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多くの人が絶対に働きたくないと思う介護施設の要因6選

こんにちわ、アルゴです。

介護保険外サービスの活動、noteだけでなくYouTubeにももっとアップしていこうかなと思っています。

今のところ、関連動画は1つだけなのですが、顔出しとかできなかったりプライバシーの問題もあるので、非常に難しいんですよね。


今日は、私が介護施設で働いていた頃のお話をします。

最後の職場である老人ホームを退職して2年近く経ちますが、それ以降私はずっと一人で介護の仕事を続けています。

それまでは十数年間、転職や異動を繰り返してきました。一箇所にとどまって同じことをするのが嫌いで辞めたり、キャリアアップだったり理由は様々です。

今日は、今まで働いた介護施設で、こんなところでは二度と働きたくないと思うような施設をご紹介します。

(以下、項目ごとにわかれていますが施設が重複していたりもします)


① 一人のお局(おつぼね)おばちゃんにみんなが逆らえない(主任さえも…)

20代のころ、数ヶ月だけ努めたデイサービスの施設だったのですが、非常に最悪でした。

たった一人のお局看護師(年齢は当時50代後半)にみんな逆らえない施設だったのです。

介護職はもちろん、同じ看護師(お局さんを覗いてはあと1人しかいなかった)も、トップである介護主任ですらその人に気を使っていた感じでした。

利用者に聴こえるくらいの大声でしょっちゅう愚痴ばかりいっているのです。

その職場ではそのお局さんが決めたことが決定事項のような形になり、主任の立場も威厳もほとんどありませんでしたね。

職場自体の雰囲気も悪く、利用者どうしの会話もほとんどありません。デイサービスなのにレクもしません。

まだ介護職として経験の浅かった自分も、周りの雰囲気にのまれていくだけで何もできることはありませんでした。

今の自分だったら自分の意見をはっきりと言えるでしょうけども、どちらにしても雰囲気の悪い職場は長くいるものじゃありませんね。

② お局おばちゃんの休憩室の席が決まっている


①と同じ施設です。

昼食休憩は休憩室があり、テーブルと椅子でご飯が食べられるようになっているんですが、お局看護師の席が決まっているのです。

途中入職した私はわからなかったので座りやすい窓側の奥に座っていたのですが、同僚職員から「そこは●●さん(お局)の座るところだから座っちゃだめだよ」と言われました。

20代の私は社会のルールというものがわかっていなかったのですが、仕事場のデスクでもないのに席が決まっているのはおかしいですね。

後にも先にも、こんなにお局さんが神のように祭り上げられている施設は他にありませんでした。

③ みんなが嫌がっている利用者の介助を新人にやらせる

職員に暴言をはいたり、手を出したり…
認知症だったりその人の気性だったりいろいろな要因はあると思うのですが、いずれにしても近づきがたい利用者というのはどこにでもいるものです。

一見、おだやかそうにみえても、入浴を嫌がったりして

多くの施設でそういう人の場合、先輩職員が、
「😃ああ、Aさんはいろいろとこだわりがあって難しいから、まだ入浴介助はいいよ、俺がやる!」
といって気を使ってくれるものです。

私自身も先輩や管理職になって、いきなりそういう方の介助を新人にやらせるという事はしませんでしたね。

ですが、ひどいところはそういう事も新人にやらせます。

私は新人ながらに、
「😨職員みんながAさんのことを嫌ってるな」
「😨毎回、Aさんの介助に自分が当てられるよな」

と思っていました。

しかし、負けん気の強い私はむしろそういう利用者にむかっていく性格でした(笑

結果、そういう皆が苦手な人の介助は誰よりも自分がうまくできるようになり、その人からの信頼も得られるようになったのです。

ですがいずれにしても、そういう介助に難を要する人の対応は、新人に押し付けるべきではないと私は思っています。

④ マニュアルがなく、みんな自己流で仕事をやっている


マニュアルに関して、必要派と不要派がいると思うのですが、私は間違いなく必要派です。

マニュアルでは対応できない部分は臨機応変に行う必要がありますが、『臨機応変』というものは『基本』を徹底してこそのものです。

とくに介護施設では、様々な利用者に様々な職員がケアをするわけですから、みんながバラバラなケアをしていては、利用者が困ります。ケアプランは必ず作られていますが、それを浸透させることが必要なのです。

また、新人職員としても、先輩に教わる介助方法が人それぞれ全く異なっているので、何が正しいのか混乱します。

なので介護施設には、マニュアルやケアプランにそって基本的に介助をしていくことが必須です。

⑤ 残業、早出残業、無休残業が当たり前

これを経験された方は私だけではないかと思います。

介護の職場ではけっこうあるあるだったりするんですけど、一般業界では全然そんなことないんですよね。

ましてや最近、そういった労働規則に関してもきびしく言われるようになった時代です。

「人手不足」だから仕方ないというのは、施設の言い訳です。

管理職ならまだしも、一般職員(正社員、パート、アルバイト)がそういう環境におかれるというのは、完全に経営者側の責任です。

私達は労働者であって、奴隷ではないのです。
労働力を提供し、かわりに賃金を得る。『立場は対等』なのです。

感染症等クラスターで一時的にこういう状況に陥るのは仕方有りません。ですが、慢性的にこういった状況に置かれ、改善が見られない施設は見切りをつけましょう。

あなたの大切な人生の時間を、対価のもらえない奴隷のような労働に捧げるべきではありませんから。

⑥ 職員の休憩室がない

職員の休憩室がないというのは、施設が職員を大切に思っていないからに他なりません。

これは意外にも、古い施設ほどしっかり休憩室や夜勤用仮眠室、食堂などがあったりします。

反して新しい施設、とくに株式会社系が運営しているところはこういう環境が整っていない事が多いです。

私が1ヶ月ほどいた施設で、男女のロッカーが一緒というとんでもないところもありました。とうぜん、交代交代で入るわけですが、下手すると中に入っていると気づかずかち合ってしまったり、気まずい思いを何度もしました。

ご利用者を大切にする前に、そこで働く職員を大切にするべきだと思います。職員を大切にしない施設が、ご利用者を大切にできるわけがありません。


悪い施設をたくさん見てきたことが、その後の自分の仕事に活かされている

その後私は管理職や施設ケアマネ、相談員など、介護施設の経営にも参画できる立場になりました。

若く無力な自分とは違い、自分の考えが全体のケアに活かせるようになったのです。

しかしそれは、たくさんの介護施設や部署で良い面、悪い面をたくさん見てきたからできることでした。

一箇所の施設にとどまっていては、そこがどれだけ良い環境であっても、視野は広がらないし、技術、経験も向上しません。

だからといって私のように転職や異動を繰り返すことを無理に勧めるわけではないですが…

●新しいチャレンジをしたいと思った時
●毎日の出勤が憂鬱である時

こういった時は環境を変えることが大切かと思います。

きっと今まで知ることのなかった世界にふれることができると思いますよ😃


サポートですか・・・。人にお願いするまえに、自分が常に努力しなくては。