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ヨガインストラクターが解説する脳機能を高めるヨガの秘密

こんにちは、べっしーです。

今回の投稿では、脳の働きとヨガの関係性についてお伝えしていきます。
ヨガと聞くと、「スポーツや健康法、ダイエット」など、イメージしていまっている人も多いのではないでしょうか?

もちろん、健康を維持する方法として、ヨガは効果的です。実際にヨガで体を動かすことで、健康効果が出ていることから、 ヨガブームが起こっているほど。実は、ヨガは体を整えるという印象が強い一方で、脳機能とも深いか変わりがあります。

今回は脳科学に基づいたヨガ、瞑想法についてお伝えしていきます。

1:ストレスフリーな日常を送るための脳とヨガの関係性


ヨガと脳の関係を説明していく前に、脳機能について軽く 解説します。脳は臓器の1つです。 私たちが身体を動かせているのは、この脳という臓器が電気信号を通じて、身体に行動信号を送っているからこそ、手や足など身体を動かすことや目や鼻から入ってくる五感感覚の情報も、脳が処理して、私たちの感情・気怒哀楽をコントロールしています。

つまり、感情のコントロールはすべて脳が 一貫して行っており、この脳をコントロールすることができれば、リラックスな状態を維持できる、ストレスフリーな生活を送ることができる、ということです。そして、ヨガには脳の機能を高める効果が期待され、特に最近わかっているのは、認知機能に対する効果が期待されているのをご存じでしょうか?実際に、各国の研究結果でヨガが認知機能を高めるという研究結果が出ているほど。

この認知機能の向上や認知機能の改善、維持の効果を得るために、近年多くの人たちがヨガを取り入れています。さらに、ヨガは脳内にとどまった感情をリセットすることで、脳機能を回復してくれる効果もあることが研究結果でわかりました。

2:日本人が誤解しているヨガが世界で注目される理由

ヨガと聞くと、モデルさんや芸能人の影響で「 綺麗になりたい人」「健康的に痩せたい人」が行うエクササイズやダイエットなどのイメージとして認識されています。しかし、インド、アメリカ、イギリス、ドイツなどの先進国では ヨガを代替医療として積極的にと入れられている医療療法です。アメリカでも、代替医療として使われる方法として、ヨガはTOP10に入っているほど、効果が期待されています。

世界中のヨガ人口は、約3億人とも言われており、それだけヨガは日常生活に溶け込んでいると言われているのをご存じだったでしょうか。

ヨガは極端なポーズを取ったり、普段は行わない 苦しいポーズを取ることで、体を整えていくという認識を持たれている人は多いですが、実際は瞑想や呼吸法にカテゴライズされます。プラーナと呼ばれる生命エネルギーと酸素を 呼吸法によって取り入れることで、健康を維持する方法です。

深い呼吸をすれば、肺や内臓が刺激されて、胃腸が健康的になることがわかっています。
ポーズはあくまでも深いしん深い呼吸をサポートするためであって、ヨガの本当の本質は呼吸法です。

3:現代人がヨガを取り入れるべき3つの理由

次に、ヨガから得られる3つの効果と、その理由についての解説です。

1:自律神経を整えることで、仕事のパフォーマンスが向上する

ヨガは、呼吸法でもあり、瞑想であるとお伝えしました。呼吸を整えることで、健康的にも健康にも影響、良い影響を与えてくれています。その理由は、呼吸は生命エネルギーを活性化させるという教えのもと、呼吸が浅くなってしまうことで、ストレスが上昇してしまうことが原因です。ストレスが高まると、自律神経のバランスを取っている交感神経と副交感神経のうち、交感神経が優位になって、呼吸が浅く、速くなってしまいます。


肺は心臓や胃腸などの臓器と違って、自ら伸張せず、横角膜や序骨の間の筋力を動かすことで呼吸行動を行い、深く呼吸するためにも、この横角膜や叙骨を意識的に動かさなければ、 健康的な呼吸を行うことができません。

