今回は5回目か。今回はFRPの研究について聞いた話だったか。FRPというの繊維強化プラスチックのことで、Fibre reinforced plasticの略語である。炭素繊維の場合、すなわち、炭素繊維強化プラスチックはCFRP(Carbon fibre reinforced plastic)になり、ガラス繊維、すなわち、ガラス繊維強化プラスチックの場合は、GFRP(Glass fibre reinforced plastic)という。こんな感じのプラスチックで、いろいろと車や飛行機や戦車など、強固にしたいが、軽量にしたいという要求の時に、使用を検討されている

(以下)

今回の講義はFRP作成ならびに使用法に関する紹介であった。

まず、FRPの特徴は、以下の5つである。鋼材に比べ、軽量であること。高強度であること。高耐食性を有すること。電波透過性を有すること、そして絶縁性を有することである。

次に、FRPの作成方を述べる。この講義では全部で9つの方法が紹介された。樹脂を型に入れて固める「ハンドレイアップ成形」、樹脂を吹きかける「スプレーアップ整形」、巻きつける「シートワインディング成形」、外圧をかける「オートクレーブ成形」、圧縮する「プレス成形」、繊維を巻きつける「フィラメントワインディング成形」、樹脂を入れ真空にして整形する「インフージョン成形」、型に入れてプレスする「RTM成形」、型を固めて引き抜くという「引抜整形」がある。

ハンドレイアップ成形は、大きなものが作成可能で、ゲルコートが可能である。これは、小中量生産ができ、複雑形状のものでも、形を自由に作ることができる。瓦や天井に応用される。

プレス成形は大量生産に向いている。そのため、バスタブやゲームのボタン、照明灯のカバー材に応用される。連続引抜成形は長さ方向に連続的に可能で太陽電池架台や高波浪型空港フェンスに応用される。インフージョン成形は型に入れプレスするという方法から、指歯の骨材やかぶせ物の強化剤に応用される。FRPを分析する際には、FT-IRを用いる。また、FRPのリサイクルについて、セメントの原熱料に用いることが検討されている。

今回の講義は、面白かった。化学系の講義中に出てきたFRPという材料の成形法や用途など、実用的な話を聞くことができたということが一番の収穫である。

このFRPはこれらの他にどのようなところで使用できるのか興味がある。また、FRPを用いる際には、耐火性や設計に関する注意事項など様々な点を考慮しなければならないことがわかりました。これは、FRPを作成する際には大変な作業のように思われるが、私からすると、楽しい作業のように思える。

私は、特定の問題を解決する際に様々な視点から診て、問題を解決するということを好んでいるためである。これは、自然界との知恵比べでとても面白い。

この講義の中では出てこなかったが、FRPに関する非破壊検査はどのようなところまで進んでいるのか、そこに興味を持った。知り合いのある研究室では、電気を流し、空孔のところが空孔以外のところに比べ、抵抗が上がることから非破壊検査に使えるのではないかと思い、研究を行なっているが、果たして最先端の研究はどのようになっているのだろうか、そこに興味がある。いずれにせよ、FRPの研究は面白そうだと思った。

(以上)

にしても、今思うと、FRPの研究も面白かったんじゃないかなと思う。今更ながらね。実際、非破壊検査は事故を起こさないようにするには重要だし。派手ではなくても、地味であっても、こういったことの積み重ねが、重要になる。

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