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エピソード #101 ある年の夏、同日に緊急対応させていただいた案件

数年前、同じ日に対応した案件
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最早、昨日の事ですが、夕方4時以降に緊急の下り搬送依頼が2件あり、対応させていただいたのですが、その2件とも、翌日の今日も通院があり、診察や検査の結果、入院となりました。熱海市が、そして現代の社会が抱える、大きな地域課題が浮き彫りになった気がしました。
 
1件目は、転倒し腰部の骨折で救急搬送された方の、ご自宅への下り搬送でした。病状などの聞き取りからストレッチャーでの搬送が最善だろうと判断し、お迎えに行きました。ご自宅に到着し、ご自宅内の環境を確認すると、今までは完全に日常生活が自立していた方のようで、ベッドではなく、リビングに布団を敷いて、寝ていた事がわかりました。また、別の部屋には、息子様のベッドがあったので、当面、寝たきり生活になる事が想定される事から、ご本人様の意向を聞いて、息子様の使用していたベッドをリビングに移動して、そこにご本人様に寝ていただく事になり、ご家族と協力して、ベッドを移動した上で、ご本人様をストレッチャーからベッドに移乗しました。
 
本来であれば、ここまでで、私たちの仕事は終了なのですが、寝返りもうてないこの病状で、生活出来るのか心配になりましたので、介護の認定を受けているのかをお聞きすると、まだ受けていないとの事でした。早急に、支援が必要だと思いましたので、ご本人とご家族に代わり、地域包括支援センターに電話して、相談しました。すると、あらたな問題が次々とわかりました。まず、週3回の透析治療を受けていて、早速、翌日から通院が必要である事がわかりました。寝返りもうてない、この病状では、ストレッチャーでの通院になります。今まで、病院の送迎車で通院していた方が、いきなりストレッチャーで通院したら、病院の方が、ビックリするだけでなく、準備も間に合わないと思いましたので、病院の透析室に電話して、報告しました。翌日、朝8時にストレッチャーでお迎えに来る事を伝え、事務所に戻りました。
 
事務所に戻るとすでに18時前。もう1件下り搬送依頼がありました。行きは別の手段で通院したが、帰りは対応してもらえないので、お願い出来ないかとの事でした。
 
今週の初めには、自分で車を運転していた方が、下半身に力が入らず、感覚も無く全く歩けなくなったとの事。車椅子でご自宅までお送りしましたが、数日前まで日常生活が自立していた方でしたので、ベッドは無く、ただソファベッドがありましたので、ご家族と協力して、ソファベッドをベッドにして、休んでいただきました。また、この方も、数日前までは日常生活が自立していた為、まだ介護認定を受けていないとの事でした。すでに7時近かったので、所轄の地域包括支援センターの連絡先を伝え、翌日以降相談する事を提案しました。
 
その環境で、介護に慣れていない家族の介護で、日常生活が過ごせるのか、とても心配な2件のケースですが、どちらも今日、通院の結果、入院となりました。私たちも、とても安心しましたが、何よりご本人様とご家族が、安心したと思います。忙しい毎日が続きますが、良いお仕事をさせていただきました。

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