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コロナ渦だけど...1ヶ月19府県旅したはなし #わたしの旅録

東京戻ってきました~、愛媛から夜行バスで約13時間。

予約確認されるとき、「途中乗り換えがあるので」とかいきなり運転手さんに言われて「乗り換え!?」って思わず聞き返してしまいました。夜行バスで乗り換えなんて聞いたことない!

会社に出す書類のあれこれをやってから仮眠し、ようやく落ち着いたので、2月21日から3月22日までの1か月間、19府県日本中を旅してきた話についてもう少し掘り下げてお話していこうかなと思っています。

旅に出るまでの間、旅の途中、終わったあとで、言葉では全てを語りつくすことができないくらい思い入れがあります。単なる良かった思い出話で終わらないように、自分の中で記憶や学びを言語化しようというのが今回の記事の狙いです!

コロナ渦だけど旅行に行っていいのか問題

「また自粛期間延長になっちゃったから、落ち着いたら会いたいね~」と友達との会話する中で、”こんなときに旅なんて行っていいものか...”と思う悶々と気持ちが心のどこかにありました。

みんな外に出たいけどがんばって自粛を続けていて、ましてや私は都内にいていつ罹るかわからない状況の中でどうしようと思ったのですが、、

お金も貯まり、時間も今しかまとまって取れる時がなく旅は人生で叶えたいことの1つだったので、それらが私の行きたいという気持ちを強く押しました。

長引くコロナの状況において、正直みなさん我慢の限界がきていると思うし、去年のいっちばん最初の緊急事態宣言に比べると、どこまで自粛すればいいのか線引きも人それぞれになってきていると思います。

家族には内緒で、旅に行くのはホントに仲いい人にしか言わないようにしよう....と心に決めていましたが、70リットル容量のリュックに荷物を詰め込んでいる時、なぜか嫌気がさして、お母さんに「今から1ヶ月間、日本中を旅してきます...怒らないで!!」と、勝手に向こうが怒るであろうことを想像してLINEを送ったら、「へっ?気をつけていってきてね。何かあったときは必ず連絡を」とだけで、意外にもあっさり会話が終わりました。笑 私の性格を知っての言葉だったと思います。

ちょうど春休みの時期なので、けっこう観光している学生が多かったように思います。それでも、宿泊先のゲストハウスはほぼ貸し切り状態。旅する側としてはラッキーですが、これは維持費とかいろいろ大変そうだなぁと感じることもしばしばありました。また、ホテルはどこにいっても感染対策ばっちりだったので、その点では安心して過ごすことができたと思います。

とりあえず、今となってはコロナ渦でも旅を無事に完結することができて本当に良かったと思っています。仲の良い友達も、「めっちゃいいじゃん!今しかできないことは絶対やったほうがいいよ」と言ってくれた言葉に安心しました。

気になる旅先でのお金の使い方

宿泊費、食費、交通費の全部を含めると、およそ22万だったのではないかと思います。想定内です、、!

宿泊費は1泊3,500円までにしようと決めていましたが、ゲストハウスによっては1,000円くらいで泊まれるところもあるので、全体的にかなりコストを抑えることができました。

一番かかったのは交通費です。電車とバスであちこち回りまくったのでいちいち計算もしていません。でも、一番安い方法で行くルートを調べたり、何駅分もの距離を意地で歩きまくったりしたので。笑 想像以上にはかかってないように思います。

あとは食費です。これをどれくらい削るかで自分の手持ちが変わってきます。「今日は交通費つかっちゃたからなぁ」とか「昨日けっこう食べ歩きしちゃったしな...」と、心の中でつぶやきながら食費は考えていました。外食もしていたけど、あとはスーパーのお弁当を買ってホテルとかゲストハウスで食べていました。帰り際、夕方近くになるとお弁当が2割引きとかになるのでそれはありがたかったです。

最後の方は、観光優先だー!と思って、コンビニのおにぎりをかじる程度を終わっていました。そんなことをしていたら帰りの夜行バスでお腹ペコペコになりました。笑

ある程度ブレーキかけながらお金の支出を管理していたので、そこまで驚くほどお金が無くなったというわけではなかったと思います。「ここは絶対行きたい!!」と思ったところは惜しみなく行けたので、後悔なく動けたと思います。

