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共同経営ではなく1人会社を選んだ経緯。赤裸々に書きます

最初に結論を書くと、2人で会社をやろうと思っていたが、結局1人で会社を設立することになった。会社設立を決意してから、別々でやることになるまで1ヶ月強。あまりにも激動すぎた。

  • 将来は起業したいと思っている

  • 仲間と一緒に仕事をするのは楽しそう

  • 会社ってどうなの?

と思う方のためにも、自分が直面した課題や感じたことについて赤裸々に書いていこうと思う。

文中以外に気になることがあれば遠慮なくコメントで聞いてください。

<前提知識>
・ビジネスパートナー(仮:Aさん)は8歳上
・僕とは違う業種の方
・お互いに大尊敬し合っている
・喧嘩別れではない
・今後も一緒に仕事をしていく
・お互いに幸せになるための決断


大盛り上がりした年末

元々連絡を取ったり話をしたりしていて「気が合う人だな」と思っていた。

12月のある日。僕はセミナーを受講していた。「このビジネスは絶対に伸びる。早く周りに共有したい!」と衝撃を受け、AさんにLINEをした。

そして、忘年会も含めてご飯を食べに行くことに。


  • お互いのビジネスについて

  • 今後やっていきたいことについて

  • 大事にしている価値観について

などなど、いろいろ話をさせてもらった。話すこと6時間以上。

「一緒にやろうよ!」

どちらからでもなく、お互いに一緒にやった方がいいなということになった。


本格的に始まる会社準備

会社設立を決意して以降、2人とも速攻で動いた。税理士さんに相談したり社名を決めたり、2人の価値観をすり合わせたり。

1人だったらここまでのスピード感で動けなかっただろう。爆速で会社設立のために動いていた。


しかし、話し合いを重ねるにつれ、いろいろな思いが浮かんでくるようになった。「お金問題」「意思決定問題」「関係性問題」。3つの問題が浮かんできた。


お金問題

会社を一緒にやるということは、財布を一緒にするということ。僕が取ってきた案件であろうが、Aさんが取ってきた案件であろうが、同じ財布で管理をする。

もちろん、収益の管理だけではない。経費の管理も同じである。

そうなったときに、使い方を整理するのが難しいなと感じた。「交際費はどこまで使う?」「書籍代や勉強代の上限は?」「ガソリン代はどこまで?」「役員報酬はいくらにする?」

仕事のやり方も背景も違う中で、すり合わせするのがかなり難しかった。


また、共同経営に関する情報を見ると、だいたいが「お金で揉める」と書いてあった。そりゃそうだ。役員報酬やら経費の使い方やら、家族ですら揉めやすい。

Aさんとは相性もいいし、考え方も近いから、大きな喧嘩はないと思う。ただ、全く不安がなかったかと言ったら嘘になる。それはお互いに。


意思決定問題

お互いに同じ金額を出資して株も半々にしようと思っていた。つまり、意思決定の優先度が設定されていない。最終的に判断に迷ったらどうするのか。どうにもこうにも平行線をたどったときに、同じ株式数だと意思決定ができない。

先輩経営者から「意思決定がブレるから、株はどちらかに傾斜をかけた方がいいよ」と言われていた。

大事な判断をしないといけないときに、責任の所在がハッキリしないと揉めやすいらしい。あらかじめ聞いておいてよかった。


「Aさんが年上なんだから、おばたが譲ればいいじゃないか」という単純な話でもないからややこしい。

僕は性格的に、自分で決めたいタイプ。相手がどれだけ偉かろうが、年上であろうが、自分が「これ!」と決めたことはハッキリ主張する。だからこそ、最終決定を他人に委ねるのが非常に難しかった。

これはAさんが悪いとかではなく、僕の問題で、相手が誰であろうと同じだったと思う。


関係性問題

Aさんは本当に素敵な人で、仕事への姿勢も素晴らしい。人として大尊敬している。だからこそ、揉めたり変な関係になったりするのが嫌だった。

元々、お互いに法人化をしようと思っていたため、別々で会社を立ててビジネスパートナーとして一緒にやるのが一番じゃないか、という結論に。

(言い方に語弊はあるかもしれないが、)外注同士であれば、お互いにプロとして仕事ができる。仕事以外のお金の面や細かい部分で気にしなくてよくなる。

“仕事だけにフォーカスする”ためには、別々でやる方がいいと判断した。


より強固なビジネスパートナーへ

会社を一緒にやらなくなったところで、やり方はほぼ変わらない。お互いに情報共有を積極的にやるし、一緒に事業を立ち上げてガンガンやっていく。

同時期に法人設立する“起業同期”として、お互いに高め合えたらいいなと思う。


正直、引き返すタイミングとしてはギリギリだった。3月末に設立しようという話で進んでいたし、諸々の手続きも進めようとしていた。

僕の思いをありのまま受け止めてくれ、一番良い形まで提案してくれたAさんには本当に感謝しかない。「この人と一緒でよかったな」と改めて思ったぐらい。

会社の形としては別々になったけど、今まで通り連携をして、最高の形で仕事ができたらいいなと思う。


僕は僕で会社を設立する。どこまで面白い会社にできるか。会社設立に向けてガシガシ動いているので、こちらの話もまたnoteに書けたらと思う。

もうちょっと赤裸々に書こうと思っていたが、2,000文字を超えてきたのでこの辺で。伝えようと思っていた3割ぐらいしか伝えられなかった(笑)。

もし何か聞きたいことがあれば、コメント欄もしくはTwitterのDMからご連絡ください。




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