今年の夏は完了しました。
「扇風機いらないぐらい涼しいよ」
寝る前の息子の一言が、ひぐらしの鳴き声とともに夏の終わりを感じさせる。
今年の夏、世の中の状況は厳しいにも関わらず、6組18名の友人が島を訪れてくれた。昨年はゲストとしてこの島に訪れたのに、今年はホストとして迎えることとなったのだ。1年ごとの変化は、ここ数年、想像つかないものが続いている。
一緒にごはんを食べ、海に行き、近況を交換する。たったそれだけのことだけれど、一つ一つの思い出がどれも胸に焼き付いている。
箱バン(箱型のミニバン)の後ろに大人5人乗せてもらって星を見に行ったり、生まれた時から過ごしている家族と息子の誕生日を祝ったり、4歳になった息子はかっこいい兄ちゃんたちに男気を教えてもらったり(兄ちゃんたちのおかげで飛び込みできるようになった!)。島の友人たちとも、花火したり、BBQしたり、釣りしたり、子どもを預けて飲んだり、隣の島まで行って海を満喫したりした。関わってくれたすべての人へ、ありがとう。
控え目に言っても最高な夏だった。38歳になっても、こんなに夏って楽しめるんだ、と。今までは、無意識的にブレーキをかけていたのかもしれない。自分次第で、いくつになっても更新していけるものなんだと思えた。
息子がこの前、ドライブしている時にふと言った。
この問いを咀嚼する日々が続いている。
実は、移住してから1ヶ月ぐらい経った時、正直もう私はここにいることはできないのではないかと思った。東京に戻ることも選択肢に挙げていた。友人が「あなたが笑顔でいることが何よりも大事」と、苦悩している私に、普通では考えられないような提案をしてくれたのだ。そのおかげで今、私はいる。改めて、感謝を伝えたいのと、もらったものを還元していきたい。
これからやってくる秋・冬。どんな日々が繰り広げられるのか。寒いのが苦手な私は、楽しみとちょっとした不安もありつつ、自分たちらしく暮らしを営んでいこうと思う。
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