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883 物を雑に扱わないこと
こんにちは!
(一社)全日本ミニマリスト協会です。
【物を雑に扱わないこと】
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ミニマリストを目指すと、いかに今の自分が不要な物に囲まれているのかが認識できます。
それらを少しずつ手放す必要性に駆られることが多くありますが、かと言って手放すから雑に扱うことや、適当に扱うことは違います。
今ある僕たちの便利な生活は、物があるからこそ今の生活が成り立っている部分も多いにあり、たくさんの不要な物があったとしても、それを求めたのは過去の自分であり、お金を払って手に入れたのは間違いありません。
お金を払ったということは労働の対価としてであり、すなわち自分の時間を投資して手に入れた、もっと言うと命を費やして手に入れたとも言うことができます。
そうまでして手に入れた物を、ミニマリズムに興味を持ったからと言って雑に扱うことはあまりオススメできません。
むしろミニマリストは、《物を大切に扱う生き方》と表現することもでき、ミニマリストがどう、物の数が多い少ないに関わらず《物を大切に扱う》というのは人としてとても大事な資質になってきます。
ただ、物が多いと関心が薄れるのが人という生き物であり、
物が多いことが大切に扱う気配りを奪っていくのです。
例えば2足だけある靴と、10足ある靴とではそれぞれの靴にかける想いは違うでしょう。
誰もが経験したことがあるはずです。
つまり、それぞれの物を大切に扱おうとするならば、必然的に物を少なくする必要があるのです。
とは言え、日常の様々なことで感情や時間が振り回されて、雑に扱ったり時には物に当たったり、そんなこともあるでしょう。
これは自戒も込めて伝えています。
一時的なストレス発散にはなるかもしれませんが、本質的にはそれが良くないことだと大人ならば分かっているはず。
物に当たるより、自分の感情コントロールが上手くできる人になりたいものですね。
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ついつい物を手放すこと、物からの距離を取ることを考えてしまいがちですが、ミニマリズムは手放すことだけではありません。
「手放すことができないならば、今持っている物を大切に扱いましょう」
という側面もあります。
人はひとつのことに注力すると、他のことが疎かになってしまいますが、
器用なことができないのが人間というもの。
もし手放すことができないならば、今持っている物を大切に扱う。
手放すことができないならば、手に入れることから距離を取る。
そんな方法もあるのです。
物事を一側面だけで見ることだけをせず、多角的に捉えて自分がやりやすい方法を見つけていく。
答えがひとつではないのがミニマリズムであり、
だからこそ《人それぞれのミニマリズム》を尊重することが大切になってくるのです。
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もしこのコラムを読んで日頃の物に対する扱い方が少しでも雑に感じたならば、少しだけ物を丁寧に扱うことを心掛けてみましょう。
それだけで物が応えてくれるようになります。
物を大切に扱うことはすなわち、自分の生活も少しだけ丁寧になることにも繋がってくるので、雑な生き方もしなくなってきます。
せっかく生きる毎日ならば、雑に生きるよりかは心を通わせた時間を過ごすことで豊かになってくるのです。
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