マイキーに学ぶカリスマ性。

最近、東京リベンジャーズにどハマりしていて、インスタとかで二次創作も読んだりするし単行本も25巻まで読んでいてアニメも全部みたのだけど、どうしてもマイキーがすきになれない。

いやマイキーは好きなのだけど、それよりドラケンが好きすぎて周りが見えない。恋は盲目だ。

そもそも東京リベンジャーズとは、

主人公の花垣武道(たけみっち)は30前後のフリーターで、ある日ニュースで、ちょっとイケてた中学生時代の元カノ、橘ひなたの訃報を聞き、いろいろあって過去にタイムリープ出来るようになり、中学生時代に幅をきかせてた「東京卍會
(とうまん)」という不良グループに入り、タイムリープの力を利用して過去を変えて未来のひなたを助けるぞ!

的なストーリーで、その〝とうまん〟の総長が佐野万次郎(マイキー)、副総長が龍宮寺堅(ドラケン)なんだけど、どう考えてもマイキーの人望がありすぎる。

周りを固めてるのは結成当初からの仲間だったり忠誠心オバケの幼なじみだったり、腹違いだけど恋人同士かと思われるほど仲がいい妹だったり、本人は天上天我唯我独尊を具現化したみたいな男なのに周りの人達から大事に大事にされ愛されている。

これほどの求心力があるのはおそらく本人のカリスマ性なんだろうけど、それと同じくらいわがままでマイペースで周りを振り回している。

ここで私は思う。
結局、たくさんの人から愛され絶大なカリスマ性を誇る人間っていうのは、ちょっとわがままで周りを振り回すことができて気遣いの欠片も知らないような、そんでもってほんとは誰よりも周りを見ていて自分を省みないような人間なんだろう。

私みたいにやたら気遣いができて人の顔色を気にすることができて自分よりも相手を優先することもできちゃって、そんでもってほんとのほんとは自分のことで精一杯だったりする人間とは真逆の人間性なんだろう。

そしてもう1つ、絶大なカリスマ性をもつ人間には必ずと言っていいほど深すぎる闇がある。その闇に大事な人達を引き込みたくないから自分が悪者になって周りを遠ざけ孤立していく。

周りを見ればすぐ隣に前に後ろに手を差し伸べて助けてくれようとしている友達が立っているのに、それでも自己陶酔ともいえるほどの頑固さで1人で闇に堕ちようとする。それを助け出そうと周りがズブズブし始め、またそれを食い止めようと本人の闇が深くなる。

悪循環じゃないか。マイキーが闇堕ちしなければドラケンの未来も違ったかもしれない。大切な人を守ろうとして自分で殺しているんだ。

こういうことを考えていると、「カリスマは孤独だ」といういつも誰かが言ってそうな言葉にも頷きたくなってしまう。

マイキー頼むよ、そろそろ素直になろうじゃないか。


ちなみに私はドラケンの他にも、みつやのお兄ちゃん気質なとことか、灰谷兄弟のニコイチなとことか、イヌピーのハイヒールとかに悶絶してしまうし、何より、ココは全てが全て、癖に刺さって殺されそうだ。

こういう現実には一生かけても巡り会えないようなキャラと引き合わせてくれる、絵が上手い全ての人類に感謝する。

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