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成功者には「逃げ癖」がある

こんにちは。人生逃亡中のアルパカ社長です。

逃げると聞いてあなたは良いイメージを思い浮かべますか?それとも悪いイメージを思い浮かべますか?

一般的には悪いイメージを思い浮かべると思います。日本の教育がそうだからなのか日本人の生まれ持った性質なのかわかりませんが、逃げることについてイメージの良い話は全くといっていいほど聞きません。逃げ癖がつく、現実逃避、敵前逃亡、責任逃れなどどんな言葉もマイナスイメージばかりです。

しかし逃げることは本当に悪いことなのでしょうか?

動物は本能的に生き延びる為に逃げるという選択肢を必ず持っています。人間だけです。というか日本人だけかもしれません。逃げることが許されない環境というのは。歴史的に見てもそうです。特攻隊は帰還する燃料も積まずに攻撃へと飛び立っていきました。

私は逃げなかった人たちを尊敬しますが、逃げられない環境を作った者を愚か者だと思っています。

本来逃げるという行為は防衛目的で行われるものです。その防衛を許さないのは愚の骨頂でしょう。

職場においても同じです。仕事から逃げるのは現在の状況では達成できないという判断による自己防衛です。要するに立て直しが必要だと判断したから逃げるのです。それを「逃げるのか?」「現実逃避するのか?」「逃げても一緒だぞ」「責任感が無さすぎる」と追いつめるのは明らかに間違っています。

そもそも上司というのは立て直しが必要だと判断した部下がいたら、立て直しをサポートするか、立て直すために一時撤退のしんがり(後始末)を務めるのが上司です。上記のように追いつめる上司は自分自身が上司としての責任から逃れようと必死なだけです。

成功者たちは成功するまで諦めずに続けたから成功したとよく言います。

さも逃げずに挑戦し続けたから成功したように聞こえますよね?

違いますよ実際は。逃げ続けていたのです。失敗を繰り返し、その度に致命傷になる前に逃げて立て直していたからこそ挑戦し続けられたのです。逃げずに致命傷を負っては二度と挑戦ができなくなります。

職場でも致命傷(損害賠償やうつ病等)を負えば次の挑戦ができなくなるもしくはできたとしても先延ばしになってしまうのは同じです。

「逃げ癖がつく」というととても悪いことのように聞こえますが、そもそも逃げ癖がつくほどその人はいくつも挑んできたということなのです。挑み癖と言ってあげませんか?何度も挑んでダメだったからこそ逃げ続けてきたのです。

それを逃げ癖というのならば成功者たちはみんな逃げ癖を持った人たちです。むしろ逃げ癖がないと成功できないと言えるでしょう。うまく逃げられない人は成功できません。致命傷を負う前に必ず逃げなければならないのです。

戦でも敗北後に致命傷を免れようとすれば逃げることが必要です。同じように人生やビジネスにおいても失敗後に致命傷を免れるには逃げなければならないのです。

それは恥でも何でもありません。次に挑むための逃走なのです。

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