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当事者になって

本内容は昨年8月に書かれたものである。正直、当時は書いたもののどうしようか迷ったが、年も変わり、当時の苦労を思い出す意味ではいいだろう。後日談も追記しているのでご覧いただきたい。 2020年8月5日 先週ようやく梅雨があけた。今年は例年に比べて一週間程度遅かったようだ。 8月まで梅雨が続くなんて改めて考えると信じがたいが、今更驚くこともない。異常気象なんて毎年のように起こるので、もはや異常ではない。今の世の中何が起こってもおかしくないのだ。 先の読めない時代VUCAという

    • 書評(2020年12月)

      1.ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務ファイナンスは用語が特殊かつ結論が曖昧なことが多い。重要なことはわかっているが、非常にとっつきづらい分野であった。ただ、本書は題名の通りざっくりしているため初心者にはちょうど良い。会計(アカウンティング)とファイナンス(財務)の違い、そもそもなぜ会計は日本語でファイナンスは英語?というところから教えてくれる。 個人的には、株主と債権者といったどちらも広義の「投資家」のマインドの違いが面白い。債権者はリターンが予め契約

      • 書評(2021年1月〜2月)

        1.ビジネスの未来 エコノミーにヒューマニティを取り戻す山口周さんらしいというか、「ニュータイプの時代」にも通ずる本。個人的には共感できる部分が多く一気に読むことができた。現状を独特の分析方法でしっかり捉え、古典的な名言を交えながらの論考は納得感がある。 現在は資本主義の役目は終わり、高原の地にたどり着いた。経済合理性の限界曲線内で解決できる課題はし尽くされ、曲線外の課題を今後解決していくためには、アート思考ともいえるある種の衝動が必要。そのためには、従来の「未来のために現

        • エネルギーとの関わり方

          人々を変えるもの2011年に起こった東日本大震災を境にエネルギー事業者の活動は大きく変化した。家庭用のオール電化、業務用電気空調機器を武器に、いかに自社の商品需要を開拓していくかというところに焦点が当たっていた。しかし、急遽一つの事故で状況は一変する。原子力発電所を止めざるを得ず、エネルギー供給力は弱まり、消費者には節電、省エネをお願いする。今までの活動が嘘のように真逆の行動を取らざるを得なくなったのだ。 あれから9年が経ち、原子力発電所も一部再稼働。日本のエネルギー供給は

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          終わらない戦い

          週末に久しぶりに近くのショッピングセンターに訪れたところ、賑わった姿が見られた。みんなの顔はマスクで隠れているとはいえ、笑顔に満ち溢れており、「ああ、ようやく戻りつつあるのかな」と私は少し喜ばしい気分になった。 日本で過ごしている我々にとって、世間を賑わせた新型ウイルスの感染拡大は少し落ち着きをみせている。 世間の評価としても、皆の心の中にも、まだ第2波があるかもしれない、そんな気持ちはしっかりと持っているのであろう。どこに行ってもマスクを着用していることからも伺える。 こ

          終わらない戦い

          「なぜ自分の子供は可愛いのか」を考える

          冒頭に申し上げておくが、この記事は単なる親バカで自分の赤ちゃんがかわいいということが言いたいわけではなく、なぜそう思うのか?を客観的に考えた内容である。とはいっても実際に親バカの要素は少なからずあるので、目をつぶっていただきたい。 第一子の誕生2020年4月に私たち家族に待望の第一子が誕生した。結婚5年目ということもあり、そろそろ欲しいなと思っていた矢先、妊娠したと妻から聞かされた時は非常に嬉しかったことを覚えている。実は生まれたのは緊急事態宣言の出された後ということもあり

          「なぜ自分の子供は可愛いのか」を考える

          エクセルギーという価値観

          本日お話したい内容はエクセルギー。 何それ?という方も多いかと思います。分類でいうとエネルギー関係のお話です。私も今勉強中なので、高度な話ができるわけでありませんが、初めての人にもわかりやすくまとめられたらと思います。理解できるととても面白いのでオススメです。 エクセルギーとは何なのか?そもそもエクセルギーとは一体何なのか? それは「我々が有効に使えるエネルギー」を指します。エネルギーを有効に使えるか使えないかで分類した時、「有効に利用できる方」と理解してもらえればと思いま

