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修道院と星配置のミステリー-『カリオストロ伯爵夫人』アルセーヌ・ルパン-『ジュール・ヴェルヌの暗号』より②

みなさん、こんにちは!

前回の記事投稿から、1週間が経ってしまいました・・・💦

まずは復習がてら、前回のおさらいも兼ねて、続きを書いていきたいと思います。

まず、前回の記事で取り上げた、『ジュール・ヴェルヌの暗号 -レンヌ=ル=シャトーの謎と秘密結社-』という本。

この本は、一言で言うと、ジュール・ヴェルヌがいくつかの秘密結社に属していた&ヴェルヌ作品とレンヌ=ル=シャトー事件との奇妙な絡み(関係)について、述べられています。

私は、ジュール・ヴェルヌの本は1冊も読んだことがないけど、この本の中で、なんとアルセーヌ・ルパンと秘密結社やレンヌ=ル=シャトーの謎の関係について取り上げられていてびっくりした!ということを書きました。

この本によると、アルセーヌ・ルパンの小説も、レンヌ=ル=シャトーの謎を連想させる作品が多いらしい!!

レンヌ=ル=シャトーの謎とは、すなわち “イエスの血統”のことです。

イエスとマグダラのマリアの子孫が、フランク王国における最初の王朝、つまりメロヴィング王朝に繋がっている、らしいのです。

すなわち、メロヴィング王朝のジギベルト4世の母がイエスとマグダラのマリアの子孫であり、その血統を守っているのが「シオン修道院」で、あの「テンプル騎士団」がこの修道院の中核組織とのこと。

このイエスの血統については、映画化された『ダ・ヴィンチ・コード』でも、同じことが描かれていたので、ご存知の方も多いのではないかと思います。

そして、前回の記事の最後に、私も実はアルセーヌ・ルパンシリーズの『カリオストロ伯爵夫人』について、「作者モーリス・ルブラン氏が、どうしてノルマンディーにある7つの修道院の場所が、大熊座の星配置と一致していることを知っていたのか⁉」等、ずっと不思議に思っていたことを書きました。

『カリオストロ伯爵夫人』は、アルセーヌ・ルパンシリーズを代表する長編冒険小説の1つで、20歳の若きルパンの冒険が描かれています。

『カリオストロ伯爵夫人』偕成社

マリー・アントワネットが巻き込まれた、あの有名な「首飾り事件」にも加担していたと言われるカリオストロの娘を名乗るカリオストロ伯爵夫人と、別の敵の一味、そして若きルパンが、修道院の財宝を巡って、三つ巴の争奪戦を繰り広げます。

“ノルマンディーにある7つの修道院の位置と大熊座の星配置が一致している“ことが明らかになる場面が、ストーリーの最大の山場となっています。

ノルマンディーにある7つの修道院の位置。この7つの位置と大熊座の星配置が同じ。

この修道院と星配列の一致に気づかなかれば、謎を解くことは出来ない、すなわち中世以来蓄えられてきた修道院の莫大な財宝を見つけることは出来ない、というストーリーになっているんですね。

何回も書いてますけど、ルブランさん、なんで修道院と星配置の件、知っていたんでしょう⁉

単に、ルブラン氏がノルマンディー出身だからという理由だけではないような気がするんです。

まだ、この本の前振りの段階で、本題に入っていない💦ので、次回以降の記事で、さらにみていきたいと思います。

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