好きなこと。
初のミュージカル出演が終了した。
普段やってるのとは全然違う大振りな演技、それに加えて歌にダンス、慣れないことについていくのに必死で、いつのまにか3ヶ月がおわっていた。
ずっとやってみたかったミュージカル、普段の小劇場演劇とは違い、“楽しい”が1番はじめにくる新体験だった。
いや普段も楽しいのだけど、今までは焦りとかから「もっと勉強ずっと勉強!」「もっと入り込まなきゃ…」と自分を追い詰める傾向にあり、正直稽古に行きたくないと思う日も多々。
でも今回の舞台は(忙しくて思考する余裕がなかったというのもあるけれど)、とにかく楽しくて稽古休みたいという気が起こらなかった。私としては初体験。
「そうだった、私は楽しくて演劇やってたんだ。」
思い出して、目からウロコがポロポロ。
どんなに好きな事でも仕事になると嫌いになってしまうとよく聞くけれど、まさしく私は最近それに陥りかけていたのだとようやく気づく。
なぜ演劇をしたかったのか、演劇を通して何を成し遂げるべきなのか、どうあるべきか、大人として難しいことばかり考えてしまい、少し演劇と距離を置きたかったけれど、楽しいこと好きなことをしたくて演劇やってたじゃないかと童心思い出した今は早く次の舞台に立ちたい。
今回の現場ではプロ意識の高さを感じられる場面が多々あって、私はあまり人のことを尊敬しないのだけど、この座組のなかには尊敬できる人が多かった。
私もこういう立ち回りができるようになりたいと強く思えたのも自分の中での成長か。
いやにしても舞台終わってまだ3日目なのに、次の稽古してる人は体力ありすぎ!
私は次の稽古は来週から。
終わってすぐ次のお仕事が決まっているのは本当にありがたい。
愛はいっぱいあっていい。
夢はいっぱいあっていい。
たくさんの愛と夢に触れた3ヶ月。
これを反芻しながら次の場所でまた人生を作り直す。
私の好きなこと、演劇。
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