見出し画像

「広告事業者の広告適正化に向けた取り組み」 Case:株式会社キュービック

当協会の事務局より「広告事業者の広告適正化に向けた取り組み」をテーマとしたコラムをお届けします。コラムを通じて、広告適正化のさらなる促進ならびに士業広告業界に適正な競争を生み出すこと、そして、広く利用者の方々に良質かつ適正な情報を提供することを目指します。

今回は当協会の正会員企業である広告事業者・株式会社キュービックの室井聡太様にお話を伺いました。
 

株式会社キュービック 会社概要

代表取締役 世一 英仁
創業年月日 2006年10月24日
資本金 31,000,000円
事業内容 デジタルメディア事業、デジタル集客支援事業、プラットフォーム事業
公式サイト https://cuebic.co.jp/ 

ヒトの本質と真摯に向き合い、潜在的なニーズを捉える

「弊社の創業は2006年です。事業内容は、主にデジタルメディア事業を展開しております。
 
特徴としては、コア・バリューに『ヒト・ファースト』を掲げていまして、ヒトの本質と真摯に向き合うことでユーザー様がまだ気付いていない潜在的なニーズをも捉えて、課題解決のきっかけを提供するという会社です。
 
具体的には検索連動型広告やSNS広告、ディスプレイ広告といったWeb広告を扱っており、ジャンルとしては人材・金融・士業の3つが主軸です。
 
会社の売上は135億程度となり、デジタルメディア事業を手掛ける会社としては比較的大きいのではないかと思っております」

広告適正化に向けた考え方と取り組み

「士業広告に限らずですが、広告に関するガイドラインやポリシーが策定されているもののそこにはいわゆる『解釈』が入ります。そのためメディア運用者が、ガイドラインやポリシーについてどういった解釈をするかだけでは不十分であることも生じ得ます。

ですので、ユーザー目線で誤解を生まないか、といった観点で社内法務のみならず社外にもリーガルチェックの担当者をつけています。さらに広告の媒体社様も含め、複眼で確認しながら広告を作成するようにしています。

また弊社は代理店のような他社でメディア運用を外注するスタイルではなく、自社で運用をしています。そのためにも我々自身の業界に対する理解を深める必要があります。

まさに士推協がやっているようなセミナーへの参加や、社内においてガイドラインの勉強会等も行うことで、常により正しい情報を配信できるように努めています」

正しい情報を、正しく提供することでユーザー様の課題解決に寄与

「特に士業領域の広告をご覧になるユーザー様については、弁護士さんにご相談されるような案件であるため、悩みがとても深いケースが多いわけです。

弊社では士業広告は「債務整理」と「交通事故」を扱っています。これは士業における特徴ですが、サービスを提供する専門家側とユーザー様のリテラシーには大きな乖離があると感じています。

だからこそユーザー様に誤認される、目を引くだけの広告になってしまうことについては、ユーザー様を裏切る行為になりますので、特に慎重にならなければいけないと考えています。

これからもユーザー様の課題をしっかりと解決できる、ユーザー様の思いを裏切らないような広告が溢れる世界にすべく、我々もその1社として”情報を正しく提供できるメディア事業”を展開していきたいと思います」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?