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ADHDの私は、人に言われたことを一度試してみる。


ADHD_noteです。

今回は、ADHDの私は、人に言われたことを一度試してみる。と言うことについて書きたいと思います。

人に言われたことを、一度試してみる。というのは、私の特性です。
(ちなみに、ここでいう ”言われた” というのは、直接言われる場合もあれば、テレビやネット、本からの情報と言う場合もあります。)


私は、ADHDのプラスの特性として、”素直さ” があると実感しています。
(自分で言うのもどうかと思いますが・・・。)


私が、最近あらためて思うのが、”他者肯定感” です。

以前、私は、”自己肯定感”より、”他者肯定感”という記事を書きました。


この記事では、

『良いですね。(良いっすね。)』という言葉があります。
あ、いいですね!(良いっすね!)
それ、いいですね!(良いっすね!)
いいじゃないですか!(良いじゃないっすか!)
というように、”無条件に肯定する” 言葉です。

という、私の口癖を書きました。

もちろん、”完全に違うな” と思うことに対して、これらの言葉は使えませんが、それでも出来る限りは相手の意見を尊重するというのが私のスタンスです。

実際にこれまで、
”確かに、この人の言う通りかもしれないな”とか、
”確かに、やり方を変えればうまくいくかもしれないな”という場面が幾度となくありました。

私の場合、相手の意見を尊重すると同時に、
それが自分が未経験のことであった場合には、とりあえず試してみるという特性があります。


発達障害がある場合、(特にASD(自閉スペクトラム症)の場合が顕著ですが、ADHDにおいても)”こだわり” という特性が出ることがあります。

”こだわり”とは、悪く言えば、自分のやり方に固執してしまうことです。


今までにやったことがないことに取り組む際には、どんなことであれ、やった後の結果がどうなるかわかりません。

どのようなことをやるのか、いつやるのか、によっても結果は変わることがあります。

ただ、私は基本的に、”やろう” と思ったことは、可能な限り早くやればやるほど良いと思っています。

慎重に物事を進める、と考える方々にはわからない感覚かもしれませんが、

これは、いわゆるADHDの ”衝動性” から起こる行動だと思っています。


どうなるかわからないことに関して、
行動してもしなくても、どちらにしても結果が分からないわけであれば、早く取り掛かる方が結果も早く分かり、有益であることが多いからです。

なにより、どういう結果になったとしても、結果が早く分かれば、それ以降もスピーディーに動くことが出来ます。

そのため、私はある部分では、かなりせっかちです。

『今やろう』、『すぐ始めよう。』ということです。


ただ、

矛盾するようですが、

ADHDには一方で ”先延ばし傾向” というものもあります。

(このような症状がADHDの難しい所で、生きづらさだったり、そもそもADHDが ”障害” と言われる原因の一つでもあります。)

”やりたいこと”については、突き進むだけ突き進んでおきながら、
”興味のないこと” や ”(本当は必要であっても)自分には必要ないと思うこと” については、”すぐ” にやりません。
(というか、"やりたいこと”、”すぐにやること” を優先させるために、それ以外のことをやることができません。)

ただ、このことについても ”人に言われたことを一度試してみる” によって、対処できる場合があります。


具体例は挙げませんが、”習慣としてやったほうがいいこと” などは試してみる価値はあります。

一度は試してみて、”自分にはどうも合わない” ということであれば、その時はやめれば良いわけです。ADHDが有っても無くても、誰にでも合う・合わないというような相性があるということです。

私はADHDと診断される前も、”信念” として、人の意見は必ず聞く。ということに決めていました。

ただし、それを取り入れるかどうかは自分次第ということも同時に決めていました。

誰かからアドバイスをもらったら、その内容についてはじっくりと聞く。
けれども、それを実際に自分に活かすのか、行動するのか。ということは、あくまでも自分自身にあるということです。

これは、
一般的(大衆的・多数派)な考えとして(悪く)言えば、”人の言うことを聞かない”とか、”頑固” などということになるのでしょう。

(実は、この部分を勘違いしている人があまりにも多いという思いがあり、同時に私がこれまでに常々違和感を感じてきた部分でもありますので少し書きたいと思います。)

私は人の言うことを聞いていないわけではなく、聞いた上で取り入れていないだけ。ということです。

はっきり言って、私は、誰よりも ”私に意見した人の話を” 聞いています。

ただその上で、”大した意見ではない” とか、
なぜ、(奴隷でもないのに)人の意見や人に押し付けられた考えなどを
すべて受け入れないと(取り入れたり・従わない)といけないのか?と思うことから、実際に取り入れない選択をすることになる。というケースが多いわけです。

原因は、そのほとんどのアドバイスなどが、私が今までにすでに経験をしたことである場合が多いのです。

(取り入れるとすれば、最近では10に1つくらいでしょうか。)

人の意見を取り入れれば取り入れるほど、”柔軟性”や”自分軸”と言ったものがより強固になることをこれまでに数えきれないほど経験し、理解してきたからです。

”人に言われたことを一度試してみる”ということは、
結果的に ”人に流されない” ということになります。


このようにADHDの私は、どれほど多動であったとしても、すべて自分で納得して行動を起こしているので、後悔も限りなく少ないわけです。


”なかなか行動できない” という人に、参考になれば幸いです。


ちなみに画像は、”信頼できる人の話は、より試してみたくなる” 的な画像。

Free-PhotosによるPixabayからの画像

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