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諦めたから、諦めきれない夢がある。

✅今日はこんな人におすすめ!
・キャリア選択に悩んでいる人。
・大学生で教育に関心がある。
・神前洋紀さんって誰??

こんばんは!
このnoteでは様々な分野で行動している学生や社会人の方に話を聞き、キャリアの選択をどのようにしていったのか?などを聞き、発信していきます!

第三回目はNo name school/神前洋紀さんです。

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神前さんは、元小学校の教員をしていた方で、現在非常勤講師として働きながら、教育プラットフォーム「No name school」の代表や来年から親子オンラインスクール「cocowith」を作るなど多分野にわたって活動をしている29歳の方です。

神前さんとはTwitterを通して繋がり、Noname schoolのTwitterのフォロワーは4000人超えの影響力を持っています。

しかしながら、神前さんのキャリアを知っている人は、僕もインタビューする前まではそうだったのですがそこまで多くないのではないかと思います。

今日はそんなNonameschoolを運営している神前さんとはどんな人なのか?キャリア選択に沿って取材させていただきました。

ぜひ最後までご覧ください!🤲🏻

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実体験に基づく
自己決定の大切さ
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──早速なのですが、神前さんの中高生時代についてお聞かせ願えたらと思います。

神前:自分は鹿児島の南さつま市出身で、結構田舎で育ったんです。進学校も地区に一個しかないみたいな場所で、キャリア選択関係なく、もうそこに行くでしょ!みたいな感じで、進学を決めてました。

当時はキャリア選択なんて考えたこともなかったのですが、今考えると結構後悔があって。。

──後悔ですか、、?

 そうですね。自分は中高と陸上をやっていたのですが、高校進学の時に陸上で推薦が来たりもするほどだったんです。しかし、走るだけでは食べていけないでしょ、、という大人の意見に当時の自分は従って、高校は進学校に進みました。

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 結局、陸上では中学校の記録をなかなか抜けないままでしたね。自分は長距離選手だったのですが箱根駅伝とかを見据えていて、大学進学でいうと某W大学などにも合格しました。でもやっぱり大人の「走るだけじゃ食べていけない」という言葉に押されて、キャリア選択しました。

 当時は自分でキャリア選択をしてこなかったんですよね。。大人とか先生に言われたとおりに進んできました。それでもちろんうまくいった部分もあるのですが、年を取ってくると、当時自分で人生を決めていたらどうなっていたのだろうと想像してしまうんです。

 今先生はやめているのですが、自分で人生選択をすると、辞めても後から意味づけができるんです。あの当時の自分の選択だから自己責任だよなって。でも人から言われたことで人生を決めてしまうとどうしても後悔が残ってしまって...。

 人から言われたことで人生選択するといいにも悪いにも人のせいにできるんです。だからこそ今思うのは、自己決定の大切さですね。

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なんとなく入った先生への道。
決して道は平たんではなかった。
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──すっごくいい話をしてくださっているのですが、神前さんはどうして教育学部に進学したのですか?


 それは鹿児島で流れていたCMに「将来何になるの?-公務員~」というCMが流れていて、そのCMの影響ではないですけど、親が両親とも公務員だったことが自分にとっては大きいですね。

 父は教育委員会所属の市役所、母は先生という家で育ったので考えずとも、おのずと先生を選んでいましたね。

──なんとなく入った大学生活ではキャリアには迷いませんでしたか?

 迷いませんでしたね。迷わずに先生になるための勉強をしていました。

 当時の教員採用試験は結構倍率が高くて、受かったときは家族や周りのみんなも喜んでくれましたね。

──そこから5年間、27歳まで教員をしてきたと思うのですが、どのような教員生活でしたか?

 そうですね。まず1年目の1か月目で先生になったことを後悔しましたね。自分はバイトもあまりしてこなかったので、授業はできるのですがそれ以外のタスクをこなすのがとても遅いという状況でした。

 全然寝れないし、こんなに大変なのか、、と思っていました。ゴールデンウィークはずっと布団の中でしたね。

 そんな中、隣のクラスが学級崩壊したんです。隣で学級崩壊を見ていた私は危機感を感じて、そこから自分で本を読んだり、自主的に勉強するようになりました。

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人生の大きな転機。
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──なるほど。大変だったんですね。神前さんは今でこそフリースクールなどを行っていますが、きっかけなどはありますか?