肺を広げて、 砲角膜が十分に動かすことができない浅い呼吸を続けていると、脳内に十分な酸素が酸素の循環が行われなくなり、横隔膜の上下運動が起きなくなります。

すると、内臓に刺激を与えることができないことで、 内臓機能が弱くなり、便秘など健康障害を起こす原因にもなります。

さらに、副交感神経が優位になってしまうと、注意力や散昧になり、仕事でもミスが増えますますストレスが高まってしまうという、マイナスのサイクルに陥ることも多いです。
このことから、仕事のパフォーマンスを向上させるためにも、深い呼吸を意識することが必要です。この日常的に深い呼吸を取り入れるためには、ヨガを活用して、深い呼吸を体に覚えさせる必要があります。

2:脳力アップで創造性が広がる

脳にはストレスを受けた時に反応する1.5センチほどの扁桃帯にストレスがかかってしまうと、自律神経のコントロールを行う部位から、交感神経を優位にさせる脳の指令が出てしまいます。

これだけで交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、 記憶や感情を司る海馬の一部が委縮してしまうのが身体の構造です。さらに、慢性的なストレスに晒されてしまうと、 扁桃体が大きくなる一方で、感情を抑制している前頭前野の支配力が弱まってしまいます。


この前頭前野は、脳の中でも高度に進化した領域で、抽象的な思考にかわ関わる神経経路があり、集中力を高め、計算などの能力を司るワーキングメモリーとしての機能を兼ね備えている部位です。

ストレスが高まると、前頭前野の中にある重要な神経細胞の活動が弱まり、脳の力が低下してしまいますが、ヨガや瞑想を行うことで、この脳を休ませることができ、脳細胞を修復することができます。

そして瞑想の効果により、脳に良い休息を与えることでき、ひらめきやインスピレーションが生まれやすくなります。脳は活性化され、これがいい形で働くと、これまで考えつかなかったアイデアが湧いてきたり、解けなかった問題ができた、などの効果があることが確認されました。


脳の力をいかに引き出し、そしてコントロールするかという能力は、瞑想やヨガによって培われ、さらに能力アップに も繋がります。まさに、現代人が習得するべき、大切なスキルの1つです。

3:ヨガや瞑想で鼻呼吸方法を習得すれば、記憶力がアップする

テレビ番組などでも、鼻呼吸と口呼吸という事例が取り上げられますが、口呼吸をしていると、脳を疲れさせる呼吸であると研究などで発表されています。 口呼吸をしている時は、脳が無駄に酸素を消費している状態になっていることをご存じだったでしょうか?

つまり、口呼吸を行うことによって、脳が働きすぎている状態になり、脳に慢性的な疲労がたまることで、記憶能力や 仕事の効率が下がってしまう原因になるとも言われています。その改善策がヨガや瞑想で習得できる呼吸法です。脳の過労を回避し、記憶力や仕事の効率アップが期待できます。

この鼻呼吸を行うことで、 脳は省エネ運動を行ってくれます。実は、脳が使うエネルギーのうち、意識的な活動で使われているエネルギー量は、全体の約5%しかありません。残りの20%が、細胞の修復などに使われ、 残った60%から80%は何もせず、ただぼんやりしている時に、消費されるそうです。

鼻呼吸を習得することで、この何もしてない時に消費されるエネルギーを節約することができ、残っているエネルギーで、インスピレーションや、ひらめきを引き起こしやすくなります。

なので、鼻呼吸を覚えることによって、脳が活性化し、仕事のパフォーマンスやストレス、緩和など、健康状態を維持することができます。

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今回の記事で、ヨガが脳の休息につながり、集中力や記憶力、感情のコントロール能力が高まることがわかりました。ヨガは、これからの生活でなくてはならない存在、 習得すべき能力です。

ストレス社会の中、自分の感情をコントロールし、素晴らしい人生を送るためにも、ぜひこのヨガ、瞑想法を取り入れてください。私の開催しているコミュニティでは、ヨガや瞑想法について、一緒に体験しながら、ヨガを習得してもらうことができます。

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