怪盗紳士はタフ⁉-『ルパンの世界』を考察する⑤
みなさん、こんにちは!
最近のブログは、『ルパンの世界』から、ちょっと寄り道していましたが💦、そろそろ続きを書いていきたいと思います。
今回は、『ルパンの世界』の第5章「からだの利点」について、みていきます。
まずですね、5章の初っ端から以下のことが書かれているんですね。
「ルパンの体の外見については何も知らされていない。ルパンの一番の特徴は、外見を変えることにあるのだから」とあるのですが・・
いやいやいや絶対にそんなことはないだろう!
カリオストロ伯爵夫人では、ルパンは自身の ”筋肉のたくましさを証明するかのように、軽々と若い女性を抱き上げた” とあります。
若干20歳のルパンが、あのエトルタの険しい断崖を女性を抱きかかえながら登るんです😲
水晶の栓では、崖の上にそびえるモンモールの城(しかも断崖絶壁の下は川が流れている!)まで、文字通り、体を張って登る場面があります。
絶壁の突起部分に手足をかけて、指は血だらけ&爪もボロボロ(!)になりながら、城に忍び込むために登るのですが・・・ちょっとでも足を踏み外すと川へ真っ逆さまに落下するという、読んでいるこちらもハラハラするシーンなんです。
「もうダメだ!」とルパンにしては珍しく、心が折れそうになる描写もありますが、なんとか強靭な精神力と体力で、ドーブレックが監禁されている部屋まで登りきるんですね。
因みに、登り切った後にも、すんごい展開が待ち受けているのですが・・💦
(水晶の栓のストーリーについては、ブログの最後に貼っている拙著か原作を読んでみてくださいね↓)
ここまで書いてみて改めて思ったけど、ルパンってやっぱりタフだ!
だから、私にとって、ルパンは体格の良い、逞しい男性のイメージがあるんです。
そして、私の記憶が間違っていなければ、バール・イ・ヴァにも、夜会服を着たルパンが、鏡に映った自分の逞しい上半身に惚れ惚れする場面があったはず・・・。
『ルパンの世界』に書かれている通り、彼は変装の達人なので、外見を変えることはあっただろうけど、普段は(というか変装していない時は)逞しい体だったのではと思うのです。
ルパンの体格について色々書いてみましたが、如何でしたか。
小説上の主人公って、色々想像出来るので、楽しいですよね。
次回のブログなんですが、第6章「あらゆるののしり言葉」はスキップして、第7章以降からまたみていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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