梅と人力車 --浅草に春と賑わいが戻って来た!
最高気温はなんと17度。空はどんよりと曇天だが、春の訪れを感じる陽気となった日曜日。花粉の飛散で鼻の奥がムズムズすることも、春が近い証拠だ。
ふらり、浅草に行ってみる。
隅田川沿いの遊歩道を歩き、言問橋を過ぎると・・・
今日の目的地が見えてきた。
隅田公園の「梅めぐり散歩道」だ。
最初は、河津桜が見たいと思い色々調べたが、都内はまだ早いよう。それならば梅。でも、夜型で、日曜はいつものようにゆっくり起きて、すでに昼過ぎだったので、都心で梅の名所を探すことに。そして、ここにたどり着いた。
この散歩道には、紅千鳥、道知辺(みちしるべ)、南高(なんこう)などさまざまな種類の梅が、150本植えられているという。
園内の最大の見頃はまだ先だと思うが、かなり咲き初めている。梅の名所、世田谷区の羽根木公園などに比べると本数は多くはないが、きれいに可愛く咲いている。
ここは、隅田川の対岸の東京スカイツリーと梅のコラボ写真が撮れるところとして人気があるという。
確かに、コラボできるのだが、うーむ、曇天が悔しい!青空に鮮やかなピンクを映えさせた写真が撮りたかった。
白く飛ばして、こんな風にも撮ってみたが、やはり青空が欲しい!
こういう時は、あまり空を入れずに撮るべし。
花に近寄って、鼻を近づけると・・・おおっ、花粉症になりそうな鼻でも、確かに梅の香りがわかる!
浅草の喧騒とはちょっと離れたこの散歩道。人も少なくて、ゆっくりとした時間を楽しめる。
梅を満喫した後、浅草駅前に戻る。
それにしても、人が多い!
雷門周辺は、日本人のカップルや家族連れに加え、外国人の観光客でごったがえしている。大陸の中国人は入国規制の関係でまだ少ないと言われるが、タイ、インド、香港、台湾からの人たちかな、と思うような、外国語があちらこちらから聞こえてくる。
ニュースでは、訪日外国人の数はコロナ前の6割近くまで回復しているというが、この雷門周辺を見る限りは、すっかり賑わいが戻った、いや、前よりも賑やかかと思うほど。着物を着た外国人もとても多い。中国人客が少なくてこの数。彼らが戻ってきたら観光地としてのキャパを超えてしまわないだろうか、と心配になるほどの人混みだ。
ところで、彼らのお目当てのひとつが、人力車。
雷門周辺には、ずらりと人力車が並び客待ちをしているが、次々と人が乗って動き出し、人を降ろした空の車がまた戻ってくる。
交渉のようすを聞いていると、どこを周りたいか、どんな写真を撮りたいかなど客の要望と時間を考えて、フレキシブルにコースを決めていた。
俥夫の人たちの体力、そして外国語で冗談も交えながらのパフォーマンスは、半端ない。こんなに体力と知力、そしてコミュニケーション力が求められる職業は、そうもあるまい。彼らの陽気で俊敏で、気配りに溢れた動きを見てシャッターを切っているだけで、爽やかな気持ちになり、時間を忘れ、気がついたらもう薄暗くなりかけていた。
外国人観光客でなくとも、浅草は楽しい。今度は、すぐにやってくる梅の見頃、そして次は桜、青空の日に来てみよう。
スマホで20秒動画も撮ってみました。ぜひご覧ください!
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AJ 😀
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