透明な目を まだ閉じていて 聡明なまま 死に至るまで もう正解は 何処にもないと どうかそのまま 諦めていて 君が悲しみ 眠れないのは 夜が上手に 来てくれないせい 綻ぶ…
好きな言葉すら思いつかない。それが虚しくて仕方がない。 音楽には罪がないって、それは当然のことさ。どっちも勝手に作っただけのもの。 さよなら世界、さよなら人類。光…
物でもなく肉でもなく 僕の中身は空洞だ 夜道で街灯から隠れて君と戯れて 思い出と一緒に希死念慮も捨てて 残った僕はずっと空洞 合成樹脂でできた夢には朝の挨拶を 陰極…
心と身体と時間は君にあげる 能力と欲望と、それらを形成する思想は 壊れて使い物にならないからしまっておく 君は僕から無色透明の血液を絞り出して世界を作る 僕は君の…
相対する空と海が混ざり合って 世界の終わりをそこに見るとき 僕は少し心を千切って捨てていく 「地下鉄の悪魔が、ずっとこっちを見てるんです」 盤面で睦む有毛細胞 拡…
コンクリートの空が目の前に落ちてきて 僕を見つめて鈴のような声で呟いた 「私、たぶん昨日から偽物になったと思う」 寒そうな肌 皮膚が繊維のように解けて 爛れていく …
「後悔してるの?」 飽きるほどにしているよ ずっと頭の中は真っ黒だ 季節が巡っても 年を重ねても ずっと囚われ続けている 何処へ行こうと 何を為そうと 何を想おうとも…
あなたのいない春をもう四度ほど過ごしました あなたへの手紙は溜まっていくばかりです 今でもよく覚えています 日が昇るのと共に小鳥が囀り 柔らかな風がカーテンを揺ら…
結局何も残りはしないのだ 襤褸切れのように容易く捨てられて 歩いてきた道は他人の足跡で埋め尽くされる 全て忘れ去られて、それが当然のように 夜の静寂が痛いほど肌に…
かみさま、かみさま 僕、とても良い子にしていました どうして どうしてこんなことをするのですか 神様 どうか あの人はきっと僕の 半分だったのです お願いします 僕の…
酷く日に/焼けた∃写真が 白く=光って 君が〻消え /\/|/\怯えた糸が 痩せこけた 君の 手首 に似 …
すごくすごく優しい人だったんです すごく、やさしいひとで 僕はとても美しいなと そう 僕を早く殺せ と 叫び出すのです 優しく美しいひとでした すごくすごく優しい…
涙を溜めた水槽を世界と呼ぼう 七日よりもっと時間をかけて 拾い集めてきたものを入れて 手で壊してしまえるほど小さな世界を作ろう 言葉は失くして 季節がもう少し緩やか…
植物の気持ちになるの 枯れた維管束が軋んで 体温が少しずつ下がるから 太陽が恋しくて堪らない 交差点で嘴を鳴らす鴉の群れと ぱちぱち弾ける拍手の音が わたしを轢き殺…
僕の幸せは 君と二人で死海を漂って 真っ青な景色の中で ふたつの染みになること 僕の戦争は終わらない 君が望む誰も死なない世界のために 君が誰も殺さなくていい世界の…
君のことを縺ゅ>していたいと 君のことを谿コしながら言って 謔イ縺励∩がすぐに消えるものでも 豁サが二人を別つまで僕が残してみせる 逕溘″縺溘>と嘘を吐いて 死んだ…
間 幽霊
2021年9月4日 06:03
透明な目を まだ閉じていて聡明なまま 死に至るまでもう正解は 何処にもないとどうかそのまま 諦めていて君が悲しみ 眠れないのは夜が上手に 来てくれないせい綻ぶ指に 絡む泥濘錆びつく朝の 光に酩酊染色体の 形を撫でて生まれた子らに 涙を流す血迷った夢の 手を取る前に歪な歯車 藻掻く空蝉沈む空想 無欲な獣取るに足らない 無辜の化け物癒着する手と 刺す幻肢痛それか或い
2020年11月2日 05:46
好きな言葉すら思いつかない。それが虚しくて仕方がない。音楽には罪がないって、それは当然のことさ。どっちも勝手に作っただけのもの。さよなら世界、さよなら人類。光の速度で僕の身体が消えるまで。何にもないよ。全部気のせいだったみたいで、全部間違ってたみたいで。正しく、美しく、なりたいと思って、たったそれだけ。ごめんね、普通の子になるからね。来世では、愛してね。
2020年9月27日 23:58
物でもなく肉でもなく僕の中身は空洞だ夜道で街灯から隠れて君と戯れて思い出と一緒に希死念慮も捨てて残った僕はずっと空洞合成樹脂でできた夢には朝の挨拶を陰極線管を流れる光には別れの言葉を君は生きてる世界で死んでいて死んでる世界で生きているそういう骨と肉君は早く消えてしまいたくて僕はずっと馬鹿になりたい心も体も、頭の中身もお揃いでそんなくだらない全てを忘れられるよう
2020年9月16日 02:05
心と身体と時間は君にあげる能力と欲望と、それらを形成する思想は壊れて使い物にならないからしまっておく君は僕から無色透明の血液を絞り出して世界を作る僕は君の流す青い涙でその海に色をつける僕らはお互いのためにもう一度生まれないといけないだから、僕の羽根の片方を手折ってそうしたら僕は君のに手をかける一人じゃ生きていけないようになりたい比翼の鳥になりたいのわたしの命、半分あげ
2020年8月5日 03:49
