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こんなにも胸がギュッとなるなんて

こちらに来てから、早くも1年が経とうとしている。

1年経った今も、毎日、新鮮なことばかり。新鮮だ!と、思えるのも今しかないかもしれないから、記していきたい。正確には、記したいと思えるほどの心のゆとりが出てきた、かもしれないけれど。徒然なるままに、書いていこうと思う。

寝る前の絵本タイム。昨日は、娘(小2)の教科書にある好きなお話を読んで、と息子(4歳)。お話を一つ読んで、その後、ペラペラと教科書をめくる。

谷川俊太郎さんの詩があった。

みんみん
       たにかわしゅんたろう

みんみん なくのは せみ
そうっと ちかづく あみ
はやしの むこうに うみ
きらきら かがやく なみ

よびごえ きこえる みみ
いちばん なかよし きみ
とこやに いったね かみ
まっかに みのった ぐみ

この夏、せみもたくさん見た。あみもたくさん使った。はやしの向こうにあった海。かがやく波。「おーい」というよびごえ。玄関先で丸坊主にしたかみ。お山でひろった、渋いぐみ。

夏の思い出が、色あざやかに蘇ってくる。

海は身近なあそび場

こちらでの日々のおかげで、谷川俊太郎さんの詩がこんなにも胸をギュッとさせる。こう感じられるようになったことは、私にとっての豊かさそのもの。

行間が好きです

ありがとう。すべてに、ありがとう。


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