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自分らしく生きる、ということ|キャリアコンサルタントの視点から
私はよく、講座の中で「自分らしく」という言葉を使います。
それは時に、重荷と感じる人もいるだろう、と分かっています。
なぜ重荷に感じるか、と言えば、「何が『自分らしい』のか分かっていないから」でしょう。
多くの社会人が、毎日当たり前に仕事をして、終わると家に帰り、また次の日がくれば仕事をする。
そんな日々の中でも実は、意識して自分を観察していると、「自分はこういうことをしている時が楽しい」「こう
心の中のマイナスの塊をほぐすには~カウンセリングルームから
カウンセリングをお受けしていると、時々、ご自分の深いお悩みを打ち明けられる方がいらっしゃいます。
親が認知症で、昼間は施設に預かってもらっているけど、夜は家にいるので、いつも気持ちが張り詰めている…
過去の職場で、パワーハラスメントを受けて辞めざるを得なかった…
他にも、学生の時、いじめにあって不登校になった、親が厳しいすぎて、自分の良いようにしたがる、など、心に大きな傷を負ったことのある方は少
『本物』へのこだわり
まだ小さい頃、近所に同じ年の女の子がいて、いつも一緒に遊ばせてもらっていた。
彼女のお父さんは公務員で、その家にはアップライトのピアノがあり、先生が訪問してピアノ教室も開かれているような家だった。
彼女は、流行のおもちゃはだいたい持っていて、そのうちのひとつが『リカちゃん人形』だった。
当時、雑誌の付録に紙の着せ替え人形が付いていて(もちろん平面)、着せ替え遊びが大好きだった私は、少し洋風な顔立
自分自身を振り返る時
先日、研修講師をしていて思ったこと。
「自分が、これは大事だな、と思うものにチェックをしてください」というワークだったけど、15分野×4項目で枠が60個あるのに、全部でも数個しかチェックがつかない人がいることに気づいた。
私がこのワークをやると、総体の半分くらいはチェックを付けるので、その人たちは、どういう理由でチェックの数が少ないのだろう、と思った。
想像してみるに、理由のひとつは「あまりこ
「将来、何になりたいですか?」
中学三年の進路選択の時、私にはなりたいものがなかった。
父は自営業で、職種的に女子がそれを継ぐという選択肢はなかったし、母は近くの精密工場で働いていたから、それも自分には合わないだろうな、と思っていた。
当時の担任が、私に向かって「教師に向いてるから、教師になれ」と言って普通科を薦めたから、言われるままに普通高校を受験した。
正直、私はこの担任があまり好きではなかった。
結構なお年の上に、小
その先まで、いってみよう
今年も、コロナウイルス感染症対策をしながら、市内企業へヒアリング調査に伺っている。
調査は主に、ワーク・ライフ・バランスの進捗状況で、女性従業員の育児休業からの復帰の様子や、男性の育児休暇取得状況、女性管理職の登用などだが、『働き方改革』後の有給休暇確実取得や、長時間労働削減の実態なども併せて伺っている。
先方は、経営者か人事担当者が多く、概ね50代以上だが、たまに40代の方もお会いする。
最近
決意表明、みたいなもの
「どんな働き方がしたいですか?」
「どういう職場で、どう働くことができれば、自分の中で納得がいきますか?」
「社会人にとって、働くこと・仕事というのは、その人が人生をどう生きていきたいか、に深く関わっています」
「将来、めざす姿がイメージできていますか?」
日々、キャリアコンサルタントとして、相談者にそう投げかけているけど、実は、自分自身の将来像ははっきり見えていないところがあった。
一粒万倍