あこさん|Ako Chishaki

隠岐諸島・海士町在住。田舎暮らし未経験でワンオペ離島移住|8歳👧&4歳👦|ガイアックス…

あこさん|Ako Chishaki

隠岐諸島・海士町在住。田舎暮らし未経験でワンオペ離島移住|8歳👧&4歳👦|ガイアックス←マザーハウス←商社| tiny peace kitchen時代 note https://note.com/tinypeacekitchen/all つれづれなるままに書き綴ります

最近の記事

島から東京に着くと。

島から東京に着くと、毎度いろんな気持ちが交差する。私にとって東京は、38年間住んだ都市。空港を出て、夕焼け空を見ながら首都高を車で走っている時はエモ×エモになって大変なのだ。 「帰ってきたぞ」 「帰ってきた…の?」 「新卒の時に営業でよく来てた天王洲アイルだ」 「そんな私ももう40歳か」 「5年前、通勤してた永田町だ。今は島暮らし。なんか笑っちゃう。人生っておもしろい」 「外苑のおいしい店に行ったな」 「東京のどこを切り取っても思い出だらけ。やっぱり、私は東京でたくさ

    • ゲームに負けるって難しい

      昨日の夜は、子供たちと3人で「坊主めくり」をしていた。 「坊主めくり」とは、百人一首の絵柄がある札を順番にめくっていって、坊主・姫・殿(おじさん)のどれが出るかによってアクションが変わる、完全運任せのゲーム。(ルール参照) 疲れた平日の夜に、大人は手加減することを考えないでいいし、1ゲーム10分ほどで必ず終わるので、寝る時間との相談もしやすいゲームだ。しかも、幼児にも分かりやすいので、家族で楽しめるのもうれしい。 と、ゲームの説明が長くなってしまったが、昨日の出来事。

      • あいさつにはチカラがある

        「やっちゃん、おっはよ〜」 「おー、おはよう!これから、お山かい?」(お山:森のようちえんの愛称) これは、4歳息子と同じ集落に住むおばあちゃんとの会話だ。息子は車のなかから、おばあちゃんは野菜を乗せてリアカーを引きながら。 これは、心あたたまる、私が好きな光景。 以前、夫の実家がある福岡・糸島市の道を歩いていた時のこと。島ではすれ違う人にあいさつするのが当たり前なので、その感覚で、すれ違ったおばあちゃんに「こんにちは」とあいさつした。 するとおばあちゃんは「あいさ

        • ピュアなエネルギーって大事

          今日は水曜日。平日仕事のみなさんにとっては折り返しの日。 そんな平日ど真ん中なのに、自分を着飾らずに、ピュアなエネルギーに駆動されて生きるって大事だよね、という話をしていた。仕事でこういう話が扱えること自体が幸せだなと思う。 私は、生きることを探求しているなかで、自らの意思で島流し(海士町への移住)を選択した。以前ブログでも書いたのだが、移住の明確な理由は何か、と問われると、「直感的に」というのが一番手前にある。 ありがたいことに、この島でそう伝えると「そうだよね。うん

        島から東京に着くと。

          海さん、山さん、ねぇ教えて。

          なんだか、頭の中でいろんな声が飛び交っている。 「自分は、どう生きたいの?」 「 ” Iターンの人 ”でいいの?」 「ビールをamazonで買ったけど、町にお金落とさないでいいの?」 「なんのためにここに来たの?」 しかも、その声は、私に何かを突きつけてきているようで、共に、一緒に考えよう、ではなく、まるで指差しされているような感覚なのだ。誰に、言われたわけでもないのに。 問われることを考えたい気持ちもありながら、正直、考えるのがしんどいとも思う。両方の気持ちが、私の中

          海さん、山さん、ねぇ教えて。

          「土日を休みと思うなよ」

          ごめんなさい、月曜日、ちょっとやさぐれてます。 子どもが生まれてから、感覚として「土日=おやすみ」でなくなったのですが、ワンオペになって、それがより加速している。 小2(娘)と年少(息子)では、年齢、好みも違う。あっちの予定、こっちの予定、なんとか付き合ってもらっても、帰りたいの連発。 夫がいる時は、それぞれ行動できるのだが、そういうわけにはいかない。正直、つかれる。やっと家に帰ってきて、子ども達が外で遊んで一人になれた、と思ったら、やれ「ウ○チ!しりとりしながらね」、

          「土日を休みと思うなよ」

          夜のドライブはあったかい

          久しぶりに、夜、遠くまで(と言っても片道20分ほど)、車を運転することになった。 こちらの夜は、本当に真っ暗。本当に、暗い。この前、車をバックする時に白いランプが付くのは、後ろを明るく照らすためのものだったんだと、白いランプに助けられた時に、知ったほど。 暗いし、子ども達と私の3人だし、ちょっとテンション上げようと思って、音楽をかける。最初はみんなで歌いながら、車を走らせる。 外が暗いこともあってか、3人でいるこの空間だけは明るく、あたたかく感じる。 息子がふざけ始め

          夜のドライブはあったかい

          こんなにも胸がギュッとなるなんて

          こちらに来てから、早くも1年が経とうとしている。 1年経った今も、毎日、新鮮なことばかり。新鮮だ!と、思えるのも今しかないかもしれないから、記していきたい。正確には、記したいと思えるほどの心のゆとりが出てきた、かもしれないけれど。徒然なるままに、書いていこうと思う。 寝る前の絵本タイム。昨日は、娘(小2)の教科書にある好きなお話を読んで、と息子(4歳)。お話を一つ読んで、その後、ペラペラと教科書をめくる。 谷川俊太郎さんの詩があった。 この夏、せみもたくさん見た。あみ

