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ヨネザワが書いたもの

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日曜日担当。ギュウが書いた記事です
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2020年3月の記事一覧

映画好きが観てなさそうな、『一度死んでみた』を観てきた。

映画好きが観てなさそうな、『一度死んでみた』を観てきた。

卒業式のあと、友人と『一度死んでみた』を観に行ってきた。

この映画は、『ソフトバンク 白戸家シリーズ』のCMなどを担当し、乃木坂46の『帰り道は遠回りしたくなる』のMVの監督を務めた、電通の澤本嘉光氏が脚本を担当している。

彼の前作は『ジャッジ!』という広告業界のコンペを設定に用いた映画だが、

そのスター大集合的な「派手さ」からこの作品をなんとなく覚えている人も多いのではないだろうか。そして

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『乃木坂どこへ?』はなぜ面白かったのか。番組MC、さらば青春の光から考える。

『乃木坂どこへ?』はなぜ面白かったのか。番組MC、さらば青春の光から考える。

先日、日本テレビ系列のバラエティー番組『乃木坂どこへ?』が一応の区切りを迎えた。4月以降も継続するらしいが、先日の放送をもって第1シーズンの終了となった。

この番組はタイトルからわかる通り、アイドルグループの乃木坂46の冠番組である。が、登場するのはその4期生たちのみである。そして、この番組のMCがお笑い芸人のさらば青春の光だ。さらば青春の光といえば、ボケ(たまにツッコミ)の森田が『メンタル童貞

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私たちはまだ滝沢カレンの面白さを語る言葉を知らない。

私たちはまだ滝沢カレンの面白さを語る言葉を知らない。

今年の1月頭に『女性自身WEB』に『グータンヌーボ』についての文章を寄稿させていただいた。これは『グータンヌーボ』における滝沢カレンの魅力ついての文章、といってもいいかもしれない。

ここでは、”ソクラテス”や”神田伯山”が象徴するような「ツッコミ」に制限されない番組でこそ滝沢カレンの才能は爆発すると書いた。

ただ上の原稿では、滝沢カレンの面白さを固有の言葉で説明できていない。あくまでも番組演出

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「テレ東らしさ」を捨てた、いまのテレ東が本当に面白い。

「テレ東らしさ」を捨てた、いまのテレ東が本当に面白い。

いま、テレ東が本当に面白い。先日、テレビ東京プロデューサーの佐久間宣之氏が自身のラジオ番組内で紹介していたテレ東の新卒採用動画が公開された。

『池の水』『youは何しに』などを手がけた伊藤プロデューサが、動画内で「テレビ東京の番組がテレビからいかにはみ出すか」「今まさにできる時」と語っているが、一見ポジショントークと思われるこの発言をいまのテレビ東京は体現している。

例えば、度々このアララの連

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