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神楽坂・文学旅館「和可菜」 再生のイメージを公開する

 知る人ぞ知る、神楽坂の文学旅館・和可菜。
 作家が缶詰になる宿として、その筋では有名だった旅館が2023年、再生を果たします。それも日本を代表する建築家・隈研吾氏の手によって。

 このたび、NPO法人文学旅行では、隈研吾建築都市設計事務所のご協力により、その中身の一端をネットマガジン『旅色』にて公開することができました。

https://tabiiro.jp/plan/1035/


 同事務所については説明不要ですよね。2020東京オリンピックのメイン会場となった国立競技場を設計した、隈研吾氏率いる設計事務所です。

 新宿区の神楽坂は、同事務所の作品を一気に3つも見られる地区になるんです。それも徒歩10分程度の圏内で。老舗出版社・新潮社の倉庫をリノベートしたla kagū、分譲マンションを敷地内に持つ赤城神社、そして料理旅館(私たちは〝文学旅館〟と呼んでいます)の和可菜です。

 ただし、件の和可菜だけは、現在、再生プロジェクトが進行中で、今はまだ、その全貌を目にすることはできません。リ・オープンがいつになるのか、詳細は明かされておらず、取材時に「2022年中には」と伺ったのですが、年を越してしまいました。しかし、2023年の早い時期のオープンは確実でしょう。と、言いつつ、すでに半年が過ぎてしまいました。。。はい。

和可菜(メイン)

 いったい、どうなっているんだ! と叫んでいると、取材時に聞いた言葉が脳裏に甦ってくるのです。同設計事務所によると。。。

「一部検査や家具搬入などを経て、まだ時間がかかることが予想されます」

 とのことだったんですよ、当時でも。 

 早く行ってみたい。。。
 いや、いや、期待して待ちましょう。

 で、この文学旅館・和可菜について、特別に一部内部のパースを掲載する許諾を得ることができました。そこで、noteをごらんの皆様にも、お伝えいたします。

 以下、画像は無断転載禁止です。

緑の部屋 本間 左官黒(©Kengo Kuma and Associates)

緑の部屋 本間 左官黒(©Kengo Kuma and Associates)

網代の部屋 本間 左官黒(©Kengo Kuma and Associates)

網代の部屋 本間 左官黒(©Kengo Kuma and Associates)

竹の部屋 本間 左官黒(©Kengo Kuma and Associates)

竹の部屋 本間 左官黒(©Kengo Kuma and Associates)

 どれも、和の意匠を凝らした高級感のある部屋ですよね。
 いいなあ。何人部屋なんでしょうか。

 和可菜の再生プロジェクトは、文学旅館の再生だけではなく、旅館を取り巻く神楽坂の、無形文化と歴史の継承に直結する事業になります。私たち文学旅行的には、その部分に期待をしているのです、勝手ながら。

 神楽坂は、江戸時代から続く花街としての文化を持っています。その文化は、単に石畳や建築物のデザインにとどまらず、無形のしきたりや職人技、そこに住む人たちの人間関係によって、支えられているはずです。和可菜に施される網代や竹細工の意匠は、そうした街の在り方を象徴しているのではないでしょうか。うーん、やっぱり一度は泊まってみたい。

 ……とまあ、ここまで来ると、次は料理の内容が気になってきますよね。文学旅行的にも大きなニュース価値をもっていますが、提供される食事については、また、取材できましたら。今回は、速報として、ここまでとさせてください。
 んなわけで、ここまで報じたのですから、施主さん、そして隈研吾建築都市設計事務所さん、プレオープンの記者発表には呼んでね😊
(うっわ、スケベ)

https://note.com/airplane_deer/n/ndd056d1b13ec


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