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947 愚痴や悪口を言わない

こんにちは!
(一社)全日本ミニマリスト協会です。

【愚痴や悪口を言わない】

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僕が消防時代には、軍隊のような組織に属し、階級社会のため立ての関係性が強く、現場では経験こそ武器になるので組織の歯車のような存在で働いていました。

もちろんその中で自分がやりたいことやできることをしっかりと見極めて、たくさんの経験と知識を蓄積できたことは間違いありません。
が、ふと考えてみると消防時代より退職した今のほうが愚痴や悪口を言っていないことに気付いたのです。

組織に属するも属さないも、基本的に仕事というのは人と人とが関係性を持って創られていくものなので、どんな立場になったとしても納得できないこと、嫌なこと、時に愚痴も文句も悪口も吐きたくなることもあるでしょう。

今考えてみると、愚痴や文句、悪口を言っていない自分の心はものすごく透き通っている気がするのです。

愚痴や文句・悪口を言うことのすべてが悪いわけではないと思いますが、それを一番聞いているのは自分で、ポジティブな言葉よりかはきっと心に悪い影響を与えているでしょう。

愚痴や文句は一時的にはスッキリするかもしれませんが、基本的には陰口に近いもので、おそらく対象になる人や物事のその時には言わないはず。
言霊のようなもので、悪いことも良いことも口から出る言葉を自分は聞いていて、良かれ悪かれ少なからず影響を受けているのは間違いないでしょう。

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組織にいれば納得いかないことはたくさんある。
それは独立・起業したらもっとたくさんある。

けど、根底にあるのは『自分がやると決めたこと』だから、文句や愚痴を言ったところで何も現実は変わらないのです。

『自分は、悪口や愚痴を言わない!』
と特別に決める必要はないと思いますが、
全然言わなくなった現在の僕からしたら、言わなくなって圧倒的に心が良い方向に向いたというのは間違いありません。

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度々紹介する、僕の好きな《二ーバーの祈り》という言葉。

『変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れるだけの冷静さを与えたまえ』

変えることができないにも関わらず考えたり悩んだりする自分は、まさに時間の無駄づかいだと認識することで変えられることだけに注力することができる。

愚痴や文句、悪口なんてまさにその典型で、
人を変えることはできないのです。

「そんなことはない!」
という人も中にはいるでしょう。
もちろん人によっては変えるべき人もいるかもしれません。

でも、それなりのエネルギーと時間が必要になるため、自分の時間を割いてまで変化させる必要がある人はどれほどいるでしょうか。

よくあるのは兄弟や親戚で、血が繋がっているからこそほぼ一生切ることができない関係性であるけれど、かと言って兄弟親戚の人間性を変えることもなかなかできません。

なんなら僕の場合、兄貴と仲が悪いわけではないけれど人間的に諦めている部分があるので、そこはもう受け入れるというか、流すというか、気にしないようにして、そういう人なんだと割り切ることにしました。

兄貴の人間性に文句や愚痴を言っても現実は何ひとつ変わらないのは事実ですので、であるならば最初から割り切ったほうが楽なのです。
たとえ兄貴の人間性を僕が諦めていたとしても、僕の人生には無関係なので、楽な方法は割り切ることだったのです。

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僕の場合は、『ミニマリズム的にどう考えるか?』ばかりを考察しているので、楽な方向に割とすぐに答えを出すことができます。

が、誰でもそんなことはないので参考にはならないかもしれません。

ただ心が悶々として、口から出る言葉がネガティブやマイナス方向のことばかりだとすれば、言わない方法を考えてもよいのは明らかでしょう。

《沈黙は金、雄弁は銀》
《愚者は教えたがり、賢者は学びたがる》
《口は災いの元》

などなど、言わないほうが良いことはたくさんあると昔から伝えられているのです。

すべてを我慢する必要はありません。
しかし、自分の心にとって少しでもプラスの作用がある心持ちであるだけで、毎日のエネルギーは変わってくるのではないでしょうか。

愚痴や文句を言ってる暇があれば、
自分の人生を1ミリでも成長されることに集中したほうが、未来は拓けてくるはずです。

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