相対する空と海が混ざり合って世界の終わりをそこに見るとき僕は少し心を千切って捨てていく「地下鉄の悪魔が、ずっとこっちを見てるんです」盤面で睦む有毛細胞拡散する死体に蝿が群がる無菌室にて君を待つ最後には僕も悲しみになる神は人を狂わす病気に愛という名をつけました。出して食んで増やしてたかる毒虫、駆除して回れ膿んで剥いで捻じ伏せ荒ぶ脳髄、鼓舞して壊せ"ひそと侵され
2020年6月17日 00:19
コンクリートの空が目の前に落ちてきて僕を見つめて鈴のような声で呟いた「私、たぶん昨日から偽物になったと思う」寒そうな肌皮膚が繊維のように解けて爛れていく君は羽化する淡雪の肌瞳が涙のように融けて蕩けていく僕を映す人がいなくなる夕日に煌く花氷海馬を燻らす雨篭り無垢に揺らめく逆堕とし怠惰を償う殻残り"絖の肌 声なく沈む 水屑かな"溺れた果て声のする方へは
2020年5月23日 23:56
「後悔してるの?」飽きるほどにしているよずっと頭の中は真っ黒だ季節が巡っても年を重ねてもずっと囚われ続けている何処へ行こうと何を為そうと何を想おうとも僕はいつも帰りつく完成されていたあの時間にオレンジの香りのする君の隣に「あの星座の名前、何だったかな」オリオン座ベテルギウスの爆発を死ぬまでに見たいと話したはずだ「最近いつもの猫を見かけない」車に轢かれ
2020年4月26日 00:00
あなたのいない春をもう四度ほど過ごしましたあなたへの手紙は溜まっていくばかりです今でもよく覚えています日が昇るのと共に小鳥が囀り柔らかな風がカーテンを揺らすそんなのどかな朝に君は眠りにつきました白昼夢を見ているようで空に浮かぶ雲の形や草木の瑞々しい緑があなたの優しさによく似ていました最近僕は、少し考えます 生きているとかいないとかそんなことには関係なく思いと
2020年4月25日 01:35
結局何も残りはしないのだ襤褸切れのように容易く捨てられて歩いてきた道は他人の足跡で埋め尽くされる全て忘れ去られて、それが当然のように夜の静寂が痛いほど肌に突き刺さるこんな大きな街で祈る星もなくただ無為に時間が過ぎていくのをまるで他人事のように感じるのは何故だろう窓に映る自分の姿が確かに呼吸をし、血液を流し生きているのだということを誰が証明してくれる?夜が明けて、また日
2020年4月24日 02:43
かみさま、かみさま僕、とても良い子にしていましたどうしてどうしてこんなことをするのですか神様どうかあの人はきっと僕の半分だったのですお願いします僕の祈りはあなたの耳にきっと大きな傷を残すことでしょう僕は、明日にでもそう、すぐのことだったのですかみさま救いはありませんかどうして、あの人を連れていくのですか僕は、神さまあなたを信じていましたああ、僕はと
2020年4月23日 03:31
酷く日に/焼けた∃写真が 白く=光って 君が〻消え /\/|/\怯えた糸が 痩せこけた 君の 手首 に似 絡み僕の首±を絞めて¿ あ 君、な〃ので 僕は 咲いてる; 花の≫愚かしさは 尊ばれるべき∝であり僕が _^\ 踏みにじったから 君は怒った。のですね 悪い人
2020年4月22日 04:44
すごくすごく優しい人だったんですすごく、やさしいひとで僕はとても美しいなとそう 僕を早く殺せと叫び出すのです 優しく美しいひとでしたすごくすごく優しい心臓がない 悪い人、かしらうつくしいもの美しいから悪い人? 上に影があってぼくの影が真上から僕を見下ろして毒が、あふれて だれだろう わるいやつはみんな人間です人間だから僕は困ってしま
2020年4月21日 02:37
涙を溜めた水槽を世界と呼ぼう七日よりもっと時間をかけて拾い集めてきたものを入れて手で壊してしまえるほど小さな世界を作ろう言葉は失くして季節がもう少し緩やかに流れるように感情には色をつけて景色がもう少し鮮やかに見えるように体温を一度だけ上げて人がもっと優しくなれるように命を短くして大事な時間が長くなるように抱き締めたときに、もっと多くを伝えられるように月と星の明
2020年4月10日 01:07
植物の気持ちになるの枯れた維管束が軋んで体温が少しずつ下がるから太陽が恋しくて堪らない交差点で嘴を鳴らす鴉の群れとぱちぱち弾ける拍手の音がわたしを轢き殺していくから足がなくなるみたいに浮くの曇りの日はカーテンのかかった窓みたいあなたはその部屋で何をしているのかな光が透けて細波になったらわたしの指は裂けていくわ扉の外まで根が伸びたらやっと世界が終わるとき目を閉じ
2020年4月7日 02:20
僕の幸せは君と二人で死海を漂って真っ青な景色の中でふたつの染みになること僕の戦争は終わらない君が望む誰も死なない世界のために君が誰も殺さなくていい世界のために海はあんなにも深い青色なのに雨水が透明なのはこの世界が寂しくなりすぎないため僕は君が目を閉じて今日の空の色を思い出せるならそれ以外は何も望まない僕の幸せは眩く光る明けの明星が薄紫の空を連れて消えるとき君
2020年3月23日 04:04
君のことを縺ゅ>していたいと君のことを谿コしながら言って謔イ縺励∩がすぐに消えるものでも豁サが二人を別つまで僕が残してみせる 逕溘″縺溘>と嘘を吐いて死んだのは君を想う縺シ縺鄂ェを犯すのも鄂ーを受けるのも僕だけでいいから、君は逕溘″て 證励¥縺ヲ怖い荳也阜縺?から君は逶ョ繧帝哩縺倥※そのまま僕莉・螟の隱ー縺九?手を取って縺企。倥>、蟷ク縺帙↓縺ェ縺」縺ヲ 悪魔が