 そこは結構あって、1年目勉強していたおかげで学級経営や授業などに磨きがかかって、2年目は学校周りの人の中でうわさになるくらい充実した学級生活でした。

 充実した先生生活の中で、段々とそうじゃないんだよなぁと思い始めてきたんです。違和感を感じた理由は2つあって、1つ目は学校に通う子供たちの事情や背景が多様すぎて、これ学校の先生だけじゃどうにもならないなと感じたからです。そこからは学級経営だけでなく、教育哲学や外部の教育機関のことも調べ始めました。

 2つ目は自分がこのまま学校にいたら子供たちが自分に依存しちゃうなと感じたからです。学校で自分が担当した学級が進学して別の先生になったとたんに学級崩壊して、そんな光景を見ると自分がこのまま学校にいたら同じようなケースがまた起きると思いました。

 そこから4年目、5年目は自律した学習者を育てることにしたのですが、横のクラスにペースを合わせたりするのが窮屈で仕方なかったので、辞めようと思いました。

 学習指導要領に現場が追いつけていないんですよ。

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──辞めた後は、どのようなキャリアを歩んだのですか?

 辞めた後は、まず鹿児島の離島でフリースクールを立てました。そこにもいろいろな経緯があるのですが、N高で局長やらないか?とか様々な声もかかっていたのですが、当時は理想の学校を作りたいという思いが強かったんです。若いですよね。。

 そこでフィンランド教育をめっちゃやっているちかちゃんっていう人が鹿児島の離島でフリースクールを作りたいので一緒にやりませんか?と誘ってくれたので、そこに行きましたね。

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 ただ...

 段々と学校を変えるというスタンスも疲れてきていて、学校を変えるのは一人ではどうにもならないなと思い、フリースクールを出た後自分でオンラインスクールを作ったり、いろいろな仲間を作ったりしています。

──なるほど。何かを変えるのに疲れてきたんですね。

 そうですね。最近○○を変えたいとか○○をどうしたいという思いよりも、自分が何をしたいか、どういったものにワクワクするのかなどを大切にしています。

 とりあえず自分が今、おもしろそうだと思うことを片っ端からやっていくって感じですかね。それが新しく作る親子オンラインスクール「cocowith」であったり、フリースクールだったりするわけです。

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これからの自分とキャリア選択。
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神前キャリア選択の話でいうと、今の自分の持論は、意外と仕事って辞めても何とかなるし、やってみると意外と何とかなるし、早いうちからチャレンジしたほうがいいんじゃないか、と思います。

 ただお金の悩みや何からすればいいのかわからないといった人もいると思うので、そういった若い人たちに向けての居場所をこれから作っていけたらいいと思います。

──いいですね、、とってもいい話ですね。

 自分はこれからは教育にこだわらずに、何か熱い思いを持っている人たちのサポートや、行動を起こしたい人の後押しをしていきます!Teacher Aideやlightfulなど若くて動こうとしている人たちの手助けができたらと思います。

 僕自身の具体的なアクションとしては、親子オンラインスクールをこれから作っていくことと、もう一つは政治に関わっていきたいと思います。

 理由は、政治家になりたいわけではなくて、声を上げて動くことで、僕でもできるんじゃないか?と思える人を増やしたいからです。カジュアルに政治をやることや声を上げる大切さを自分から発信していきたいです。

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諦めたから、諦めきれない夢がある。
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──最後に、神前さんがこれからキャリアに悩む僕たちに言いたいことはありますか?

 やっぱり、自分の人生は自分で決めて行動を起こす。これに限ると思います。僕自身もこういった環境をこれから作っていきたいですし、今もしキャリアに悩んでいるのなら一回行動に移してみるのも悪くないと思います。

自分の原体験として、過去に長距離選手を諦めてしまったからこそ、諦めてしまう人を救いたいと心から思います。

──すごいですね。。

でも結構、自己中ですよ。僕は。でもそっちのほうが楽しくないですか?

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未来に向かって今を楽しんでいる人を心から応援しています!

No name school/神前洋紀さんのTwitter✍️

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<執筆、森本瑛/AkiMorimoto>
現在大学4回生で来年から小学校の先生になる22歳。教育をより豊かなものにすべく、一般社団法人ハッシャダイソーシャルに関わりながら、noteで発信活動を行なっている。
座右の銘は、「意思があるところに道は開ける」

森本瑛/Aki MorimotoのTwitter.

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