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不要不急とファッションと私と

「Thank you for bringing sunshine to my day. 九州の被害が大きくならないことを祈りつつ、私は自分のことです…今回ばかりはご勘弁願って。。私にできることは、まずお買い物ご一緒にすることです。ほんと、衣食住とは、よく言ったと思うのです。まず衣なんですよね、これって人間だけの特権であり、そして必需品。ファッションは平和の象徴、ほんとそうです。身なりはその人を表しますしね。」
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お買い物同行をご一緒させて頂いた顧客様に頂いたメッセージ。

 今日の東京は何人と発表されるか、、、東京は今日も雨模様で、コロナ禍の中で自然も猛威をふるって、九州や信州での悲しい厳しいニュースが流れるている。

 

 こんにちは。A-Personal Styling 西畑敦子です。

 

 私はこれまで8年間、パーソナルスタイリスト として個人の顧客様に向けて、日々の通勤で何を着るか、デートや旅行には鞄に何を詰めていくか。転職や昇進の面接でどう挑むか。時には選挙戦でどう勝ち抜くかやメディア取材にどう応えるか。お子様の卒園や入学の服はその後どう仕事でも活用できるか。そんなリアル・クローズを顧客様とご一緒に、目指す方向に服装という形にすることで人生を伴走させていただいている。画像のクリップが張り付いたバッグはそんな現場の必需品が詰まった七つ道具入れで、洋服ブラシと共に8年越しの相棒。 

 STAY HOMEとなって、あらゆる「お出かけ」がなくなりイベントや集まることが難しくなって、服を着ていく場がなくなった。それでも服が必要な人はいらして、こんな時だからと立ち上がる熱いパッションを共有頂き、前を向き周囲を引っ張る素晴らしい顧客様に力をもらっています。

  顧客様の中には、救急医療の最前線でコロナと戦ってくださる方や、その後方支援で生死に向き合っていらっしゃる医療関係者の方がいらして。大変な状況を伝えてくださることだけでも有難く自分もしっかりしないとと奮い立たせてもらう。また、大雨のニュースでは今着る服も、最低限の衣食住を満たすことが急務として今も困っている方が、知人の親戚や知り合いという身近にもSOSを感じてる。



「ショッピング」や「ファッション」と言っても、どういうスタンスで向き合い選択するのか。



 今日の衣食住に困っている方がいらっしゃる中、こちらではさらにその質を向上させる選択をする。どこかで「今日の衣食住」に満たされない人がいるというのは恥ずかしながら自分の目にクリアに映ってないだけでこれまでも常に解消された問題ではない。その上で日々の暮らしをどう選び、楽しみ、役立って、自分の行動を選択して行くのか。数年前にアフリカの紛争地帯へ国連のお仕事で派遣されていた顧客様が、日本に帰国されたタイミングで服装をご提案させていただいたことがあった。その際に今は亡きNYでご活躍だった日本人女性のご活躍を近くでご覧になったエピソードや、彼女から譲り受けたという華やかなブラウスを見せても頂いた。困っている現場への寄り添い方は、自分のフィールドで最大限力を発揮することだと、フェミニンな淡いピンクのブラウスがNYのオフィスでどれだけ心強い味方であり鎧兜であったかと思う。


 冒頭のメッセージはこれまでも豪雨や地震などの際にはボランティア支援活動などできる最大のサポートをなさってこられた顧客様からで、九州での猛威がある中で総合的に冷静に、東京に住む一人として選択してくださったショッピングの時間。連日のアパレル苦境のニュースも鑑みて、もしかしたら私のことさえも気にかけてくださってのご依頼だったのではないか。


 どう行動するか一人一人の良識と冷静な判断が求められ、ショッピングを終えてお別れしてからは未来に向けての仕事が待っている。命を守って経済を回して、先の見えない中で少しでも未来を明るくするために仕事をするのさえ気をつけながら。まして楽しむことは?すでに数ヶ月過ごして、どう切り替えて行くのか?


 誰かのための前にまず自分のことを整え自立していかないとという必死さの中にも(それは経済的にという観点でいえばアパレル業界の端っこにいる私も人ごとではない)本当に心の底から笑い合えるには、自分だけが良かったらいいというチョイスはしずらい。服のチョイスも、自分が満たされるのはゴールではなくその先より良い・理想とする状態で人と関われるからだと思う。

 何もできないまま役に立てないなら、今ここでできることで動く。動いた先で楽しむ。おしゃれができるなら、花を飾れるなら、それだって。やっぱりあなたが輝くのは必要なことです。輝くことに服が寄与できるならそれだって必要。あなたの輝きって、あなただからこその輝きって何か、それは簡単ではないし変化・進化もするものだから人生を伴走させていただけるスタイリスト でありたいと願っています。

 

 誰しも心の底には無力さに悔しく悲しい思いがあることを忘れないで、それでも動いていると想像できるようになると笑顔のひだの奥にある美しさの理由に気がつけたり、底抜けに明るい笑顔の魅力が増したり、するのではないかな。その笑顔を引き出したり、彩るファッションを一緒に見つけて行きたい。


▼これまでの起業に到るまでの経歴を含めて、インタビュー頂きました


日経クロスウーマン・アンバサダー 


▼リクルートキャリア様 就職みらい研究所 にて パーソナルスタイリストになるまでの道のりをインタビューしてくださいました。






パーソナルスタイリスト  西畑敦子

TWITTER: https://twitter.com/atsukonishihata
INSTAGRAM: https://www.instagram.com/a.nishihata





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