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ブロックチェーンに関するワールド・カフェを開催します!

こんにちは、東京は寒い日が続いてますね。皆さん風邪を引かないようにお気を付けくださいね。

さて、私は金融エンジニア養成コミュニティというコミュニティのオーガナイザーをしてます。ここでは、「フィンテックエンジニア養成読本」を上梓したり、金融ビジネスサイドやエンジニア向けの勉強会を開催してきました。
そして今月の1月29日(水)に、東京のBASE Qの会場を借りてワールド・カフェを行うことにしました。そこで、今回はなぜブロックチェーンに関するワールド・カフェを開催するのかを紹介します。ワールド・カフェについてはこのあと説明しますね。
尚、このワールド・カフェの参加は無料なので、興味がある方は是非、申し込んでみてください。
◎エントリーは、こちらからお願い致します。
https://fintech-engineer.connpass.com/event/159365/
(※参加人数に限りがあるため抽選となります)

何故このタイトルなのか?

まず、イベントのタイトルが「404-Not Found >& New Economy 」になっていて、「何だこれ?」と思わった方がいるのではないでしょうか。

実は、なんとなく勢いでこんなタイトルをつけてしまいました。

ただ、本人としては「インターネットを置き換えるぐらいの新たな技術革新をみんなで生みだしてみましょう!」というメッセージを伝えているつもりです。
以下にキーワードごとに説明をします。
最初の『404-Not Found』の部分は、ブラウザでページが見つからない時に画面に表示されるエラーメッセージです。例えば突然サイトが閉鎖されて「いままで使ったり見ていたものは、自分にとって一体何だったのか?」という不満を現在のインターネットへ対して皮肉ったものをイメージしています。
続いて、『>&』の部分は、Unix(Linuxでもいいです)というOSに使われるコマンドのことで、リダイレクション(>)とバックグランド(&)とよばれています。リダイレクション(>)は転送(出力先を変える)、バックグランド(&)は裏で作業を行います。なのでこれは現在のインターネットは裏側のほうで触って、この特徴や反省点を参考にしながら、並行で別の何かに取り掛かりましょうということを意味しています。
最後の『New Economy』は、まさに新たな技術革新そのもので、特にブロックチェーンに拘ってはいないのでNew Economyとしています。
これを組み合わせて、”現在のインターネットを横目で見ながら、新たな改革を仕掛けていこう!”というメッセージのつもりです。

何故ブロックチェーンベースのワールド・カフェを行うのか?

まず、これまで4回勉強会を行いましたが、全て講演やパネルディスカッション形式でした。発表者の一方的な発信にならないように、参加者自身も積極的に参加できる場を用意したくて、Slidoという質問を投稿するツールを利用して、できるだけ参加者も参加できるようにしましたが、これをさらに参加型ににできないかという事で、参加者も常に一緒にディスカッションできるワールド・カフェを試験的に行うことにしました。
また、ブロックチェーンベースにした理由ですが、先ほどタイトルのメッセージで「インターネットを置き換えるぐらいの新たな技術革新をみんなで生みだしてみましょう!」とは書きましたが、実際にそれほどのアイデアを出すにはかなりの発想転換が必要です。ですがブロックチェーンをベースにすると、今まで当たり前だった中央管理的の仕組みを捨てるイメージが強いので、ブロックチェーンベースのような分散型の使い道を最初にインプットしてから、みんなでディスカッションすれば、刺激的なアイデアがでるのではという事で企画してみました。

おそらく社内の仲間と議論するのに比べて、いままで会ったことのない者同士で集まりアイデアを発散すれば、これまでに気づかなかったことや考え方を知ることになるはずです。そして、それを自社へ持ち帰って活用してもらう事で何らかの効果があれば、私たちのやり甲斐に繋がりこの活動を継続させることにもなります。

そもそもワールド・カフェとはなんですか?

ワールド・カフェはよくワークショップの1つです。ワークショップというのは、一方的に講習や研修を受けるのではなく、参加者が実際に作業をしたりディスカッションしたりする体験型の場になります。
今回はワールド・カフェを実施しますが、これはとても単純な取り組みなので、事前知識は特に不要です。いつでも、誰でも、すぐ、気軽に参加ができます。

今回のワールド・カフェの流れについてざっくりと説明します。
4,5人が1組でテーブルを囲んで20分づつディスカッション(ダイアローグ)をします。そして、一人だけはテーブルに残ったままで、他のメンバーは別テーブルに移動してそこでディスカッションするのを数回(ラウンドとよばれています。)繰り返すというものです。ワールド・カフェに興味が湧いて、もう少し詳しく知りたいという方は「ワールド・カフェをやろう」などの本などを参考にしてみてください。

そして、さらに今回の参加者にはすごい特典があります。それは、このワールド・カフェの各テーブルに必ず一人ブロックチェーン有識者のメンターがついている事です。しかもそれが凄い方ばかりです。

