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こたえのない学校さんに学ぶ、ピアジェの深さ。
こんばんは。
今日の引用記事はこたえのない学校(@kotaenonai )さんのピアジェに学ぶ“優しい”子どもの「見方・考え方」です。
現在、小学校の先生をしている立場から、そして、一昨年、教員採用試験の勉強をした身として、この記事はとても参考になったので紹介させていただきます。
ピアジェと聞くと、ぼくは教員採用試験の勉強を思い出します。ピアジェといえば、発達段階を分けた人、心理学、という言葉がぼくの印象に残っています。
そんなピアジェを中心に、この記事ではさまざまな方々の言葉や考え方が登場するのですが、特に印象に残ったのは、発達心理学の話と障害を持つことの話です。
段階を上がれたかどうかでその子のことを評価するのではなく、今、その子が「どのような方略をとっているか、とろうとしているか」を見取り、そこに対する具体的なサポートをしていけばいいことになります。
この文章は記事からの引用なのですが、発達心理学に興味があったぼくは、人の年齢に相応しい段階があって、その段階の子供に合ったアプローチをすればいいと思っていました。
でもそんな簡単な話じゃなくて、その子が今、どんな方略(ぼくは対処法と読み取りました)をしているかをしっかりみて、そこに対するアプローチを環境や行動で働きかけていく。
そこが大事なのかと思います。
その時に段階を登れたかどうかではなく、その子がどんな方略をとっているかに目を向ける、ということは子育てにおいても学校における授業においてもとても大事なことのように感じます。
他にもさまざまなことで参考になった部分があります。子供の発達を「家づくり」に喩えるところや、伝えるだけじゃなくて、活動にも重きを置いているところなど、多くの学びがありました。
読んだきっかけはピアジェからでしたが、教育関係者の方や、子育てをしている方、教員希望の大学生などに是非とも勧めたい記事です。
最後に、
ここまでの文章をまとめたこたえのない学校代表の藤原さんが本当にすごいなと感じました。特に印象に残った文章を引用させていただきます。
こうやって人は再調節と均衡を繰り返すのですが、私たちは出会ったもの、触れたものすべてに対し、様式や構造にあった形で取り入れたり(同化 assimilation)、そのプロセスのなかで、自身の構造に合うように自身の構造を調節 (accommodation)したりしていきます。
ピアジェは「活動」をとても大事に考えました。人の知性の発達のためには「表象」を論理的に秩序立てるだけではなく、「活動」によって個人が主体的に再構成しなければならないとしました。
そう見ていくと、ピアジェやシーグラーが教えてくれていることは、教育とは「子どもたちが、それぞれに個性的な唯一の家を立てる」ことを支援することにほかならないのでは?と思ったりするのです。
<とある先生のそうだんしつ>
小学校のせんせい|夢は誰もが自分の可能性を信じられる社会をつくること|noteでは豊かな生き方やキャリアに悩むじぶんたちに向けて発信中|好きな団体は一般社団法人ハッシャダイソーシャル
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