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資金調達の手段③
こんにちは、公認会計士の三上光徳です。
前々回から設備投資の際に必要となる“資金調達”についてお伝えしています。
本日もその続きになります。
資金調達の手段
まず、資金調達の手段として以下の4つがあるとお伝えしました。
①自己資金
②融資
③出資・社債
④補助金・助成金
本日は③の中の特に出資について説明します。
③出資・社債
3つめの資金調達手段は、出資・社債による調達です。
ここでいう出資は、
・ベンチャーキャピタル
・中小企業投資育成株式会社
・エンジェル投資家
などから、出資という形でお金を投資してもらうことを意味しています。
また、社債とは、会社が資金調達を目的として発行する債券のことをいいます。
投資家は、この社債を購入することで会社にお金を貸すことになり、
会社側からするとお金を借りることになります。会社は満期まで利息を支払い、満期時に元本を償還することで返済完了となります。
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出資のメリット
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出資のメリットは、返済義務がないということです。
借入や社債は、法的に返済義務を負いますが、出資の場合は返済義務は負いません。
また、事業性を買われれば、資金調達の額を最大化できる可能性があるという点もメリットとなります。出資をする投資家の立場からすると、出資した会社が大きく成長した場合、多額の配当(インカムゲイン)を得たり、株式を売却することにより多額の売却益(キャピタルゲイン)を得たりする可能性があります。
つまり、投資家に対して将来的に事業が大きく成長する可能性を感じさせることができれば、その分多くの投資を受けられる可能性があるのです。
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出資のデメリット
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出資のデメリットは、資本政策に制約が生まれるという点です。
具体的には、出資を受けることにより、支配権は一定割合を他の株主に保持されてしまう形になってしまいます。
また、出資をした投資家側から取締役を送り込まれるなど、経営への監視が高まる可能性も高くなります。
三上光徳
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