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24歳が13歳のハローワーク読んでみた


どうも。
24歳人生に悩める乙女です。

もう人生に悩んでます。
将来どうしよう、どういう仕事なら無理なくできるんだろう、これからどう生きていけばいいんだろう、毎日生きてるだけで必死…

という風にもう病みに病み、拗らせた24歳です。

そもそも生きるのがしんどい。
が、その話はまたいつか。

今回はそんな「私どんな仕事なら無理なくできんの?」という社会不適合な疑問から13歳のハローワークを読んだ感想を綴ろうと思います。

13歳のハローワークって皆さん知ってますか?
村上龍さんが、13歳の少年少女向けに書いた職業一覧の本です。
私が読んだのは、教科別に索引があって、「国語が好き」とか「理科が好き」とか「休み時間が好き」なんて項目から、それに繋がる職業の紹介文が書いてありました。

13歳、子供向けと侮るなかれ。
その職業に必要なスキルや能力、またどういう経緯で就けるのかまで、わかりやすく手短に書いてありました。

なんとまぁびっくり。

24歳が読んでもとても参考になります。

もうこれは、子供向けだから〜とか言わないで、大学にも置いてほしい。なんなら就職支援課にあってほしかった。
というか、「将来どんな職業に就こうか…」と悩む人達にまず手に取ってほしい本です。

世の中には四季報だとか職業図鑑だとか色々そういうものはあるだろうけれど
イラスト付きで、短文でわかりやすく
「仕事…わかんないよ何がしたいかなんて!」っていう人が、まず手に取るべき本だと思います。

就活入門書的な?

そして大人になっても職業について悩む乙女こと私は、この本の中のある項目にじーんときてしまいました。

「なにも好きじゃない ねるのが好き」

この項目の内容の一部を、手短に説明しようと思います。

なにもやる気が出ないという人は、親や学校やいじめなどで、やる気を吸い取られている。
そんな人は、とりあえずまずもう寝れないというほどたっぷり眠ってから、この本を最初から一通り読んでほしい。
そしたら何かしらは気になるものが見つかるはずだ。


ああ、昔の私にきかせたい、そう思いました。
私はもう、物心ついた時から、周りに合わせて、親の言うことをきいて、学校に通ってということに必死でした。
全て苦痛で、辛くて仕方ないけれど、「できないと将来終わりだ!」と怯えながらやる気を振り絞って生きてました。

まさに、学校や親やいじめに、やる気やエネルギーを吸い取られていたんです。

生きることに必死で、仕事なんてできる余裕もなくて
それなのに何がやりたいどんな仕事がしたいって
高度なことを求められて
こんな状態でわかるわけないし
そもそも仕事だってロクにできるわけなかったんだ。

今休んでみてやっとその事に気づけました。
そして無理をして生きてきた代償にもやっと気付きました。

子供と関わる大人の皆さん

親御さん、学校の先生

無理して、200%の力でやっとこさ学校に通っている子供がいたら、休ませてあげてください。
そして、何ヶ月、1年2年、その子が少しずつ落ち着いてきたら、13歳のハローワークを勧めてあげてください。

24歳の、こどものお願いです。

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