          エクセルギーという価値観

          鈍感力

          鈍感力って何ですか?こう問われたとき、改めて考えると難しいものがある。あなたの周囲に鈍感な人はいないだろうか?気が利かなかったり、マイペースだったり、ずけずけと人の嫌なことを言ったり・・・あまり良い意味で使われることはほぼないだろう。正直、ビジネスパートナーとしてはあまりよろしくないようにも思う。 それでは、鈍感力とはなにか?鈍感力とはおそらくスキルとして、意識的に鈍感のメリットを使いこなす能力なのだろう。鈍感な人と鈍感力のある人では全く違う気がする。それでは鈍感のメリットっ

          鈍感力

          アウトプットの力

          6月1日より私が生活する地域も全面的に経済活動が再開した印象を受ける。 朝の電車は早い時間から混み始め、昔見た日常に戻りつつある。 Beforeコロナ、Afterコロナ、Withコロナ、ニューノーマル、新しい生活様式、、など この2か月でニュース、ワイドショーを賑わせた言葉が数多く登場したが、私としては、一貫したスタイルを貫くのではなく、その状況に応じた最適な選択をすることが大事であると思う。 我々のようなサラリーマンであれば、テレワークというニューノーマルを受け

          アウトプットの力

          目的の手段化

          よく聞く手段の目的化皆さんは、「手段の目的化」という言葉をご存知でしょうか。おそらく働かれている方のほとんどは職場などでよく聞く言葉だと思います。 私も新入社員時代から、先輩社員の方に注意されることもありましたし、会議などではよく耳にしてきました。 よく聞く事例に、「ドリルと穴」の話があります。ドリルを買いに来るお客さんはドリルが欲しくてドリルを買いにくるのではなく、本来ほしいのは「穴」であること。いわゆる何がゴールなのかを見誤ってしまい起こる現象です。このように

          目的の手段化

          ベビーベッドが教えてくれたこと

          もう3月に入りました。私の妻も妊娠後期でそろそろという段階です。初めてのことでもちろん不安はありますが、楽しみでいっぱいです。 出産を間近に控えている我々夫婦の最近の休日は、ベビー用品を揃えることです。その中でマーケティング的に非常に興味深い事例がございましたので紹介させていただきます。 我々夫婦はベビーベッドをレンタルしようかと考えていました。おそらくお子さんがいらっしゃる方々の中でも、そのようにされた方多いのではないのでしょうか。 金額を見てみると、購入で13000

          ベビーベッドが教えてくれたこと

          年末年始の恒例行事

          少し気が早い気もしますが、そろそろ2019年も終わります。今年は元号が変わるなど日本全体的にも大きな変化の年でありましたが、私個人的にも大きな変化がある年になりました。 大学院を卒業して入社した会社から出て初めて外の世界を味わう体験、夫婦待望の妊娠が発覚、日頃の不摂生から健康診断でひっかかる、、などといった良くも悪くも多くのイベントがありました。 そこで改めて今年一年の振り返りと来年の目標を考えたいと思います。が、私の個人的な内容よりもこれらを行う意味について書きたいと思

          年末年始の恒例行事

          父の姿

          幼い時、30歳の姿をどのように想像しただろうか?私は父が32歳時の子供なので、物心ついた時には30代中盤だった父の姿が今の自分に近い一番身近な存在であった。 私の父は私同様サラリーマン。研究や製造を行う技術社員であった。父は仕事人間という感じではなく、私含め3人の子供、専業主婦の母を何不自由なく養っていたと思う。平日は20時ごろには帰り、食事と缶ビールを飲み、休日には私たちを遊びに連れて行ってくれるとても普通で、良い父親であった。 私たちにとても優しい父は仕事ができるのか

          父の姿

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          はじめまして。今年30歳になりました。人生も中盤にさしかかり、今までの人生の振り返り、そして今後の人生についてしっかり考えていきたいです。 そのためにもしっかり想いを言語化、アウトプットをし続けるためにnoteを始めようと思いました。どうぞよろしくお願いします。 まずは簡単に自己紹介から。 現在、兵庫県在住の30歳男性です。職業は比較的大手企業の営業職、現在は会社の制度で社外へ研修に行っております。 趣味は読書。内容は経済,テクノロジー,歴史など幅広く読んでいますが、目的

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