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aciassに入社したみんなが心配していたこと

6月末でaciassの1期目の第1Qが終わります。

ありがたいことにaciassではメンバーがもうすぐ10人となりそうです。

みんなからしたら、4月に起業したばかりのaciassに入社するのは不安な事がたくさんあったと思います。

弊社だけではなく、そもそも転職において、今の環境よりも悪い会社だったらどうしよう、、と不安を感じて応募に踏み切れない方も多いのではないのでしょうか。

それはそうだと思います。
失敗したくない気持ちはみんなありますからね。

今までの記事ではaciassの”想い”をたくさん書いてきました。

aciassを起業した、たった2つの理由

今回この記事では、入社してくれたメンバーが当初不安に感じたことに対して、aciassとして正直に回答をしていこうと思います。

1. 不安定な経営基盤に伴うリスク

設立から間もないベンチャー企業は、資金繰りが厳しく、売上や利益が安定していないことが多いと言われているようです。
これは働く人からしても一番のリスクなのではないでしょうか。

頑張って働いたのにお給料が払われなかったり、遅延したりしたらたまったものじゃないですからね。

ですが、aciassでは心配ありません。

なぜなら、現在の売上はES(エンジニアリングサービス)事業部の受託チームとSESチームがほとんどを占めており、ありがたいことに両チーム共に、毎月安定した量のお仕事を発注して頂いているからです。

技術責任者である東と畠は受託開発でのプロジェクトリーダー歴がもう5年ほどになりますので、稼働量の調整も含めて問題なくプロジェクトを進めることが出来ています。

また、新規で受託開発のお話しを頂くこともございますので、今後も受託チームは拡大していくものだと考えています。

そしてSESチームについてですが、会社自体は設立して間もないものの、高野がSES営業を7年ほど経験しており、さらにSES会社へのコンサルティングも数社経験してきました。

今までの営業活動で培ったノウハウと、現在aciassとお取引いただいているクライアント様のおかげで、SESチームに所属する全メンバーの商流が浅く(※直取引か二次請け)、単価や支払サイト(※入金までの期間)の短い状態が実現出来ております。

商流が深いと単価は下がってしまったり、エンジニアさんの要望が現場まで届かなかったり、支払サイトが長くなりキャッシュフローが悪くなってしまいます。

aciassでは、メンバーにとっても会社にとっても、良い状態を実現できていますし、もちろん今後も維持・向上を目指していきます。

2. 過剰な労働負荷のリスク

起業したばかりの会社では、人数が少ないため従業員一人ひとりにかかる労働負荷が大きくなるという事もあるようです。
その結果、長時間労働や休日出勤が常態化し、ワークライフバランスを保つことが難しいとなると、なかなか辛くなってしまいますよね。

もちろんやりがいは大切ですし、短期的に負荷をかけて自分を成長させるフェーズも必要でしょう。
ただ、それが向いている人もいれば、向いていない人もいると思います。

正直にお話しすると、起業したばかりで、目先の売上が欲しいという面はあります。
ですが、みんなに負担を強いてまでやる必要はないと思っています。

それよりも、メンバーが仕事とプライベートを充実させることが、会社の長期的な成長と幸福につながると考えていますので、みんなが長期的に働ける環境を準備していく方が優先順位が高いと考えています。

そのため、柔軟な勤務時間の制度やリモートワークの導入により、個々のライフスタイルに合わせた働き方を推奨していたり、休日にリフレッシュ出来るよう、会社がキャンプ代の補助をする福利厚生もあったりします。

aciassには、お子様やペットと過ごす時間を大切にするメンバーもいます。
家族との時間や趣味の時間など、仕事から離れる時間をしっかり確保できる環境を会社が提供することで、仕事へのモチベーションや生産性も向上すると考えています。

3. 経営陣の経験不足によるリスク

経営者が十分な経験を持っていないというのは怖いですね。
安心して働けないですもんね。
経営者の経験不足が原因で、会社の意思決定や戦略の策定においてミスを犯されたり、方針がコロコロ変わってしまうようでは困りますもんね。

過去に高野がコンサルティングのご依頼をいただいた会社には、実際にそんな会社もありました。

その会社はSESを主軸に展開していて、代表やメンバーが営業経験やエンジニアの経験もない中で、売上をひたすら追っていました。

経営陣に経験がないが故に、方針をコロコロ変え、メンバーには過剰な要求をした結果、営業もエンジニアも定着していない、という状態です。
まずはその課題を是正するべく携わっていたのですが、時はすでに遅く、会社を支えていたメンバーがほぼいなくなってしまいました。

