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ブラックなのは介護業界だけじゃない!【コンビニのブラックバイトを振り返って、半分愚痴】

最近、YouTubeでこんな動画を見かけまして。

いろんな業界のキツいところを経験者が語ってます。(内容自体は2chスレの引用)

あげられているのは、
不動産、銀行、建設、整備士、金融、IT、医療、看護、鉄道、農業、介護、テレビ、新聞社、教員、製薬、航空、消防士、パティシエ、広告代理店
・・・など様々。

というか、インフラやそうでないもの関係なく、思いつくもの全てと言ってもいいくらいあげられてました。



わたしたち介護士の介護の現場に対する認識は、

・万年人手不足でブラック労働
・人間関係悪い
・給料安い
・汚い

・・・・といって、ネガティブなイメージが多いです。

ただ、上の動画を見ると、介護だけじゃなくどの業界も似たりよったりだなぁと感じますね。


まぁ、実際、
介護だろうがそれ以外だろうが、ホワイトなところはホワイトだし、ブラックなところはとことんブラックです。

一概に
「この業界やめとけ!」
・・・とは言えないんですよね。

私は人生の半分、介護業界で働いてきたわけですが、仕事内容に慣れているから手早くこなせるし、一般の人が嫌だと感じる『排泄物の処理』にも何の抵抗もなくなっていきます。


どんな仕事においても、楽しくホワイトに働けるかどうかは、
・業界そのものでなくてその会社の経営
・労働者の知識や経験、スキル
などで全然違ってくるかと思います。


ーーーー 以下、コンビニの項目は、20年前の愚痴ですので読む価値はありません。興味のある人だけどうぞーーーーーそれ以外に方はとばしてくださいーーーー

コンビニでのブラック労働の経験


私自身、別業界でのブラック労働の話をします。
といっても、アルバイトではありましたが、相当ブラックです。

約20数年前、大学生のころです。
セブ●イレブンでバイトをしていました。

はっきりいって、私が約20年間介護業界でいろいろな職場を経験してきた中で、どの介護現場よりこのセブ●のバイトはブラックでした。

要因は様々です。


① 3日間は試用期間として無給だった


今はこんなことあったら大問題になるかと思うのですが、採用後の最初の3日間は無給でした。

店長いわく、
「最初は労働者としては役に立たたない、教える時間を確保しなければならないからその分、新人に給料を払っていては赤字になる」
・・・とのことでした。

18歳の私は世間知らずでしたから、これを鵜呑みにしてしまいました。

母に話したら、
「そんなのおかしい。普通じゃないよ。すぐに辞めたほうがいい」
・・・と言っていたのを思い出します。

結局、3日間(1日8時間くらい合計24時間くらい)は研修期間として、無給でした。

ですが、これは私だけでなく、その店舗に入った新人、皆そうだったらしいので、なんとなく納得してしまいました。

今、思うと、絶対許せないですし、SNSで店舗が晒されて一発アウトになるかとw

② 望んでいないシフトを低時給で無理やり継続させられた


当時は大学に通いながら、週3回『準深夜』(22:00〜翌1:00)の時間帯で働いていました。

当時は最低時給の考え方もあったのかなかったのか、準深夜という時間帯なのになんと私の時給は750円でした。昼間のパートのおばちゃんは700円くらいだったようです。

今はインフレなどの要因もあるから全国的に最低時給が上がっているのは当たり前ですが、それでも当時も満足はしていませんでしたね。当時でも、準深夜ではなく、深夜になると一気に1000円超えてたのですから。

しかも準深夜という中途半端なシフトは私が望んだものではなく、本当は早朝希望だったのです。それがいつの間にか、単発的に人手がいないということで準深夜シフトに入ったところ、ずっとそうなってしまったのです。

自分は本来の早朝か昼間に戻してほしいと言ったのですが、準深夜は人がいないから人が採用されるまでお願いしたいという事で丸め込まれてしまいました。


③ サービス残業が出勤前後に強制的にある


既述のように、新人は3日間だけ無給なのですが、実際はその後もただ働きは強制させられていました。これも私だけじゃなく、アルバイト全員です。

まず、出勤してタイムカードを押す前に、売り場でフェイスアップというものをさせられます。フェイスアップとは、売り場で棚の奥に行った商品を手前に出すというものです。

これが始業開始15分前に強制的に課せられます。とうぜん、タイムカードを押していないのだから無給です。

そして就業時にタイムカードを押した後15分、今度はやはり無給で、商品の廃棄をします。
こんなこと、業務内にやるべきことなのですが、どういうわけかその店舗はフェイスアップも廃棄も時間外にやらなければならないのです。

就業前と就業後の合わせて1日30分、タイムカードを押していない時間に『ただ働き』が発生するのです。

今なっては考えられません。今の自分なら受け入れていないし、すぐに労基に通告します。(その前に辞めるだろうけど)
ただ、当時は新人研修も含め、サービス残業という感覚もありませんでした。18歳の私には、そういうものがあって当然だと思ったのです。


④ 退職を認めてくれないヤクザ店長と、いいなりの副店長


まぁ、私が社会に出たばかりで右も左もわからない小僧だったというのもありますが、既述のようなブラック労働を課すだけじゃなく、常にアルバイトスタッフは冷たく当たられていました。

