広告の「公共性」-意味のある広告-
大川原 栄
弁護士
士業適正広告推進協議会 顧問
広告をするということは、当然のことながらそれを行う目的があります。多くの場合、特定の商品・サービスを消費者・利用者に「売り込む」ことや、特定企業のブランド力を高めることでその企業の商品・サービスを間接的に「売り込む」ことを目的としていると思われます。広告は、その意味で完全に商品・サービスを「売り込もう」とする企業のビジネスの一つであり、そこに私的行為としてのビジネス以外の要素が入り込む余地はないということになるかもしれません