しんえな

女優とか被写体とかとか。黒いまんまでわっはっは! ひとりごとを呟くだけのブログです。

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最近の記事

好きなこと。

初のミュージカル出演が終了した。 普段やってるのとは全然違う大振りな演技、それに加えて歌にダンス、慣れないことについていくのに必死で、いつのまにか3ヶ月がおわっていた。 ずっとやってみたかったミュージカル、普段の小劇場演劇とは違い、“楽しい”が1番はじめにくる新体験だった。 いや普段も楽しいのだけど、今までは焦りとかから「もっと勉強ずっと勉強!」「もっと入り込まなきゃ…」と自分を追い詰める傾向にあり、正直稽古に行きたくないと思う日も多々。 でも今回の舞台は(忙しくて思考す

    • ルックバック

      文化的偏差値高め(そう)な知り合い達が揃いにそろってあまりにも絶賛してるから興味本位でみにいった、藤本タツキ原作映画『ルックバック』。 昨日は何故か夜中になっても目がギンギンで結局寝たのは朝4時。映画中寝ちゃうかもなー寝たら1700円もったいないよなーなんて思いながらはじめましての映画館、伏見ミリオン座へ。 こじんまりしたおしゃれなミニシアターで、そのくせ売ってるレモネードは市販物。手作れよ!そこはこだわれ! 映画館ではポップコーンとコーラを買って映画館の財政を潤すのが国

      • 鳴き砂が泣いて。

        私は今いわきにいる。 福島県いわき市、映画『フラガール』の舞台として有名な福島県の沿岸部寄りの地域。 ハワイアンズスパリゾートがそのモデルとなった場所で、市内ではフラの衣装を抱えた学生達も見かける。学校にフラダンス部でもあるんだろうか。 映画『フラガール』は以前観たことがあって、フラガールメンバーの一人が父親に髪を切られるシーンと蒼井優の1人踊りのシーンがとても印象的。 実は私自身3年ほどフラダンスを習ったことがあって、まあ我ながら上手かったのではないかと思うし、楽しかっ

        • 28年。

          私にその記憶はないけれど、地元からそう遠くないところでたくさんの灯火が消えた。その事実は教科書の中の出来事にしか思えない。 私は震災に関する知識は今まで意図的に入れてこなかった。そういう事は自分の琴線に触れやすい分、辛くて耐えられる気がしないから。 でも今年は少し目を向けてみようと思う。 人々の記憶から忘れられていくということは、震災の傷が癒えていくということなのかもしれない。 完全に忘れられたら幸せかもしれないけど、きっとそれは出来ないだろうし、それでも幸せに向かって生

        好きなこと。

          達成、からの解放。

          9ヶ月ぶりにオーディションというものを受けに行った。 12月に東京に行って以来、3時間以上の高速バスに乗るのはとても久しぶりで、ああこんな感じだったなあと思い出す。思ったより楽に乗っていられて意外だった。人が少ない席を選んだおかげだろうか。 去年出演したサファリ・P×トリコ・Aの『PLEASE PLEASE EVERYONE』中、自分に大きく失望するところがあって、世の中の演者と呼ばれる人達と肩を並べるのが恐れ多くなってしまい、そもそもWSやオーディションに行くことをさけ

          達成、からの解放。

          父へ。

          唐突に思い出す。幼い頃のぼんやりとした記憶。 夜中にトイレがしたくなって父を起こし1階に降りてトイレをすませ父を待ってる間、部屋の隅に置いてあった立方体型の小さなテレビを両手で抱えて持ち上げようとしたこと。保育園児だった私にはとても重くて、身動きとれなくなって半泣きで叫んでたら父親が飛んできた。 爆笑しながら「何してんの!?」と。私も子供ながらに、何してるんだろ…と思った気がする。 こういった記憶は他にもあるけど、だいたい私は夜に父親に抱きかかえられてる。私の世代の父親と

          マイキーに学ぶカリスマ性。

          最近、東京リベンジャーズにどハマりしていて、インスタとかで二次創作も読んだりするし単行本も25巻まで読んでいてアニメも全部みたのだけど、どうしてもマイキーがすきになれない。 いやマイキーは好きなのだけど、それよりドラケンが好きすぎて周りが見えない。恋は盲目だ。 そもそも東京リベンジャーズとは、 的なストーリーで、その〝とうまん〟の総長が佐野万次郎(マイキー)、副総長が龍宮寺堅(ドラケン)なんだけど、どう考えてもマイキーの人望がありすぎる。 周りを固めてるのは結成当初か

          マイキーに学ぶカリスマ性。

          酔い方。

          最近700mlのウイスキー瓶2本と翠ジン1本が空いた。 お酒を飲むようになってすぐの頃は、耐えられないほど嫌なことがあったり自分で自分を許せなくなったりすると自傷的な飲み方をして酔いつぶれて泣き叫ぶ日があったりしたんだけど、今はそんな飲み方もしなくなった。それは大人になったとかお酒を嗜めるようになったとかじゃなくて、もちろん元々お酒に強い体質であることも相まって、単にそんな刺激的で新鮮な気持ちを味わうことも経験をすることも少なくなってきて(というか最近は皆無)、そこまでして