豪華な登壇者とメンター

あまりにも豪華すぎる出演者達です。本当にこれだけの豪華なメンバーで無料のイベントを開催してもいいのでしょうか。本当に感謝以外の何物でもありません。少なくとも彼らは、ブロックチェーンや分散型で社会が目覚ましく変化する今後の社会改革に好意を持ち貢献いただいた有識者達であることだけは間違いありません。
さっそく順番に出演者を紹介します。

■小林 弘人氏(基調講演)
株式会社インフォバーン 代表取締役CVO。
説明するまでもないと思いますが、初代日本語版WIREDの編集長で、他にも様々な雑誌やメディアを生み出している方です、有名な『フリー』や『シェア』などの監修もされており著書も多数あります。私にとっては雲の上の存在です。
さらに、ベルリン最大のテック・カンファレンスTOA(Tech Open Air)の日本公式パートナーや、企業と行政のイノベーターをネットワークするUnchainedを創設などを行い、ブロックチェーンの社会実装プログラムや領域横断型のイベント、勉強会、海外視察も実施されています。

■志茂 博氏(基調講演&メンター)
コンセンサス・ベイス株式会社 代表。
古くからブロックチェーンに関わり、ソフトバンク、大和証券グループ、日本証券取引所など業界大手のブロックチェー ン実証実験など数十以上の案件の経験とノウハウを持っている方です。NECとの共著のビットコイン、イーサリアム本の出版など数多くのブロックチェーン技術の本、雑誌、記事を執筆。経済産業省「ブロックチェーン検討会」委員も務めております。
フィンテックエンジニア養成読本」のブロックチェーン章の著者でもあります。

■川田 修平氏
株式会社フィノバレー 代表。
川田さんは、「さるぼぼコイン」「アクアコイン」などのデジタル地域通貨のプロジェクトを推進した方です。各地域でデジタル地域通貨が実験され、すでにその数は70近いのではないでしょうか。中でも「さるぼぼコイン」などは別格です。いったい何が違うんでしょうか。川田さんにピッチでご紹介いただく予定です。

■川本 栄介氏
株式会社アヤナスシグレ 代表。
前職のDMM.com時代の後半もブロックチェーン関連の事業部長をされており、現在は起業してトークンエコノミーエバンジェリストとしてご活躍されています。
中でもトークンエコノミーはとても重要な概念なので、ピッチでご説明いただく予定です。
幻冬社:0(ゼロ)からわかるトークンエコノミー

■栗原 宏平氏
コラボゲート共同創業者 CMO。
Government Blockchain Association東京代表。
ビジネス、政府領域のブロックチェーン専門家として、多数の国際学会などで積極的に情報発信を行っている方です。ワークショップのメンターなども数多くこなされています。

■旗手 友和氏
ブロックチェーンの専門家で、ブロックチェーン専門のコンサル会社での勤務経験もあり、bitcoin、イーサリアム、Cordaなどの多くの開発や金融業務の両方に詳しい方です。
フィンテックエンジニア養成読本」のブロックチェーン章のレビュワーでもあります。

■肥後 彰秀氏
株式会社TRUSTDOCK 取締役。
一般社団法人日本ブロックチェーン協会 理事。
一般社団法人fintech協会 理事。
肥後さんは、前職のガイアックス時代からブロックチェーンにも関わられてました。著名なビットコイナーであるRyan X Charlesによるハンズオン(おそらくこれはブロックチェーン大学校教材のベースにもなってると思います)を開催してくれましたが、おそらくビットコインの一般向けハンズオンとしては、日本ではこれが初だったのではないでしょうか。
フィンテックエンジニア養成読本」のKYC(本人確認)章のレビュワーでもあります。

■堀口 純一氏
ZEROBILLBANK JAPAN株式会社 CEO
Blockchain/SmartContract技術を活用した「企業間データ流通」や「情報銀行」プラットフォームの提供・運営を行われていて、MUFGでもお世話になっています。

■増田 一之氏
株式会社ブロックチェーンハブ 代表。
ブロックチェーン関連の教育・創業支援・コミュニティー運営を行っている。ブロックチェーンハブが創業当時に隔週で行われたブロックチェーンの講義に私も参加し、このおかげで今の知識を持てるようになりました。
主な著書の一つに「新事業企画・起業のための 実践ブロックチェーン・ビジネス」があり、今回はメンターに加え本の内容についてのピッチもお願いしています。

■三島 一祥氏
KeychainのCo-Founder。
一般社団法人Fintech協会 のアドバイザリーボード。
ISO/TC307ブロックチェーンおよび分散台帳技術標準化検討委員会メンバー。
初期の頃から日本におけるブロックチェーンや仮想通貨のエコ生態系の構築に貢献されていて、三島さんがいなければ、日本では暗号資産(旧:仮想通貨)の利用すら許可されなかったのではと私個人は思っています。
常に先見の目を持っている三島さんには、メンターに加えピッチもお願いしています。

