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イギリス旅行22★マスク着用の促し方。イギリス英語とアメリカ英語の違い

今日は、旅行記はちょっとお休みで、ウェールズの首都、カーディフの美しいアーケード街で見つけた、イギリスらしい英語について。

※2022年4月にコロナ禍でイギリス旅行をした記録です。
これまでの記事は、以下から順にどうぞ!

この旅行中、私は「斬れる英語表現」を探して、たくさんの英語の写真を撮ってきました。(また後日まとめてご紹介します!)

たとえば、カーディフのアーケード街にある世界最古のレコード店「Spillers Records」の(この日は閉まってたのですが)、外から見えるガラスにこういう紙が貼ってありました。

(省略)we would prefer that you continue to show consideration to others and wear a face mask on this premises.
(訳:引き続き他のお客様にご配慮いただき、店内ではマスクをご着用いただければ幸いです)

もうウェールズでもマスクは義務ではなくなったので、あくまでもお願いということで、あえてpreferをイタリックにしています。

こういう丁寧な言い回し、とてもイギリスっぽいなと思って写真を撮りました。イギリスっぽいというか、日本人の感覚とも通じるものがあります。だから、翻訳者の私としては、日本語に訳しやすい。アメリカだったら、こんな英語はほぼ見ないと思います。

アメリカ人の夫のマイクに、「マスク着用が義務ではない中で、マスクを着けてもらいたいアメリカ人の店主なら、どんな表現をすると思う?」と聞いてみたら・・・

Be kind and wear a mask.(他人に優しく、マスクを着用してください)

とか

No mask, no service.(マスクを着けていない人はお断り)

だな、とのこと。

アメリカ英語は短くシンプルに言いたいことを表現するので、間違っても、上記のレコード屋さんのような回りくどい英語にはならないとのこと。(※あくまでも、いちアメリカ人の意見です)

イギリス英語と比べて、こういうストレートなアメリカ英語って、ほんとに日本語にしづらい(苦笑)。そして、日本人の私たちにとっては、ギョッとするというか、直接的すぎてかなりキツく聞こえますよね。多分、イギリス人も同じような感覚を持つ人が多いのかな?と思いました。

ちなみに、私が「法的に義務じゃないのに、"No mask, no service."なんて、ちょっと言い過ぎじゃないの?」と言うと、

「店側にだって、客を選ぶ権利がある。たとえば、アメリカではビーチの近くのお店では"No shirt, no shoes, no service."(服を着ていない人、靴を履いていない人はお断り)っていうサインがよくある。だから、アメリカ人にとっては普通のこと」だそう。

今まで、「英語は短くてシンプル!」とばかり思っていましたが、今回、イギリスに初めて来てみて、必ずしもそうではないんだと、自分の無知にまた一つ気づきました。

あ、でも交通標識とかはいくらイギリスでも、短くてシンプルですよ!(丁寧で遠回しだと、全部読む前に事故ってしまう)

これとか!

GIVE WAY(譲れ、相手が優先)。ちなみにこれも、イギリス英語です。アメリカ英語だと、この同じ標識は"YIELD"になります。

では、明日はまた旅行記に戻ります!

続き↓

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