859 少ない生活の豊かなことよ
こんにちは!
(一社)全日本ミニマリスト協会です。
【少ない生活の豊かなことよ】
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正直、お金はいくらでもあったほうがよいと思います。
日本人はとりわけ、お金に関する話題は嫌い傾向にありますが、僕はお金が大好きです。
というのが、お金というのは人生の土台であり、お金があるからこそ避けられる苦労があり、お金があるからこそできることがあるのです。
ただ、これだけを言うとよく勘違いするのが日本人らしさ。
本来はお金に色はついていないはずなのに、日本の教育的側面もありますが今でも貯蓄が一番、安定が一番、たくさん稼ぐには裏があるなどと考えている人が一定数いるのも事実です。
でも、誰にとってもお金が人生の土台であることは変わらないはず。
お金がいらないというならば、本当のお金無しで生きることを考えたら気付くはず。
満足できているかどうか、幸せかどうか、
自分の価値観がそれを受け入れられるのかどうかで判断すべきかもしれません。
いずれにせよ、僕はお金は人生の土台だと考えているからこそしっかりと向き合い、学んで知識を獲得していかなければならないと考えています。
ただこれだけでもまた勘違いされるのですが、私利私欲のために使うお金が無限にほしいというわけではありません。
僕が実現させようとしている目標でも、お金が必要となってくるからお金を稼いで実現させたい、ただそれだけです。
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今回のテーマはお金ではなくて、物とか情報とかに関することです。
物が少ないことが与える、生活への影響力はものすごいです。
とは言え、この価値観は僕にとっての豊さに繋がるので、万人受けするものではありません。
物が少ないことは、時間的にゆとりを作り、気持ちに余裕を作り、
居住環境に空間を与えてくれます。
少ない物を所有することは、探す時間や手間がありません。
人は一年に約150時間の探し物をしていると言われているので、僕はそんな探し物の時間という無駄を徹底的に省きたいのです。
また、物が少ないことは判断力を削ることも少なくなります。
例えば服。
僕はファッションに興味がないので、「今日はどんな服を着ようかな」と考えることが無駄で興味がない。
だから、少ない服の量は考える手間とその服を所有するスペースを省くことができるのです。
服に興味がないとは言っても、何でも良いわけではなくて、誰が見ても清潔感があって失礼のない装いができるモラルを兼ね備えておく必要は絶対です。
少ない物の量で生活ができると、何処に行くにしてもフットワークを軽くすることができます。
また例として服をあげてみましょう。
お気に入りのTシャツが2枚ありますが、無印のTシャツです。
なぜ無印なのかと言うと、日本のどこにでもあるからです。
つまり、変なこだわった服ばかりだとどこにいても手に入りません。
しかも、レアになればなるほどに希少性があがるため、もしかしたら服を着ないか、おでかけに着て行って何かのハプニングで汚れたりするときっと落ち込むと思います。
けど、日本のどこにでもある無印でお気に入りのTシャツを買っていれば、何があってもどこでも悩まずに手に入れることができる。
ド定番品は、どこにいてもどれだけ使っても悩むことがない余裕を与えてくれるのです。
しかも清潔感があるから問題なし。
さらに安く手に入りやすいのでなおヨシです。
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家のことを考えてみましょう。
物が多いということは散らかるリスクは高まり、掃除をする手間と時間が奪われる。
ホコリをかぶる場所も増えて、物を置くスペースが必要になるということはその分人が休まるスペースが少なくなるということ。
さらに、物を置いているだけでもそこに家賃が発生しているので、物を寝かせるだけにお金がかかっていると言っても過言ではありません。
そんなもったいないことをしているのです。
例えば子ども部屋が欲しいと言いながら作った2部屋。
子どもが成長したあとの部屋は何になっていますか?
そのまま残しているのか、もしくは荷物置き場になっているでしょう。
完全にデッドスペースになっている現状が、多くの家庭にはあるはず。
その使い方をもったいないと僕は考えるのです。
まぁ家については人それぞれの価値観が大きく分かれる事柄ではありますが、人は箱が大きければ大きいほどに、そこにはいろんな物を置きたくなり詰めたくなる生き物です。
ということを踏まえると、大きければ良いというわけでもない。
小さければ小さい中で工夫して生活できるようなるし、小さいほうがより少ない豊かさを追求できるようになるのです。
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物的な少なさも去ることながら、情報などが少ないことも大切です。
むしろ、この情報化社会の中で生き抜くためには情報の取捨選択がとても大切であり、情報に翻弄されている日常が多くあるのです。
「情報」と一言で言ってもたくさんの情報がありますが、何が自分にとって必要で、何が不要なのか。
それを見極める力が必要になります。
しかし、この見極める力も誰もが最初からあるわけではありません。
経験が必要になるのです。
例えばただニュースを見るのと、それを知る意味があるのか?というアンテナを張りながら見るのとでは雲泥の差です。
それが情報の取捨選択力を養う方法のひとつになるのです。
どうでもいいニュースに振り回されたり、自分に関係のないことで感情を揺さぶられたりする。
その時間や労力、情報は果たして自分にとって本当に必要なのでしょうか。
このように、ある意味では冷たいかもしれませんが物事を疑いながら情報を選択していくと、自分にとって必要な情報だけを取っていけるようになるのです。
何事も多いほうが良いとされる世の中。
実は少ないほうが人生レベルで考えた時の豊かさは変化するかもしれません。
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