          『みんな笑って。』

          トリコ・A×サファリP vol1『PLEASE PLEASE EVERYONE』終幕。 9日間、13ステージ全日程が終了した。 あらすじ今より少し未来のにほん。子供たちは子育ての訓練を受けた大人によって育てられていた。自由と平等が保障された理想的な環境で伸び伸びと育つ子供たち。しかしある日突然、子供たちの生活は生みの親に一任されるという通達が国から下される。国の決定に反発し、一丸となって子供を守ることを決意した大人たちはしかし、次第に不安という的に飲み込まれ、分断されていく

          『みんな笑って。』

          桜の園の砂丘館。

          実感が湧いてきた。 7月の稽古から帰ってくる時、笹団子買い忘れたの。また9月行くしいっかって。 でも、もう行かないよなあ。 去年の11月、オーディションを受けに人生初新潟。 会場まで電車で行ったんだけど、遠いし無駄に道広いし電車もバスも全然来ないし、「なんんんもねーな。」って 初日の会場が近づくにつれてテンション上がって、『わが星』の音声大声で復唱しながら走ったのを思い出す。 そこから6月、7月と通って、来月も行くはずだったのにな。 「何にもない場所」から、否が応でも思い

          桜の園の砂丘館。

          所在地。

          引越して、まる4ヶ月経った。 相変わらず道は縦横じゃないから、近所でさえナビがないと30分はぐるぐる回る。 「家のこっちの窓から朝日が差し込むから…」と東西南北を捉えようとしても、するりと脳のしわの隙間から逃げ出してしまう。 家の周りは畑だらけで、舗装もままならない道を車が自転車すれすれに走っていく。 京都の市内で生まれ育った私はここにきて2ヶ月目に思った。「田舎だなぁ」。そして4ヶ月経って思う。「田舎だなぁ」。 田舎だよなぁ。 こっちにきて数人の人間と出会い、出身を答

          春眠します。

          唐突だけど、休もうと思う。 最近情緒がいつも以上に安定しない。体調面からくるものも否めないが、焦りが大きな要因だと思う。 仕事が出来ない。 ただでさえこの業界において生き急ぎたい私にはなんとも耐えがたい状況であり、焦りが抑えられない。 この丸一年ちょい、ただひたすら『急ぐ』ことに心を砕いてきた。早く場数を増やさなければ、早く認知度を上げなければ、早く技術をつけなければ、早く、はやく、ハヤク。 もちろんそんなすぐに出来るものではない。その現実と、自分の中の焦りの葛藤に、ヤ

          春眠します。

          「年齢は?」「6歳(仮)です!!」

          もうアイスを1日2つ以上食べても、ご飯前にお菓子を食べても、嫌いな物を残しても怒られない歳になった。 私自身10年前とさほど変わっていないのに、世の中の私への態度は大きく変わったように思う。 税金だとか、保健料やら年金、パワハラセクハラ責任問題、エトセトラ、エトセトラ。 この歳になると、「女優としては遅いのよ」なんて言われるし、実際自分でも遅いと思っている。 だから「○歳の時から始めていれば…」とか「○歳までに売れなかったら…」とか「○歳以上になったらどうしよう…」とか、

          「年齢は?」「6歳(仮)です!!」

          おっぱい。

          東京生活最後の日。感慨深い。 生まれ育ったわりになんの思い入れもない街、京都。 私にとっての覚悟の街、東京。 2つの京で、私は何してるんだろう。 ぴったり2カ月前の1月4日、東京に初雪が降った日、こっちにきた瞬間から、というかその前日の荷物をパッキングしてる時から、ずっと京都に帰りたい。 21年間ずっと碁盤の目に埋もれて生きてきた私は、今回初めて異国の地で生活をしてみた。初独り暮らし。 こっちにきてしばらく(一ヶ月くらい?)は寂しさと不安とストレスで酒をあおり煙をふかし

          おっぱい。

          ますたべーしょん。

          いたたまれなくてnoteを開いた。 あー私傷ついてるんだなぁ。しみじみと感じる。 失恋した時みたいな切なさに襲われてる。 泣きたいような諦めたいような、でももっと頑張りたくて、絶対振り向かせてやる、みたいな。 傷ついてるんだと思う。悲しかったんだよなぁ。 がむしゃらに頑張るだけじゃダメなんだって、勉強して基盤を作った上にがむしゃらが乗っかるから初めて実がなるんだって、実は知ってた。それでも焦って何から手を付けていいのかわかんなくて、ただひたすら進み続けようとしてきたけ

          ますたべーしょん。

          砂になったのは、私か。

          TPAM2020フリンジ参加作品 IDIOTSAVANT×Belloo Creative『砂の家-House in the Dunes』終演。 初の関東出演、異国の地で、異国の人達と。 うーーん、つらかった。笑 終わった今、涙が出てくる。これはつらかった記憶のためか、終わった事への安堵か、一種の感慨深さか、それとも寂しさか。 98%くらいの確率で、「やっと終わった…!」と思う。心から。正直終わってくれて嬉しい。 残り2%がかき乱す。ぐちゃぐちゃで、なにがなんだかわから

          砂になったのは、私か。