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「腰が重い人」と「すぐに行動する人」は実は同じなんじゃないか説

同じコワーキングスペースで働く大学生の話。仮にAくんとしよう。Aくんは頭脳明晰で優秀。やるべき仕事はさっとやってくれる。

そんな優秀なAくんだけど、悩みがあるらしい。それは、「考えすぎてなかなか行動に移せない」こと。そもそも考えること自体が好きであるために、行動に移すまでに時間がかかるそう。

正直な話、彼と一緒に仕事をしていく中で「考えすぎでは?」と思うことが多々あった。だから、彼が認識しているウィークポイントについては納得することができた。


「やってから考えればいいか」というタイプの自分と、なかなか行動に移せないAくん。


そこで考えてみた。


■失敗したくなさすぎて行動しない人
■とりあえず行動してから考える人


真逆に見えるけど、実は繋がってるのではないか。


とりあえず行動する人は「最初から最後まで思い通りにいくわけがない」と思っているから、まずは動いてみるのではないか、という仮説が出来上がった。

失敗しないためにも、動きながら修正して考える。行動しないと分からないものがたくさんあるはずだから。


二人とも目指しているゴールは「失敗しない」こと。Aくんはとにかく考えて、最初から最後まで失敗しないための方法を考える。一方、僕は「やってみないと分からない」精神のもと、まずは動いてから考える。

「失敗しない」というゴールは同じでも、2人とも選択する手段が違うのは面白い。


ただ言えるのは、行動を伴った分析ができるのは、行動した人だけ。行動せずに分析だけをしている人は妄想の中でしか分析できない。この差は大きいんじゃないかな。

やってみて初めて分かることはたくさんあるし、当初思い描いてみたことが全然違うことだってある。だからこそ、「まずはやってみて考えよう」となっていく。


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図にしてみた。①:Aくん、②:おばた


そんな話をAくんにしたところ、

「『行動してから考えたら?』と言われてモヤモヤしてたんですけど、やっとスッキリしました。なるほど。腑に落ちました」と言ってくれた。

■白と黒だけではない選択肢があるのか
■白と黒しか選択肢はないのか

アプローチする手段は違ったとしても、「失敗したくない、成功したい、うまくやりたい」というゴールは同じなんじゃないか。


全く違う価値観の持ち主だとしても、よくよく見るとゴールは同じで面白いな、と思った話。Aくんが納得してくれてよかった。






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