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A Course in Miracles について

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『A Course in Miracles』(奇跡のコース/奇跡講座)とはどういうものなのか?についてもりGの経験的な視点からみたnoteコラム
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2021年7月の記事一覧

私たちがしていく実践は、神、愛、光、喜び、平安、静けさにフォーカスしていくというものではない

私たちがしていく実践は、神、愛、光、喜び、平安、静けさにフォーカスしていくというものではない


コースという霊性の道の特徴的なところコース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)を学んでいく上で、私たちが知っておかなければならないのは、コースは非二元の霊性の道ではありますが、愛や真理について学んでいくようなスピリチュアリティではないということです。

そのことについては、コースのテキストの序文ではっきりと述べられています。

それはどういうことかというなら、私たちがしていく実践は、いわゆる、神

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「奇跡」によってもたらされる知覚とはどのようなものなのか

「奇跡」によってもたらされる知覚とはどのようなものなのか

「奇跡に難しさの序列はない」についてコース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)の中で奇跡の第一原理として示されている概念が、「奇跡に難しさの序列はない」というものです。

この概念は、コースを実践していくうえで、もっとも理解しておくべき重要な考え方です。

というよりも、私たちがこの世界の夢から自由になっていくために必ず修得しなければならない考え方であるということを知っておきましょう。

むしろ、

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無自覚だったものを自覚していくことが私たちがしていかなければならないことである

無自覚だったものを自覚していくことが私たちがしていかなければならないことである


自覚する、認識する、明らかにするコース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)の実践について言えるのは、「見る/直視する/正視する」ということなしには、その実践はあり得ないということです。

つまり、それなしに「赦し」はけっしてあり得ないということです。

コースの実践で求められているのは、「見る/直視する/正視する」ということであり、それは習慣化されなければならないものであり、もっといえば、最終的

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「いまここ」「プレゼンス」「ただ在る」について

「いまここ」「プレゼンス」「ただ在る」について


心を忘れた状態から心を自覚した状態へ聖霊の視点とはいったいどういうものなのでしょう?

それは、

自分が存在していることも、
自分が考えていることも、
自分が体験していることも、

そのすべてが妄想の夢の中で起きていることだと知って(悟って)いる視点だと言うことができます。

すべてが非実在の夢だと気づいている視点です。

その視点は、この時空(時間と空間)のドラマが展開されている外側にありま

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コースは万人に向けた霊性の道ではない

コースは万人に向けた霊性の道ではない

『奇跡講座』は大衆向きのものではないコース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)の学びが進んでいくにつれて、このコースは万人に受け入れられるようなスピリチュアリティではないということが分かってきます。

この世界の価値観で生きている私たちにとって、つまり、二元性(自我)の思考体系で生きている私たちにとって、コースが教えているその内容はまさに狂気でしかないからです。

というのも、もしその教えを受け入

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コースを学んでいくとき、そこには確かにしっかりとした学びの階梯があります

コースを学んでいくとき、そこには確かにしっかりとした学びの階梯があります


コースの学びの階梯についてコース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)を学んでいくうえで、その形而上学を理解していくことは重要どころか、必須であると言うことができます。

というのも、コース形而上学が理解できていないならば、もちろん、その実践などあり得ないのは当然のことだからです。

さらにいえるのは、だからといっていくらコース形而上学ばかりを知的レベルで理解していったとしても、日常の実践に適用し

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