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アルセーヌ・ルパン『奇岩城』第8章-エトルタで暗号の謎を解く!-

高校生探偵ボートルレは、もう一度暗号を読み解き、今までのルパンの事件がノルマンディーのコー地方で起こっていることをつきとめる。

ノルマンディーの都市であるルーアン、ディエップ、ル・アーブルを三角形とする中心がコー地方と呼ばれている地域。

ノルマンディーのコー地方

ボートルレは、「エギーユの秘密」の手がかりが、ノルマンディーのコー地方にあると推測し、探索を開始。

ある日、オンフルールの宿屋で食事をとっていると、一人の男に話しかけられる。

その人物はシャーロック・ホームズであり、ホームズもルパンの乳母ビクトワールの居場所をつきとめて、この地方に来ていた。

またある日、ボートルレがアンティフェールの岬を歩いていると、昔の砦を思わせるような建物に目が留まり、そのアーチ型の門の上に「フレフォッセの砦」と書かれていた。

フレフォッセの砦は、現在はないんですよね・・・。すごく残念T-T。でも
「フレフォッセ砦が建っていた場所」や「令嬢たちの部屋」は、しっかり拙著で紹介していますので、興味のある方はご覧になってみてくださいね。

ボートルレは砦の中には入らず、海に続く道にある岩の洞穴の中へ入った。

彼はその洞穴の壁面に書かれている“D”と“F”の文字を発見する。

この“D”と“F”は暗号に示されていた2文字だった。

ボートルレが近くにいた羊飼いにその洞穴のことを聞くと、エトルタの人々はその洞穴のことを「令嬢の部屋(la chambre des Demoiselles)」と呼んでいるという。

ボートルレは洞穴の向かいに、海にそびえたっている「奇岩城」を見つける。

ついに、本のタイトルである「奇岩城」の場所へ到達しましたね💛

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