手っ取り早く文章力を上げたい人は、インタビュー記事をオススメしたい
やったからこそ見える世界がある。
先日、Facebookでインタビューをさせていただける事業主さんを募集した。ありがたいことに募集人数以上の方からお声がけいただき、日程調整。現段階で数人の方にインタビューをし、記事を執筆している。
インタビュー→文字起こし→編集→文章として完成。この流れをやることで、たくさんの学びがあった。やっていなければ見えてこなかった世界。インタビューだけでなく、文章を書くことに興味がある人は是非参考にしてほしい。
相手の”肝の部分”を引き出す
「はい、好きに話してくださいね」と言って話し始めるわけではない。インタビューアー(自分)が、インタビューイー(相手)について事前にリサーチをして質問を投げかける。事前リサーチの質次第で、質問の質も変わってくるだろう。
事業のこだわりや創業のキッカケ、大事にしていることなど。本人にしか話せないような”肝の部分”を引き出せるか。文章を書き上げる前のコミュニケーションが重要になる。普段の会話とは違う頭の使い方をするのは新鮮である。
インタビュー内容を文字に起こす
文字起こしの作業がかなり大変(※インタビュー中の録画・録音は必須)。30分話しをしただけでも5000文字以上になっていく。一旦記事の構成は忘れてもいいから、とにかく愚直に文字に起こす。文字起こしを通して、タイピング能力が鍛えられるはず。
文章として成立するように編集する
文字起こしをしたからと言って、読みやすい文章にはならない。インタビュー中に脱線することもしばしば。質問→回答→理由、の流れを整えるのはライターの見せ所。時には話していた順番を変える必要も出てくる。この過程で国語力が相当鍛えられると思う。
よく「結論から話しなさい」と言われるが、インタビュー記事を書くことで重要性が身に沁みる。質問に対してダラダラ説明をし、結論が見えない回答では伝わるものも伝わらない。まずは結論を述べて、そこから具体的な説明をしていかないと。編集をする立場になって、話す時のポイントに気付くことができた。
インタビュー記事は学ぶことがいっぱい
・インタビューイーの魅力を引き出すコミュニケーション力
・量を素早くこなせるタイピング力
・大量の文章を読みやすい形に変換する国語力
・インタビューから記事納品までのクライアントワーク力
「何も書くネタがない、でも文章力を上げたい」と思う人ほど、インタビュー記事をオススメしたい。文章にするネタは相手が持っているから、ネタが尽きることはないし、強制的に文章力を上げることができる。
友達にインタビューしてもいいし、同じ志を持った人とインタビューし合うのもいい。まずはやってみること。
”ただ知識だけある人”と”実際に体験してみて感じる人”とは雲泥の差がある。僕はやってみなきゃ分からないだろ、と思う派なので、今後も気になったことはまずやってみようと思う。
インタビュー記事がもうすぐできあがる。インタビューイーのみなさんはどんな反応をしてくれるかな。インタビューを通してできた縁を大事にしていきたい。
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