          こんなにも胸がギュッとなるなんて

          今年の夏は完了しました。

          「扇風機いらないぐらい涼しいよ」 寝る前の息子の一言が、ひぐらしの鳴き声とともに夏の終わりを感じさせる。 今年の夏、世の中の状況は厳しいにも関わらず、6組18名の友人が島を訪れてくれた。昨年はゲストとしてこの島に訪れたのに、今年はホストとして迎えることとなったのだ。1年ごとの変化は、ここ数年、想像つかないものが続いている。 一緒にごはんを食べ、海に行き、近況を交換する。たったそれだけのことだけれど、一つ一つの思い出がどれも胸に焼き付いている。 箱バン(箱型のミニバン)の

          今年の夏は完了しました。

          離島で暮らすことを決めた理由

          東京生まれ、東京育ちの38歳。この春から、隠岐諸島の海士町(あまちょう)に暮らしの拠点を移すことを決めた。自分の記録のために、そしてこの記録が誰かの参考になればという気持ちで、離島で暮らすことを決めた理由について書きたいと思う。 海士町のコンセプトは「ないものはない」本土からフェリーで3時間。人口は2,400人、コンビニはない、信号機は1つだけある島。縁があって、昨年夏に家族で訪れた。島に到着してはじめに感じたのは「音が違う」ということ。長年のマスク生活で耳の感覚が発達した

          離島で暮らすことを決めた理由

          必要だったのは、この時間かもしれない

          分からない。なんでか、分からない。言い方のコントロールができない。 昨日の朝、昨日の夜。 「これではいかん」と、昨日の夜、子ども達を寝かしつけた後に、とにかく自分を甘やかした。 パクチー納豆キムチ豆腐&レモンサワー、スモークカマンベールチーズとクラッカー&赤ワイン。写真でも撮っておけばよかった。 BTSをyoutubeで見て、好きなドラマ(今は『海街チャチャチャ』)をNetflixで観て、そうそう最後には、あんドーナツなんかも食べてね。 これで気分は戻るのではないか

          必要だったのは、この時間かもしれない

          ルーティンが戻ってきた

          通常運転が戻ってきたわが家。 朝、上の子を送り出して、 下の子と一息ついて、軽く掃除して、コーヒー淹れて。 育休中の、もっとも幸せな時間だ。(アリガトウ) 両実家とも、とても恵まれた環境にあり、 年末年始を楽しみ、このままがいい・・・とも思ったけれど、 こうやって”日常”が帰ってくることも悪くない。 ありがたい日々だったな、 またみんなで笑って会いたいな、 それまでがんばろう、 とか、シンプルな感情が湧き上がってくるから。 そう思えるのも日常があるからこそ。 また

          ルーティンが戻ってきた

          最後の夜

          アラサー最後の夜の出来事。 どこかに記しておきたくて、でも手帳を持ってないわたし。 そうだ、noteがある! noteさん、ありがとう。 4歳になりたての娘が、 ♪大きくなったら何になろ〜 大きくなったら何になろ〜 1つのおゆびで何になろ〜 ”チクチク注射のおいしゃさん” と歌っていた。 1つのおゆびが5までいくこの歌。 最後の5のところで、 ♪大きくなったら何になろ〜 大きくなったら何になろ〜 5つ(ごっつ)のおゆびで何になろ〜 ”マぁマをまもる だっこやさん”

          気の合う仲間

          気の合う仲間というのは、 自分の得意としていることを気づかせてくれたり、 昔話をしてげらげらと笑ったりできて、 本当に大切な存在である。 今日は気の合う仲間とランチしていて (育休中にしかできない平日ランチ!感謝!)、 気づいたことがあった。 まず1つ。 やっぱり気の合う仲間というのは最高だということ。 当時、超がつくほどのベンチャー企業にいたわたしたちの毎日は、 一つの方向に向かって突っ走った青春と呼べる日々。 夜通し、仕事のことについて語り合い、 おたがいのいろんな考

          茶色い食卓

          昨夜、ひさしぶりにわが家の食卓が茶色だらけだった。 一応、お料理に関する仕事をしているので、料理は目で味わうということも知ってはいる。 考えたはずなのに、茶色だった。 自家製鶏チャーシュー炒飯、 ごぼうと人参のにんにく醤油揚げ、 白菜のみそ汁。 炒飯に入れたねぎが思ったほど緑じゃなかった、 人参に片栗粉がつきすぎてしまって色が出なかった、という 想定と違うこともあったのだが・・・ さすがに、、と思い、 ヘタ付きのプチトマトで、赤と緑のフレッシュさを追加だしてみたりし

          まず、始めてみること

          2018年12月。 平成最後の年の瀬。 まもなく35歳になろうとしている。 わたしの人生は、平成という年号を、ど真ん中で過ごした。 7歳(小1)から35歳まで。 この夏に、2人目の子どもを出産した。 その大イベントをもって、私の平成は幕を閉じそうだ。 わたしは自分が考えていることを客観視するのが好きで、 最近考えているのが、 「○○だから、○○しよう」が私はできないんだ、ということ。 たとえば、 お誕生日だから何かプレゼントを買おう、とか。 ある人は、そういう日がある

          まず、始めてみること