明け方、雨が降ることもあるが、やはり、雨季という割には、
雨が少ないと感じる。たまたまだろうか。

1年前の4月、「乾季」というか、「暑季」と言われる時季のバンコクに来たときの方が、雨が多かった気がする。
朝、夕に、突然の大雨で、道が冠水していたようだったが、今年の6月の今、私がいるバンコクの雨季は、たまたまなのか、世界的気候変動の影響なのか、他の地域に大雨が移っているためなのか、どういう理由か知らないが、雨が少ないように思えた。。。

ヨーロッパでは、6月は、晴れが多く、1年で一番気候が良い時期だと言われている国が多い。英国やフランスにいる親戚家族や友人、知人に言わせると「6月が一番よい季節だ」とみんな口をそろえていう。

「6月男」の居る米国LA辺りも比較的雨が少ないカリフォルニアブルーの晴れのイメージがある。それでも、今年5月には、「6月男」のゲームが大雨で長時間中断したということがあったと記憶している。

私は、蒸し暑い6月のバンコクのホテルで、ネット検索をしていた。
たまたま、高校の同級生T君のブログを見つけ、そのブログに「6月」に関係するエッセイのような文章があった。おもしろい内容だった。

同級生T君がバンドをやっていて30年近く前にプライベートで出したCDが、どこかの国で、どこかの国の人に中古CDショップで買われて、それが
ユーチューブに動画アップされていたのを、たまたま、T君が発見したとのことだった。
ネット動画にアップされていた曲名は「6月の雨」 

ヨーロッパのどこかの国の人が、どこかのヨーロッパの店で、そのCDを発見して、「6月の雨」というのが、ヨーロッパの人にとっては少し不思議な違和感があり、もちろん、その曲が良いこともあって、ネット動画にアップしたのではないかと勝手に想像した。

とても良いインストゥルメンタルの曲で、多分、同級生T君が作曲した作品だと思う。正直なところ、「6月の雨」を感じはしなかったが、高中正義をおもわせるその曲は、素晴らしい作品だと思った。
素晴らしい良い曲なので、どこかの国の人もそう思い、自分のネット動画で紹介したのであろう。

同級生T君は、高校時代からピアノなどを演奏し、作曲もしていた。
高校2年の合唱コンクールでは、クラスメートが書いた詞に曲をつけて、伴奏もして、優勝を勝ち取ったりしていた。
高校3年の大学入試を控えた重要な時期の12月に、ジョン・レノンがNYNYで銃弾に倒れた翌日には、ジョン・レノンの追悼曲を作り同級生の前で演奏したりした。
日本を代表するT大学に入っても、サークル活動で、ミュージカル音楽の作曲などもしていた。一度、たまたま、大学の学食で出会った際に、彼がプロデュースするミュージカル公演に誘われて行ったこともあった。

彼の音楽的才能は、かなりのもので、プロの音楽家にでもなれたのではないかと思ったが、彼は、日本を代表する企業へ行き、海外の大学院へ留学し、日本社会の一端をささえる重要な仕事をする、エリート社会人のコースを歩んだ。
密かに、洋楽系第二の「小椋佳」になるのではと、勝手に彼の将来を期待・想像していたこともあった。

たまたま、同級生T君のブログを発見し、たまたま、彼が発見した自分のCDがネット動画にあげれているのを発見し、そのことをT君が書いたブログ記事を、私が、たまたま、読んで、そのどこかの国の人がアップした動画を発見して、その曲「6月の雨」を聴いた。

バンコクのホテルの一室で、同級生T君に関するネット情報をPCで収集し疲れたので、気分転換に、蒸し暑いバンコクの街を歩くことにした。

チャオプラヤ川のフェリー乗り場の脇で、マスクマンが路上ライブをやっていた。タイ・アクセントの「レット・イット・ビー」を聴いた。

久しぶりに、同級生T君に、会ってみたくなった。

私は、すぐ、ホテルに戻った。PCを開き、ネット予約してある帰国便を1週間早める変更手続きをした。
変更手続きを完了し、航空会社のホームページを閉めると、
「【6月男】オータニさんが青空のLAで特大ホームランを打った」と、ネット速報が入った。

「6月の雨」があるCD 「ゴドーを待つ街」が特に気になる 高校3年の時のジョンレノン追悼演奏会での「HEY JOHN」もある このCDが欲しくなったが、入手困難だろうと思う。
タイ・バンコク・チャオプラヤ川フェリー乗り場脇 マスクマン路上ライブ
♪♪♪LET IT BE♪♪♪
日中は蒸し暑いバンコクだが、ストリートミュージシャン達の音楽を聞きながら散策する
夜のバンコクは快適である。特にチャオプラヤ川沿いは、風が抜けるのか気持ち良い街だ。


【6月の雨 追記メモ】

バンコクの街を散策していて、ストリートミュージシャン達に出会った
マスクマンが、レットイットビーを唄っていた。
同級生T君を思い出した。T君は、洋楽が好きで、特に、ビートルズのファンだった。ちなみに、私もビートルズファンだったが、ローリングストーンズの方がよりスキだった。
T君は、高校時代、学業成績は優秀で、音楽的才能も素晴らしかった。
大学入試1ヶ月前にジョンレノンの悲劇があったにも関わらず、追悼曲を作り、悲しみを乗り越え、現役で最高学府の中でも最難関のT大学、その最難関と言われる学部(正確には主にその学部に進学する学類)に合格した。
今回、発見したネット動画のCDには、含まれていないようだが、「雨」という楽曲も作っていた。高校2年の合唱コンクール用に作曲した作品だ。

今回、私は、雨の少ない蒸し暑いタイ・バンコクから、当初の予定より少し早く帰国した。
東京は、梅雨にも入り、本格的な雨だった。
バンコク以上に蒸し暑く「雨季」を体感した。

世界的な気候変動の影響で、雨の降る場所、雨の降る時期が狂っているのかもしれないと思った。

今、私は、「ゴドーを待つ街」というT君が作ったであろう曲名とその内容作品に込められた意味が、気になってしょうがない。

(2024年6月もそろそろ終わるころにメモする)


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