■山田 宗俊氏
合弁会社SBI R3 Japan。
エンタープライズ向けブロックチェーンCordaを開発するR3に日本人社員第一号で入った方です。エンタープライズではCordaの人気があいかわらず高いです。尚、山田さんは私の前前前職での後輩でもあります。

■(NEW!)赤羽 喜治氏
株式会社NTTデータ 金融事業推進部デジタル戦略推進部 ブロックチェーンチーム 部長。
2015年よりブロックチェーンを始めとするFinTech領域の技術チームを立ち上げ。現在貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz」等、金融分野の枠を超えて推進中。
著書「ブロックチェーン 仕組みと理論 増補改訂版」他。

■(NEW!)川原 ぴいすけ氏
株式会社TECHFUND 共同最高経営責任者兼最高クリエイティブ責任者
日本の社会起業家。技術投資家、トレイルランナー、アーティスト(VENAFUとして活動)、ZEN2.0実行委員メンバー。
2015年株式会社TECHFUNDを創業しブロックチェーンアズアサービス「ACCEL BaaS」の開発や、技術投資によって「スタートアップ」「イントレプレナー(*1)」「トークンイシュアー(*2)」をサポートするプログラム「ACCEL PROGRAM」の事業推進に従事。2019年1月にはシンガポールにTECHFUND Pte. Ltd.を設立し、拠点を東南アジアに移しグローバルに活動中。
※1:企業内起業家
※2:トークン発行体、トークンオファリングを実施する主体者。

■(NEW!)篠原 航氏
合同会社DMM.com ブロックチェーン研究室テックリード
サーバサイドの設計・実装やビッグデータ基盤の構築に従事、計算リソースの効率化や継続的デリバリ、デプロイなどの開発支援に携わる。 最近ではSubstrateを活用したブロックチェーン開発に従事している。
執筆書籍『ブロックチェーンアプリケーション開発の教科書』『試して学ぶ スマートコントラクト開発

■(NEW!)大橋 雅人氏
日本オラクル株式会社
東京理科大学院 技術経営修士(専門職MOT)取得。日本オラクルに入社後、製造業を中心とした業務コンサルティング、データ活用に関わるプロジェクト・マネジメント、コンサルティング・ビジネスの推進を担当。 その後、ビッグデータ関連の戦略ビジネス開発/推進を担当し、現在はブロックチェーン、IoT、AIといった新規技術のビジネス開発/推進を担当している。

■藤井 達人氏
auフィナンシャルホールディングス株式会社 執行役員 最高デジタル責任者 兼 Fintech企画部長。
いまさら説明するまでもないですよね。金融・フィンテック業界では有名な方です。三菱UFJ時代には、MUFGコイン等の新規事業等の立上げも手がけます。
フィンテックエンジニア養成読本」の監修・著者でもあり、藤井さんが担当したフィンテックビジネスの章ではSTO情報銀行についても説明があります。

■阿部 一也
私です。これだけ豪華なメンバーの中で、私から紹介できるものがあるとすれば、唯一、3年前にWIREDが開催した「BLOCKCHAIN SUNDAY」というブロックチェーンの1日集中講義のイベントを企画したことぐらいでしょうか。こちらは私がメインで企画を担当しました。なのでこのワークショップも必ず成功させますので、みなさん是非いらしてくださいね。

上記以外にのメンターとも調整中なので、適時アップデートします。

このイベントの目的

運営は金融エンジニア養成コミュニティが行っています。私たちのミッションは、金融業界を活発にするために金融ビジネスサイドとエンジニアの距離を縮めることです。ブロックチェーンは金融という枠を超えたエコシステムで検討する事が多いので、今回は金融の縛りは設けておりません。
(新規事業に関わっている)ビジネスサイドとエンジニアの交流によって、参加者の皆様のビジネスに何かしら貢献できることを目的としています。

さらにワークショップの後には、フィンテック協会よりご支援いただいた懇親会が準備されております。こちらでブロックチェーンメンターや参加者同士でご交流いただければ幸いです。

また、「フィンテックエンジニア養成読本」という本を出しています。こちらはタイトルに似合わず、ビジネスサイドとエンジニアの両方へ役立つ内容で、もちろんブロックチェーンの章もありますし、巻頭では株式会社LayerXの代表取締役である福島良典氏へのインタビューもあります。興味のある方は是非購入してみてください。

最後に

会場規模の関係で人数に限りがあるため、今回は抽選形式となりますが、興味のある方は是非申し込んでみてください。
◎エントリーは、こちらからお願い致します。
https://fintech-engineer.connpass.com/event/159365


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