983 ホテル生活
こんにちは!
(一社)全日本ミニマリスト協会です。
【ホテル生活】
ーーーーー
最近ホテルに泊まることが珍しく重なりました。
本当は家で寝たいし、家にいたいと思うくらい家が快適ですが、
仕事なのでこればかりは仕方がありません。
ということで、ホテルに泊まることが多いです。
ホテルに泊まるのもあまり好きではないですが、
せっかくならホテルを満喫しようと思って、部屋に入ったあの瞬間の気持ちよさを毎回感じようとしています。
旅館やホテルはまさにミニマリズムの世界線。
必要最低限のものだけが設えてあって、ほぼ何ひとつ不自由がない。
これと言って使うものもあるわけではないので、使わないなら使わないで全然済む話。
このごちゃついた感じがないのがすごく気持ちよくて、
やっぱりこれ以上いらないよねって思ってしまう。
ーーーー
もちろん毎日ホテルで過ごすわけではないので、一時的にはホテルの部屋にある物だけで済みますが、ホテル内のもので十分だと思えたら、きっと家に帰ったら物が多いことに気付くでしょう。
しかも、多くの物は使ってもいないのに、そこに置いてあるのです。
家では常に置いてある物がいつの間にか景色化し、
それがさもずっとそこに置いてあるのが当たり前かのように鎮座する。
頭の中に存在は把握しているけど、それが景色化していることで
『必要か?不要か?』の選択のステージにさえもあがってくることがなくなる。
どうやったらそこに気付けるようになるのか?
普段から
・「無駄はどこか?」
・「いらない物は何か?」
という意識と視点で物事を考える必要がある。
物事もそうだが、まずは家の中、部屋の中。
その意識が普段からできるようになれば、見える物、手にする物、
すべてにその意識が向かうようになるので、即断ができるようになってきます。
ミニマリズムは、すべてを手放すわけではありません。
自分にとって本当に必要な物を残し、無駄を排除するのです。
必要な物が多いか少ないかは問題ではありません。
ただ、物が多すぎると、全てを大切にすることができないというのは事実です。
ですので、結果的に少なくなるというのは間違いないでしょう。
ーーーーー
ホテルがなぜ快適なのか?
それは物が溢れていないからです。
旅館がなぜ快適なのか?
それは物が溢れていないからです。
一時的な滞在だとしても、物が少ないというだけで実は心は反応していて、その快適さが心にはとても良い影響を与えます。
例えばデスクワークをするにあたり、パソコン1台だけあれば足りるはずなのにその周りには使いもしないペン立てや、いつのかわからないメモ、ただ高さが増していくだけの見もしない書類、それらが視界に入るだけでも鬱陶しいはず。
そんな使いもしない邪魔者が、自身の集中力を奪っていくのです。
生産性を奪い、判断力を奪い、脳内キャパシティを奪っていきます。
だから、どちらかと言えば物は少ないほうが良いのです。
さらに、物が多いことでストレスを抱えていたり、探し物が見つからなかったりでイライラすることもあります。
そのイライラは長引くので、そのあとのパフォーマンスにも影響してきます。
結局、物が少ないことは何かと『快適』なのです。
ーーーー
そんなことは頭ではわかっている。
だけど、物を手放すことができない。
なぜか?
物を手放すより優先順位が高いことがあるのでしょう。
・損をしたくない
・誰かからもらった
・捨てるに捨てれない
・まだ使える
そんなことをあたかも正しいように言い訳を並べて、
正当化した上に優先順位を低くする。
そうやって手放すことから離れていくのです。
でも、気付いているでしょう。
ホテルや旅館が快適であること。
つまり、本能的には物が少ないほうが豊かであるというのことを知っているのです。
ただ優先順位が低いからすぐに取り掛からないだけ。
取り掛かれない、行動できない時は、
是非ともホテルや旅館生活をイメージしてほしいです。
あれだけ物が少なくて、自分は快適と思える節があるはず。
ということは、実はもう足りているのかもしれません。
その充足感を獲得するのは、自分の心だけなのです。
----------
累計で40万ページ以上読まれているミニマリストの書籍をKindleで出版しています。
防災特化型オンラインサロン
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?