まず店長が元ヤクザでした。見た目はそんな事ないし、お客さんには非常に丁寧で評判も良かったのですが、スタッフに対して(とくに学生や男スタッフに対して)は、怒ると
「てめぇは」・・・とか、そういう呼び方をします。

それも私は社会の厳しさと思って受け入れていましたし、平成の10年代だから仕方ありません。どこもそうだったのでしょうね。


私は
・望まない準深夜勤務
・ブラック労働
・店長・副店長からの度を越した冷たい態度

これらの要因が重なり、体調を崩し、学業に専念できなくなり、たった3ヶ月バイトを辞めることをつげました。

しかし・・・

副店長
「(●`ε´●)今、人手がいない。募集をしても全くこない。こんな事は今まで一回もなかった。そもそもこんな時に辞めるのは自分勝手すぎるよ」
・・・と言われ、退職を認めてもらえませんでした。

それを聴いた母がブチ切れて、私が家にいない時にセブンイ●ブンに電話をかけたそうです。

そして次の出勤をするやいなや、
店長
「(#゚Д゚)てめー、何を親をつかってんだよ。俺たちが悪者みたいじゃねーかよ、ふざけんな!いい大人が自分の問題くらい自分で解決しろよ、18歳だろ??」
・・・とぶち切れ、
その場にあったボックスティッシュで頭を殴られたのです。

私は出勤時には母が電話でセブ●に苦情を言っていたことも知らなかったので、何がなんだかわからない状態でした。


それでも辞められなかったのは、今考えると本当に謎です。自分で自分を信じられません。


⑤ レジ誤差の責任を押し付けられ、誤差を一人で払わされた


今でも思い出して、笑い話ですまないエピソードがあります。
これが本当に、バイトを辞める原因となりました。

ある日、バイトの終了後に『レジ誤差』が マイナス5000円 も発生しました。

レジ誤差というのは、機械で計算されている機械上の残高と、実際のレジの中身が食い違うことを言います。だいたい、バイトの終わりにレジ誤差がないかを確認して帰るわけですね。

その日はマイナス5000円ですから、実際のお金が5000円足りなかったのです。考えられるのは、誰かがお釣りを間違えて渡してしまったという事ですね。


そのレジ誤差があった日はいつも準深夜シフトの私がたまたま昼のシフトに入っていた日でした。

昼のシフトというのは準深夜よりもスタッフがたくさんいます。パートのおばちゃんから他の学生さんまでいろいろ。

そんな中でレジ誤差が起こりました。

だいたいの職場は、レジ誤差の原因が見つからない場合、その日のアルバイトが割り勘で払うというのがルールかと思います。
ですが、結論からいうと、その日は私が全てを払いました。

副店長いわく、
「いつも昼の時間帯にレジ誤差は起こっていないんだよ。他のスタッフは皆、君よりも経験が長いし、そんなこと基本的に起こしようもないんだよね。アルゴくんが昼間のシフトの中で一番、経験が少ないからたぶん君だと思うよ。」

証拠もなく、ひどい決めつけでした。
準深夜の時間帯はたしかにお客さんが昼よりも少ないですが、その時間帯にだってレジ誤差を起こしたことがありませんでした。

たまたま私が入った昼のシフトにレジ誤差が起きただけで、ひどい言われようです。ですが、当時の私は「私じゃないです」とそれを否定することもできません。証拠もなければ、私でないと言い切ることもできませんでしたから。

とりあえず謝罪をして、5000円を払いました。


この時点で、本当にもうここで働くのは人生の時間の浪費だ・・・と考え、
「今月いっぱいで今度こそ辞めさせてほしいです」
・・・と伝えました。


入職して3ヶ月後に退職を告げて拒否されてからこの時点で2年が過ぎていました。
さすがにこれを拒否したらマズいと感じたのか、
副店長
「まぁ、これ以上引き止めてもこちらがマズい立場になるから認める。」
・・・としぶしぶ了承されたのでした。


令和の時代は労働者のほうが有利だが、弱気な態度はゼッタイNG



今の時代は終身雇用も崩れ、正社員ですら同じ職場に定年まで留まる事は極レアという時代です。

「いつでも辞めれる」
「ここを辞めても雇ってくれる」

・・・という余裕を労働者が持っているので、労働者は強気な立場に出ることができます。

上司が何か注意しようとするもんなら、すぐハラスメントですからね。

<参照記事↓↓>

だから、20年前の私のコンビニバイトのような悲劇はもう起こる時代ではないと思います。


ただ・・・・

弱気な態度をとる人には、つけあがる輩はどの職場にもいます。

「😃こいつは何をいっても反論してこないな」
・・・と相手をナメてかかるのです。


自分がそういう卑怯な人間にも、また、ナメられる側にもなってはいけません。
ストレスで病んだり、人生、棒に振ってしまいます。


上記のようなコンビニバイト時代の私を反面教師として、たかがいち職場や上司の言いなりで人生を損するのはやめましょう。

私も二度と誰かの言いなりにはなりません。




サポートですか・・・。人にお願いするまえに、自分が常に努力しなくては。