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ほんとうの欲求は、ほとんど無自覚

今日まとめるのはこの本。


オススメしたい人
・新しいアイデアを思いつきたい人
・人間関係をうまく築きたい人
・人の心理を理解したい人

個人的お気に入り度:★★☆☆☆

目次を見て気になる部分から読んでみてほしい。


不満=その人が求めているものが満たされていない状態

 期待があるから不満が生まれる。人に対して不満が出てくるのも、ある程度期待をしてしまっているから。僕の友達にほとんど怒らないやつがいるんだけれど、そいつは周りに期待してないって言ってた。

 じゃあ、ビジネスや人間関係を築く上では何を意識すればいいかというと、何を不満に思っているのかを突き詰めないといけない。これが本書の肝になる部分。



見聞きできる不満、単純に質問に答えられる不満は表面的なもの

 人間は賢いため、自分も相手も傷つかないように表面的なことしか言わないことがある。男女の関係で考えると一番分かりやすいかもしれない。例えば喧嘩。女性が言い返さなくなった時点で男性は論破したと思っているが、実は呆れて話し合いを放棄しただけみたいな。

 あとは会社での面談とか。「何か不満なことはない?」とか言われてもストレートに言えるわけない。それっぽいことを言うけど、本質的な問題は胸の内に秘めてる。立場が上の人はこの表面的な言葉に騙されてはいけない。



無自覚な不満は聞いてわかるものではなく、理解するもの

 本質的な不満は本人も周りも気付いていないことが多い。本人すら気付いてないのだから、表面的な言葉で取り繕うしかなくなるのだろう。ここで大事なのは、本人が本質的な部分に気付けるよう、周りがサポートすること。感覚的にはコーチングに近い。

 いきなり無自覚な不満にたどりつくことはないため、色んな質問を通して少しずつ本題に近づいていく。それっぽいことを聞き出して満足しないことが大事。



施策は無自覚な不満を解消するためのもの

 すごく分かりやすかった例が本文に載っていたので紹介したい。例に出てきたのはマクドナルド(以下マック)の新メニュー。消費者にアンケートを取ると「ヘルシーなハンバーガーが食べたい」とのこと。健康に気をつけているのに、マックではヘルシーなメニューがないという不満を抱えていた。

 それならとヘルシーなハンバーガーを出すことに。結果は全然売れなかった。それはなぜか。お客さんが本当に求めていたものはヘルシーなハンバーガーではなかったから。


 そもそも、マックに行くようなお客さんは心からヘルシーさを求めているはずがない。普段は健康に気をつけていても、普段のご褒美としてハンバーガーを食べに来る。いつも節制している分ガッツリ食べたいお客さんからすると、ヘルシーなハンバーガーは選択肢に入ってこないというのが実情。

 結果的にビッグマックのような食べ応えのあるハンバーガーの方が売れたという。


 お店側がやることは、表面的な不満から商品を考えるのではなく、本当に求められている心理にたどり着いて商品を作ること。表面的な綺麗な言葉に騙されてはいけない。要素分解することが大事。



不満の要素

(無自覚)⇄(表面的)
・非合理的⇄合理的
・主観的⇄客観的
・感情⇄論理

 本来たどり着きたい無自覚な不満は、本人の中ですらまとまっていないことが多い。頭の中でモヤモヤしている状態。言葉として綺麗に出てこないのが当たり前だと考えることからスタート。

 言葉だけでなく、本人の考え方や行動の習慣から深掘りしていく。目の前の状態にいたるまでにどんな要素があるのか。この裏側を考えられると人としても、ビジネスマンとしても成長していくはず。



おわりに

 なかなか表に出てこない部分を考えるというのは、人間関係を構築していく上でも重要になってくる。本質的な部分を考えることを大事にしていきたい。




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