ホームシックになったらば、想像力を鍛えればいいじゃない?
ここ数日、自分の仕事終りに、
友人の日本食ケータリング業の手伝いを
深夜までして、帰宅したらバタリと寝、
大好きなnoteも開けずに寂しい日々でございました。
しかも、大量のお出汁の香りを嗅いだら、日本食が恋しくなり..
日本であれやこれやが食べたい!と、
今、私は気が狂わんばかり。
そこで思ったのです。
4年も日本に帰国していないホームシックな私を助けてくれるもの。
コロナにも、邪魔されないもの。
それは、想像力。
想像力ではなかろうか、と。
義母が水族館で「あらー、新鮮!」とヨダレを垂らした、あの想像力。
そして義母の、靴下柄の靴下を選ぶという、思考の柔軟性。
この2つの力があれば、あら不思議、
フィッシュ&チップスが、天ぷらに、
チョコチップが、豆大福に、
プリンに醤油で、雲丹に、
脳内で変身ですよ。
(そう、以前こんなのもくれた義母です)
そこで。
想像力と言えばわが夫。
この義母の遺伝子を持ち、
更にイギリス在住20年ながら、
ブランチを「あ昼ご飯」、
リビングルームを「茶の間」、
フレンチのソースを「汁」という、
ブレない日本感を持ち、
風邪薬だとラムネ菓子をわたせば、
うやうやしく白湯で飲み、
「やっぱ、日本の風邪薬は飲んだ瞬間から鼻が通るわー」
と信じて治癒した、わが家の想像力王子、
Mrプラシーボこと、わが夫。
そんな夫との会話は少々想像力を要します。
ここ数日の発言を振り返ってみます。
よろしければ、みなさんも想像してみてください。
第1問:★☆☆(易しい)
「セルライト、もういい感じじゃない?」
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正解:
「メロンが熟したこと」
〈解説〉
セルライトとは、太モモの裏などにできる肥大した脂肪細胞の肌のボコボコ。それに似るほど熟してきたの表現らしい。
第2問:★☆☆(易しい)
「おい、息子。今日の分の、
猫ちゃんのキン◯マ食べた?」
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正解:
「ドライアプリコットを食べたかの確認」
〈解説〉
息子がよく腹痛をおこしていた時期に、こちらのお医者さんにドライアプリコットを毎日食べるように言われ、それ以来、毎日2粒づつ食べるようにしている。その確認らしい。
噛みごたえとか、甘酸っぱさとか…
第3問:★★☆(やや難)
「とうとうトイレが、9時から12時に…」
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正解:
「トイレレバーが、ゆるいこと」
〈解説〉
通常「3時→6時」の方向で押すレバーが
ゆるんで、「6時→9時」に。
それが更にゆるんで、「9時→12時」
になり、ついに「12時→3時」じゃないと流れなくなったという様。
手が回らず、
一回立ってから流したという報告らしい。
第4問:★★★(難しい)
「シャワーで壁ドン」
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正解:
「シャワーフックがゆるくなったこと」
〈解説〉
何度ネジをしめても、もうネジ穴がバカ。
シャワー中に、シャワー│頭《ヘッド》の角度が段々ゆっくりと下がり、シャンプーを流す時には、自分のおでこを「壁にドン」しないと頭にお湯がかからない様をさすらしい。
私の凡庸な想像力レベルでは
全て意味わからず、でございました。
実は、本日はわれら夫婦の結婚記念日。
夫の在宅勤務がこのまま続いて、
この想像力鍛錬のような会話が毎日続けば
40回目の結婚記念日には、
私の想像力は日本食どころか、
自分はアリアナ・グランデだと思い込むくらいには達していそうです。
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