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桜の園の砂丘館。

実感が湧いてきた。
7月の稽古から帰ってくる時、笹団子買い忘れたの。また9月行くしいっかって。
でも、もう行かないよなあ。

去年の11月、オーディションを受けに人生初新潟。
会場まで電車で行ったんだけど、遠いし無駄に道広いし電車もバスも全然来ないし、「なんんんもねーな。」って
初日の会場が近づくにつれてテンション上がって、『わが星』の音声大声で復唱しながら走ったのを思い出す。
そこから6月、7月と通って、来月も行くはずだったのにな。

「何にもない場所」から、否が応でも思い入れの強い場所になってしまった。
晴れてる新潟が、私は好き。古町の街並みも、文化財になってる昔の豪商たちの家も、苦手なアリさんが蠢いてる砂丘館も。
砂丘館の横道をまっすぐ行ったところの林から見る日本海の景色がすっごく素敵なのに。

敬愛する柴さん。また一緒にかくれんぼできますよね。

誰も悪くない分、この吐口のない気持ちはどうしたらいいですか。
いつになったら私たちは許されますか。
誰か正解持ってる?持ってたら1ミリ分けてください。

風に押されて舞ってしまった砂。
巡り巡って戻る場所が、またあの『お家』でありますように。

バイバイ、私の桜の園。

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