各地で出会った素敵な人たち

一人旅とはいえ、出会った先で面白く、楽しい人たちに出会いました。連絡先交換とかそこまで繋がったわけではないですが、一期一会の出会いにしみじみくるものがありました。

富山で泊まったゲストハウスの宿泊者の男性の方が、お刺身を大量に買ってきてくれてスタッフさんたちとみんなで食べて盛り上がっていました。その方とスタッフの人はもともと面識あるようで、たまたま東京から遊びに来て宿泊していたみたいでした。

富山の炊き立てのご飯やふきのとうの味噌も少しいただき、みんなで色々と話しながら楽しみました。有名な観光地や地元情報などもたくさん教えてもらい、楽しい夜を過ごすことができました。自分の身の回りの人とは違う新しい新鮮な出会いにわくわくがいっぱいでした。

三重県伊勢市では、泊まったゲストハウスのスタッフさんが聴覚障がいのある方で、小さいカウンターバーで無料のウェルカムドリンクを飲みながら、ボードに書いてお話していました。

私が大量の荷物を持って歩いてきたので、「旅してるな~って思ったよ」って書いて見せてくれて、、、やはり見抜かれました。笑 建物は年季があったものの、きれいにして管理されているお部屋でした。こちらもドミトリーなのに私1人で貸し切り!

愛媛では、電車に同じ電車に乗るおばあちゃんと出身の話になって、「(一応)宮城県出身です」って言ったら、「地震大変なとこやけんね」てすぐ返してくれたので、なんか少し嬉しくなりました。でも、方言で半分何を言ってるか分からなかったので苦しかったです。笑

旅先での学び

1年前の今頃は、全く貯金もなくコロナで働く先もちゃんと決まっていない状況の中だったのに、今では貯金もできて自分でお金の使い道も決めれて、地道にお金を貯めながら働いて本当によかったと思っています。

旅をした一番の学びは、客観的に自分のことを見つめなおすことで、今人生でどの地点にいてこれから何がしたいのか、思考を深めることができたことです。

ここ1年くらいを振り返ると、私は毎日忙殺して過ごしていました。何個もアルバイトをして1日10時間くらい働く時があったり、余裕があればすき間時間を使ってちょっと資格の勉強してみたりして、ほんとに時間を分刻みで使っていたんですよね。充実した日々を送っていたように見えながらも、自分のことで精一杯でした。

早く帰りたくて乗りたかった電車に間に合わないとちょっとイラっとしたり、前を歩いている高齢者が遅くてヤダなぁと思ってみたり。がんばって何か一生懸命になっていると、自分の動きが中心でそのことしか見えなくなる時があります。だから、自分の周りに起きた悪い出来事も、環境や人のせいにしたくなります。

でも、そうした忙殺した日々から一転、全く時間の縛りもなく自由に過ごした1ヶ月はまるで別世界でした。展望台から景色を一望すると、「なんであんなにせかせかしてたんだろう」とか「あんなことでイライラしちゃだめだよなぁ」とか、これまでの生活が次々と浮かんできて、これまでにイライラしてたことや気にしていたことなんて、悩むほどのことでも何でもないと思うようになりました。

また、大好きな温泉に入って「こんな贅沢をしてるんだから、また帰ったらがんばんないといけないな」とも思えました。

自分の考えている視点が、周りの人や世の中の動きに向けられるようになったというかなんというか.......自分で頑張ってやり遂げたことだけど、自分を感動させてくれた自然までも不思議と感謝できるというか....うまく言葉にできないんですけど、そういう感じです。

何かに悩んでいたら、心理カウンセラーを受けるよりも旅に出ることをおすすめします。笑 自分のコンフォートゾーンを思い切って抜け出すと、見える世界が広がるので為になると思います。

物事を客観的に考えるのって、普段の生活ではなかなか体感することが難しいのでとてもこの旅で学ぶことができました。自分の頑張りにちょっぴり感謝、そしてまだまだこれからも働いて頑張ります!

最後までお読みいただきありがとうございました✨



















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