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エピソード#99 心のバリアフリーと素晴らしい景色に感動


社長の記事です。
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8年ほど前のお正月の2日間、貸切り観光のお仕事をさせて頂きました。
その時のエピソードをご紹介します。
 
年が明け、1日と2日は観光貸切りのお仕事をさせて頂きました。
車椅子のご主人と足の弱い奥さまとの2人旅です。
その中で特に印象的だったエピソードを2つご紹介致します。
 
1つ目は、1日目の夕食で予約したお店にご案内した時の事です。
そのお店は、玄関で靴を脱いで入店するお店ですので、車椅子のタイヤを拭く準備をしてお二人をご案内しました。
するとお店の方が『そのままどうぞ。』と言って下さいました。床が汚れたら掃除すれば良い、そんなおもてなしの気持ち、心意気を感じました。
また、玄関の上り框が微妙な高さで2段ありました。ご主人の車椅子が補助輪付きで、階段介助などの段差処理が難しい車椅子でしたので、どのように段差を越えるか、一瞬考えていたところ、お店の方が一言『持ち上げましょう。』と言って下さいました。
普段から、その様に対応されているのでしょう。
とても手慣れた動作でしたので、安全に段差をクリア出来ました。
これぞ、心のバリアフリーだなと感動しました。
奥さまの誕生日でもある1月1日の夕食をとても楽しみにされていたご夫婦にとって、忘れられない時間になったことと思います。1年のスタートから心が暖かくなる出来事でした。
 
2つ目は、1日目の午前中、伊東から西伊豆に抜ける途中で、絶景スポットのだるま山高原レストハウスに寄った時の事です。
足の弱い奥さまの為に、トイレの近くに車を駐車しました。
そして、車椅子のご主人に、車から降りて景色を見ましょうと提案したのですが、
『自分は車窓からの景色で充分だから、車内で待ってる。』と言うのです。
遠慮しているご様子でしたので、『奥さまの誕生日なので、お二人で写真を撮りませんか。』と提案したところ、応じて下さり、展望台の方まで移動しました。
車椅子のご主人の目線の高さと手摺の高さが邪魔しない場所まで移動、景色を楽しんで頂きました。
『駿河湾と富士山が同時に見えて、こんな絶景は見たことが無い。ありがとう。』と感動されたご様子でした。
そして写真を何枚か撮り、『そろそろ出発しますか?』とお声掛けしたところ、『もう少し、この絶景を見させて欲しい。』との事でした。
長期入院中のご主人は、今回の旅行が3か月ぶりの外出でした。今は気軽に外出出来ないご主人にとって、見える景色の一つ一つが特別なんだと改めて思いました。
そして、ゆっくりと景色を堪能して頂きました。

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