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視察・学び

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#インクルージョン

多様性を前提とした社会のために自分の特権を自覚せよ

多様性を前提とした社会のために自分の特権を自覚せよ

障害についてもジェンダーについても、いろんな格差についても、学べば学ぶほど、考えれば考えるほど、インクルーシブな社会の遠さに絶望していたのだが、この本を読んで少し希望が生まれてきた。日々絶望と希望を行き来してる。

絶望していた理由としては、結局意思決定権を持っている人たちが格差を認識しそれを是正していく意思決定をしていかなければ社会の構造ってやはり変わらないのでは、と思うから。今回のコロナで

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「障害のある人が生きやすい社会」と「やる気がない人に寛容である社会」は繋がっている

「障害のある人が生きやすい社会」と「やる気がない人に寛容である社会」は繋がっている

昨日はお声かけいただき、Schooさんの生放送授業「僕らの哲学座談会」に出演してきた。テーマは「障害と教育」。

1時間、インターネット上で授業を受講くださっているみなさんのコメントを見ながら問いを設定し、それに対して対話をしていくスタイル。

「障害」や「教育」に初めから関心のある人向けに講演をしたり、お話ししたりすることは多いけれど、より一般の方と広く話す機会はなかなかないため、非常に興味深い

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誰もが「見捨てられない」と体感できる「おせっかい」地域づくり-静岡方式視察-

誰もが「見捨てられない」と体感できる「おせっかい」地域づくり-静岡方式視察-

先月、「静岡方式」を視察に行ってきた。
「静岡方式」は、特定非営利法人青少年就労支援ネットワーク静岡が中心となり取り組む伴走型就労支援のこと。就労をすることが困難である状況にいる人に対し、ボランティアが継続的に伴走することで、自立を実現していく。就労支援をするボランティアの方々は、就労支援の専門家ではなく「地域の専門家」。
なんと、静岡県内に1,000名ものサポーターが登録しているとのこと。

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