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カレー激戦区・下北沢で食す、札幌のソウルフード「スープカレー」!

皆さんは、「スープカレー」を食べたことがあるだろうか?

きょうのテーマは、中国など外国の話でも、言語でも、社会情勢でも、旅でも、写真でも、ない。週末に食べたくて仕方なかった美味いものを食べたので、その話。ただただ美味しかった、という話だ。それ以上でも以下でもなく。

「スープカレー」の知名度はどれぐらいだろう。「カレースープ」じゃない。それは私の小学校の時の給食でよく出てきて人気があった献立だ。

「スープカレー」は、2000年頃に札幌でブームが始まったなどと聞く。
定義は知らないが、スープのようなカレーに北海道ならではの大きくて新鮮な具材がごろごろと入っている。各種の野菜、海鮮、鶏肉、豚の角煮・・・とにかく、ごろごろ、だ。具材に決まりはなく、各店舗が個性を競い合って、和風だったり、どこかの国風だったり。そして、スープも各店で全然違う。スパイスの香りが強いもの、辛いもの、甘味のあるもの、ルウもシャバシャバのものから、濃厚でコクのあるもの。店によって本当に違う。


私も昔北海道に赴任する前は、食べたことがなかった。渋谷にかつてスープカレー店ができて、その頃はまだ知名度も低く、お客さんはそんなに入っていなくて、店の前に「とにかく一度食べてみてください。2回目からやみつきになります。」みたいなことが書かれた看板が出されて、私は結局入らなかったのを覚えている。

そして、札幌に赴任して一度食べてから、ハマりまくった。前述のように味が店によって全然違うので、何店舗も食べ歩くうちにお気に入りが決まっていく。

よくラーメンは何系がいいか、どの店がうまいかで言い合いになることがあるが、札幌ではまさにスープカレーについて、それが起きる。良かれと思って紹介しても気に入られなかったりすることもよくある。なので、自分が好きだったら他人の評価はどうでもよいのだ。

私が好きな店は、あまり宣伝になるのも何だが、美味しいので書くと「Rojiura Curry Samurai」。東京にも進出したので、その一つ下北沢店に食べに行った。

地方発のグルメで、よく事業を拡大するうちに味が変わり、当初の理念を忘れ、常連客が離れていくというのはよくある。かつて札幌で行っていた店では、毎週若いスタッフたちが新しいメニューを試行錯誤して、成功したりイマイチだったり、その雰囲気も楽しかったのに対して、ここはメニューの数も限られシステム化されている感じもしないではないが、基本的な美味しさは変わらなかった。

お店は、カレー激戦区としても知られる下北沢の端にある通りから少し入った住宅街の中にある。

注文したのは、「チキンと1日分の野菜」。値段は1,800円あまりと高いが、これだけの具材が入っているので納得。骨つきチキン(パリパリで注文)、ごぼう、ナス、スイートコーン、ピーマン、蓮根、トマト、人参、豆、インゲン、カボチャ、キャベツ、ブロッコリ・・・もっと入っているだろうか。

チキンと1日分の野菜

ここのスープは、種類と辛さを選べるが、まろやかで、味は全体的に甘味がある。マイルドで優しい都会っぽい味だと思う。でも、これも、ラーメン論争と同じで、スパイス系が好みの人は刺激が足りないとか言うかもしれない。特に男性でそういう人も多い気もする。でも構わない。私はこれが好きだ。

読者の皆さんがもしトライされてそう感じられたら、東京には他の札幌スープカレー店もいくつか進出しているようなので、食べ比べて自分の店を見つけるとよいかもしれない。

さて、スープカレーの食べ方は、これも決まりがあるわけではないだろうが、私は、スプーンでご飯をすくって、カレーに少し浸しながらいただく。ご飯にカレーがかかっているのではなく、ごろごろ具材のカレーが立派な一品料理で、そこにごはんをつける感じというのだろうか。

野菜の中で、お気に入りなのは、この大きく長いごぼう。
素揚げされていて、かつとろみもあり、甘くてとても美味しい。

今写真を見ているだけで、また食べたくなってきた。そして気がついたのだが、彩りが綺麗だなあ。やはり美味いものは、色も美しい。

ところで、下北沢では今「カレーフェスティバル2022」というのをやっているらしい。10月31日までだとか。

カレー激戦区だというから、札幌の時のように食べ比べてみよう。また新たなお気に入りが見つかる気がする。皆さんも、ぜひ!


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きょうも最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
AJ 😀

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