確かに、誰でも最初は経営に関して未経験です。
もちろん経験が無いことを悪い事と言いたいわけではありません。

でも、その会社を信じ、期待を持って入社したメンバーからしたら、経営陣のゴタゴタに巻き込まれたり、どんどん人が辞めていく事態に直面することはとても悲しい事だと思います。

もちろんaciassも立ち上げたばかりですので、会社としてはまだまだ未熟だとは思います。ですが、aciassの経営陣である高野、東、畠の3人は、aciassを立ち上げる前に他の会社で経営陣としてそれぞれ役割を持って会社の方針等を決めてきました。

営業面の経験については先ほど少し触れましたが、エンジニアリングの領域でも、現在弊社メンバーは全員経験者です。

受託でプロジェクトリーダーを経験したことがあるメンバーが3名おりますし、未経験の方に教育をしていた経験があるメンバーも2名おります。
また、新規サービスの立ち上げに携わったこともあるメンバーもおります。

もちろんaciassはまだまだ未熟ですが、未熟ながらもそれなりに経験があるメンバーが揃っていると思っています。

4. 社内体制が未整備に伴うリスク

社内体制や業務プロセスが整備されていないことに対して不安もありますよね。
これにより、業務効率が低下したり、ストレスが増加したりすることがあると思います。
ルールがわからないまま、何かを進めるのはとても大変ですからね。

先日の記事に書いたように、

aciassでは“よしな”の先には自由は無いと考えます。
自由やワクワクを目指すからこそ、しっかりと会社とメンバーがお互いの権利を明文化し、みんなが安心して働ける環境を整え、企業の秩序を保ち続ける必要があります。

そんな考えが強かったので、社内整備は優先順位を高くし、起業する直前から取り組んでいました。

現在では賃金規程も就業規則もその他の規則も完成しており、メンバーであればいつでも誰でも見ることの出来る状態にしてあります。

起業してまだ1年目ですし、性善説を前提とした“よしな”で会社を運用してもいいかもしれ
無いのですが、メンバー全員が恩恵を受けられる“よしな”は存在しないのでは無いのかと考えています。

理由も分からず昇給しなかったり、そもそも給与の根拠がなかったりする環境でモチベーションを維持するのは大変ですからね。

aciassとしては給与面以外でも、適切なルールの元でメンバーみんなが心理的安全性を確保しながら自由を追求する組織にしていきたいと強く考えています。

5. メンタルヘルスの問題

起業したばかりの会社の特徴として、高いプレッシャーや不安定な環境の中で働くことが多いという点が挙げられます。
そしてそれは、従業員や経営者のメンタルヘルスに悪影響を及ぼす可能性があります。

メンバーには、その点が不安だったとも言われました。

“起業”や”ベンチャー”、”スタートアップ”という言葉のイメージから、寝る間も惜しんで数字を作るような印象があるかもしれません。

aciassでは営業チームも含めてしっかり寝ています。

確かに、いけいけどんどんは楽しそうだなとも思います。
ただライフステージによってどんな働き方が理想なのかは変わってくると思うんですよね。

aciassでは 2. 過剰な労働負荷のリスク で触れたように、プライベートも大切にして欲しいです。

もちろんプレッシャーが無いわけではないですし、弊社の環境も他社様と比べたら不安定なところもあるとは思います。

ですが、高いプレッシャーや不安定な環境を改善するのは経営陣の仕事であり、みんなはそれぞれやれる範囲で自分のお仕事をすればいいと思っています。
経営陣と一緒にプレッシャーを感じてくれるのは、気持ちはありがたいのですが、正直ほとんど意味が無いと思っています。

せっかくプレッシャーを感じるのであれば、自分のやりたい仕事に出会えた時にたくさん感じてください。
ワクワクを伴うプレッシャーはいいものだと思っていますが、それは与えられるものではなく、自分で見つけた方がいいと思っていますからね。

最後に

正直、皆さんにとって今のaciassが本当にいい会社なのかはわかりません。
素晴らしい会社はたくさんありますからね。

しかし、スタートアップということもあり、現在aciassでは経営陣やメンバーはポジション関係なく、みんなでいい会社にしていこうと話し合う機会がたくさんあります。
そして、そんな環境を求めている人もまだまだいると信じています。

少しでも興味を持った方がいたら、一度お話ししてみませんか?
それで、合う、合わないを判断して頂けたらと思います。


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