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2022年3月の記事一覧
「当たり前という病」
タイトルは見てわかるように「普通がいいという病」という本のタイトルからインスピレーション(ただの真似)を得ました。
最近、何かと友人や家族から「常識的に考えて~」「普通は~」と言われることが多く内心辟易としていたのですが、これらの言葉のさす普遍性の適用範囲は本当に妥当なのか?、そもそも普遍的な選択とはなんだろうか?という素朴な疑問が頭をもたげてきました。そこで「普通の選択」「当たり前の
「語生産の誤りに関する考察」
浅学ではあるが、形なりにも言語学を学んでいると脳と言語を巡る課題について学ぶ機会が多い。今回はその中でも特に脳と言葉産出の食い違いに関する事例から始め、最終的には思考は言語によって固定されうるか否かという問いに対して現段階での私なりの見解を述べたいと思う。
1.tongue-tip現象これは俗に「舌先現象」と呼ばれるもので「喉まで出かかってるんだけどあれはなんだっけ…ほら、あれだよ、あれ」みたい